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広島ドラゴンフライズとのクォーターファイナルを制す
Bリーグ1部(B1)千葉ジェッツ(東地区1位)は13日から15日に広島ドラゴンフライズ(西地区4位)とチャンピオンシップ(CS)クォーターファイナル(QF)を戦い、第1戦を70-72、第2戦を98-69、第3戦を96-91とし、2勝1敗で勝利。第3戦までもつれ込んだ末、セミファイナル進出を果たした。
天皇杯優勝、地区優勝、続くCS優勝に向けての史上初三冠がかかったQF。第2戦には船橋アリーナで今季最多観客数となる4,625人が押し寄せ、注目度が高い試合となった。
第1戦はラストショットまで勝敗が分からない激戦の末、敗戦。後がなくなった第2戦は第1クォーター(Q)からチームで33得点するなどオフェンスが爆発し、大差での勝利となった。
お互い後がない第3戦はCSにふさわしい熱戦となった。千葉Jは第4Qを6点リードで開始。さらに残り5分53秒からは11-0のランを展開し、この日最大の17点のリードを奪う。勝負は決したかと思われたが、そこから広島が意地の巻き返しを見せ、残り28秒には5点差まで追い上げる。しかし、試合終盤に富樫が冷静にチームをコントロールすると、最終的には96-91で広島を退けセミファイナル進出を決めた。第3戦では富樫が19得点14アシストを記録した。
20日から22日にかけて行われるSFでは、ファイナル進出をかけてアルバルク東京(東地区2位)と戦う。
千葉J ジョン・パトリックHCの5/15広島戦後のコメント
-広島戦第3戦の総括
「Do or Die」の試合で最初の35分は千葉Jのペースでしたが、最後の4分ぐらいフリースローのオフェンスリバウンドを広島が非常に頑張っていて、3ポイントを入れて、また最後に試合が面白くなりました。本当に大事なときに(佐藤)卓磨がベンチから出てシュートを決めてヴィック(・ロー)も、広島が第4Qでランのときに3ポイントを入れて、(富樫)勇樹は全然緊張してなくて、冷静にボールを運んできた。(千葉Jが)第1戦目はプレイオフのインテンシティが足りなかったと思うけど、今日は両チームともに全力を出してお客さんにとっていい試合だったと思う。
週末、A東京と試合するのでしっかりリジェネレーションをして、3週間前に試合があったので、たくさん復習はいらないと思います。100%の力で土曜日頑張りたいと思います。
-富樫勇樹が周囲に与える影響とは
彼はチームの顔だと思いますし、リーダーシップもあります。得点の取る力もありますけど、外国籍が少しナーバスになったときは冷静にプレッシャーブレイクして、大切なときに3ポイントだけじゃなくてレイアップも打つ。千葉Jのキャプテンで、チームリーダーというのは間違いないです。
千葉J・富樫勇樹の5/15広島戦後のコメント
-広島戦第3戦の総括
タフなゲームでした。結果が全てなので、内容ももちろんですけどまず勝ったことが一番よかったかなと思います。
-自身のプレーで周囲にどんな影響を与えたいか
すごくリーダーシップある方でもないと思いますし、一応キャプテンとして何シーズンかやらせてもらっていますけど、いわゆるキャプテンというような仕事をしているわけでもなく、コートに中で気づいたことというか自分が思ったことを常に発しているだけです。でも勝ちにこだわってやっているところなど若手の選手が今多いので、そういう姿勢を見て、着いて来てもらえたら嬉しいなという気持ちでやっています。
千葉J・佐藤卓磨の5/15広島戦後のコメント
-広島戦第3戦の総括
激闘というシリーズだったと思います。広島もすごくレギュラーシーズンより良い形で仕上げてきて、初戦自分たちの手出しが悪かったので、その原因があってチームとしても、今振り返れば初戦負けてよかったのかなと思うぐらい、2戦目、3戦目と内容良くできたのですごく嬉しい。また、最高のブースターの前でこうやってプレーできるのが本当に嬉しいので、そのシリーズを今回で終わらせずにまた来週もいけるというのがすごく嬉しいです。
-A東京戦に向けた準備
まず自分はコートに立ったらエナジーを出して、攻守でどっちもみんなを繋げるというか、みんながより一層良さを最大限出すというのと、自分の良さを出すっていうのが仕事だと思うのでまずそこに集中する。A東京はすごく経験があって手強い相手なので、相手のシューター陣を抑えることをしっかりスカウティングしていきたいなと思います。