「矢印をしっかり自分たちに向けて」名古屋ダイヤモンドドルフィンズの精神的支柱・中東泰斗が語る成長への意識
名古屋ダイヤモンドドルフィンズの中東泰斗©Basketball News 2for1
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 2025-26シーズンの約3分の2を終え、各地区が混戦模様のBリーグ。西地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは2月のバイウィークを30勝9敗とし、首位の長崎ヴェルカに3ゲーム差の2位につけている。昨シーズンは中地区4位、全体9位でチャンピオンシップ進出を逃しただけに、今季にかける思いは大きい。

 悲願の優勝に向けて歩みを進めている名古屋Dだが、そんなチームを支えるのが中東泰斗だ。2014年からチーム一筋でプレーする中東は、昨シーズンに引き続き今季もキャプテンを務める。抜群のキャプテンシーとオールラウンドなプレーでチームを支える中東に、今季のチームについて話を聞いた。

練習で汗を流す中東©Basketball News 2for1

西地区2位の好位置も「すごくもったいない」

ーーここまで西地区2位だが、手応えは

僕はけがで途中からしか出ていないんですけど、いい位置にいるなと思います。でも正直もったいないゲームもあったので、もうちょっといいところにいられたのかなって。すごくもったいないなという感じですね。

ーーけがで出られない時期、どのような思いで見ていたか

チームとしては連勝したり、めちゃくちゃいい時期だったので、特別こう思うこともなく「いいな、早くプレーしたいな」という気持ちでした。

ーー第15節ファイティングイーグルス名古屋戦で連敗、16節の佐賀バルーナーズ戦と合わせて3連敗を喫した。敗因は何だったのか

FE名古屋戦の前の茨城戦から出だしもあまり良くなくて、チームとして「ん?」ということが多かった。相手どうこうというより、自分たちがやるべきことをやらなかったり、今までできていたことが急になぜかできなくなってしまった。ディフェンスだったり、エラーがすごく多くて、今まではなかったのが急に出て、そこからお互いのことを疑心暗鬼にしだして、ちょっとずつ崩れたのかなと。

ーー試合後のミーティングで選手間で話し合いがあったと聞いた。具体的にどんな話し合いをしたか

ショーン・デニスHCが話をしていたんですけど、終わってアーロン・ヘンリーが何か言おうとした時に「いや、今俺が話すだけ」と。いつもだったら選手の話を聞いてくれるんですけど、その時に僕が「ちょっと選手で話そう」って。みんなそれぞれ思うところがあって、お互いを信頼していないことだったり、チームとしてどうかというところにあまり目を向けられていなかったりしたのかなと。どうしていくかをすごくチームで話し合いました。その次の佐賀戦もなかなかうまく切り替えできず、あれだけの点差(11点差)で負けたのも初めてだったので、みんなすごく危機感を感じて、そこからはすごくいい感じで来ています。

ーー自身としての課題点はあるか

自分としてはすごくいい感じで、出たときに流れを変えるプレーはできていると思うので「波なく、ずっと継続してダメなときがないように」していきたい。あとはけがをしないように。

ーージェイク幸輝・ホルツと小澤飛悠、2人のルーキーに期待することは

2人ともすごくいいものを持っているので、あとはいろいろ経験をして、どんどん成長していくことが大事かなと。今のチーム状況で、いい選手が集まっているので、その中で練習からいろいろ吸収することがあると思います。それはこのチームにいる良さかなと。こんなにタレントがいるチームってなかなかないと思うので、そこで毎日できるというのはすごくいいことだと思います。

ーー2人に対してどういった声掛けをしているか

特に飛悠はよく試合にも出ているので「考えすぎず思いっきりやった方がいいよ」と。ディフェンスのことなどをよく質問してくるので、それに自分の持っている経験をしっかり伝えられたらいいなと思います。

記者の質問に答える中東©Basketball News 2for1

ーーなかなかプレータイムをつかめない若手、1年目の選手に対してキャプテンとしてどう接しているか

あまり直接声掛けはしていないんですけど、自分が練習をいろいろたくさんやることで「キャプテンがこれだけやっているなら僕もやらないと」って思ってもらえるように。なるべく自分がワークアウトなどを率先してやっているので、そういうところを見てベテランがやっているなら自分もやらないとって思ってもらえればいいかな。

いくら自分が口で言ったとしても、結局やるのは本人なので、あまり言っても意味はないかなと思って。本人がやるかやらないかは決められるし、自分がいくら言ったところで、響かないと意味がない。それよりも自分が行動でしっかり見せていけたらいいかなと。キャプテンがこれだけやっているなら、やらないといけないなという危機感を思わせるぐらい、自分もやらなきゃいけないなと思っています。

ーー佐藤卓磨の復帰も近いと思うが、タレントが揃っているが故にチーム内での競争などはあるか

いいことじゃないかなと思っていて、いかにプレータイムがあるないに関わらず、チームのためにどれだけ動けるかが大事かなと。優勝するためにはみんなの力が必要だと思うし、いい競争心を持ちながらチームファーストで全員が動けたら、優勝にすごく近づくと思います。

ーー優勝を目指していける順位にいる中で、さらに成長するためには何が必要か

今は矢印が審判に向いていたり、最近ちょっとテクニカル(ファウル)も多かったりするので、そういうところは言ってはいるんですけど、今の課題かなと。その矢印をしっかり自分たちに向けて、コントロールできないことに目を向けるんじゃなくて、しっかりコントロールできることに目を向けることがすごく大事かなと思います。

ーー日本代表に選ばれた後に、齋藤拓実がチームに与えた影響は

今までは、なかなかチームから選ばれることがなかったので。拓実に関しては選ばれてもおかしくない実力はずっと持っていたので、僕としてもやっと選ばれて、あれだけできるのは知っているので、代表でスタメンでしっかり結果を出して「そりゃそうだな」っていうのはあって。やっと認められたのかなと。彼は別にやっていることはあまり変わっていないですし、今までなんで選ばれていなかったんだろうって疑問でした。今村佳太もそうですけど、代表クラスの選手がすごく多いと思うんで、選ばれたからどうこうとか思わないです。

ーー終盤戦への意気込みは

(取材時は)長崎と4ゲーム差なんですけど、長崎が負けるかはわからない。自分たちがしっかり勝ちを重ねて、自分たちの目標は「西地区優勝、ホーム開催」なので、それに向けて自分たちがしっかりコントロールして、その目標に向かってしっかり突き進んでいきたいと思います。

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