信州ブレイブウォリアーズ ジョシュ・ホーキンソン、ラスト3試合へ「最後の日まで『日々成長』したい」
記者会見に臨む信州ブレイブウォリアーズのジョシュ・ホーキンソン©Basketball News 2for1
バスケットボールニュース2for1代表。スポーツニッポン新聞社の編集者・記者を経て、2020年に現メディアを立ち上げる。日本代表やBリーグからNBA、WNBAまで国内外さまざまなバスケイベントを取材。スポーツライターとしても活動している。

 Bリーグ1部(B1)・信州ブレイブウォリアーズは4月29日、ホームのホワイトリングでシーホース三河と対戦。前節の広島ドラゴンフライズ戦同様、ロスター8人という苦しい台所事情で戦った信州だったが、三河のクインシー・ミラーに20得点、ダバンテ・ガードナーに18得点を許すなどインサイドでアドバンテージを取られ、61-75で敗れた。

 信州はジョシュ・ホーキンソンがチーム最多の15得点7リバウンド4アシスト、岡田侑大が13得点、アンソニー・マクヘンリーが12得点を記録。試合後、勝久マイケルヘッドコーチ(HC)、ホーキンソン、岡田が記者の質問に応じた。

信州ブレイブウォリアーズの岡田侑大(右)©Basketball News 2for1

信州・勝久マイケルHCの4/29三河戦後のコメント

-三河戦の総括

 今日(第1戦)の試合を一言でまとめるとすると、エナジーという部分で我々のベストを出せなかったと思っています。相手には居心地よくやらせていた中で、我々は向こうのディフェンスのガード陣のインテンシティによってオフェンスではその逆(になってしまった)。

 フィフティフィフティボールのところだったり、ディフェンスでもオフェンスでもズレをアタックする準備だったり、やるべきことをやった結果いいものが作れて、余裕を持って良い判断ができる、というところにはあまりならず、本当にエナジーの部分で今日は負けたと思います。明日(第2戦)はホームゲームラストなので、絶対にその言葉は明日使いたくないと思う。出だしから、ブースターの皆さんの前で戦える最後の試合と思えるようなエナジーでしっかり明日戦いたいと思います。

記者の質問に答える勝久マイケルHC ©Basketball News 2for1

-エナジー以外で改善したい部分は

 エナジーと言ったんですけど、エナジーが改善しなければいけないたくさんの部分に影響していて、遂行力にも影響しています。なので、一言で言ったら、それです。(エナジーが)オフェンスでもディフェンスでも遂行力という面に影響してくるので。

 もちろん、遂行力の話、一つ一つのディテールの話は明日チームでしていきますけど、何のカバレージをやっても、集中力とエナジーを持ってそれを遂行しなきゃいけない。オフェンスでも同じく、改善しないといけない点はいっぱいあるんですけど、今日に関してはエナジーの部分が大きく影響しています。

 もちろん選手たちは、厳しい状況の中で頑張っていて、ジョシュ(ホーキンソン)も隔離明けで練習もあまりできていない中で今日このプレータイムになってしまったり、頑張ってはいますが、相手がいることなので。例えばフィフティフィフティボールで言ったら、自分たちがエナジーを持ってやってるかっていうより、相手に勝るエナジーじゃなければいけない。最低限、見てるお客さんにそれを感じさせるのは当然、やらなきゃいけないことなんですけど、勝つためには、相手より(エナジーで)勝らないといけないです。

信州 ジョシュ・ホーキンソンの4/29三河戦後のコメント

-三河戦の総括

 (第1戦のように)ロスター8人など人数が揃わない試合では、今までは勝つためにエナジー高くプレーすることができていたのですが、そういった試合と違い今日は勝利への危機感が足りなかったと思います。そういったところはフラストレーションが溜まる部分ではありました。シュートもなかなか決まらず、その影響で意識もなかなか切り替えることができず、ディフェンス面での集中力も足りなかったと思います。そういった部分が原因で点差を詰め切れず、リードを奪うということができませんでした。

記者の質問に答えるホーキンソン©Basketball News 2for1

ーシーズン最後の3試合に向けての意気込み

 今シーズンはプレイオフ(チャンピオンシップ)に出場できませんでしたが、それでも最後まで戦う意味は大きいです。プレイオフの望みが断たれたチームはその後の試合などへのマインドセットが変わってしまうようなチームもありますが、我々のチーム、選手やコーチングスタッフ、運営陣は「不屈の精神」で戦っています。そして、「日々成長」を目指して戦っていて、それはチームが始動した初日から変わらないし、プレイオフ進出の望みがなくなったとしても変わりません。残り3試合あることは分かっていますし、最後の日まで「日々成長」したいと思っています。

 昨シーズンよりも勝利数を伸ばしたり、勝率5割以上でシーズンを終えるなど、先ほども言いましたが最後まで戦う意味は大きいです。そういった部分は長い目で見れば「日々成長」が感じ取れる部分だと思います。なので、最後まであきらめずに戦い抜く姿を見せたいです。

信州・岡田侑大の4/29三河戦後のコメント

-三河戦の総括

 自分たちのエナジーがなかなか足りないとこが多くて、どんなカバレージにしても居心地のいいように三河さんにオフェンスをさせてしまったっていう部分が一つと、向こうのディフェンスのカバレージに対して正しい判断ができなかったというのが(敗戦の)大きな要因かなと思います。

ー広島戦から三河戦までの間で、チームとしてどのようなプランを練ってきたか

 ジョシュが帰ってくるってことがわかって、その中でジョシュがいなかったときとはまた違ったオフェンスでもディフェンスでもカバレッジになるので、そういったことを確認しながら1週間はやってました。

記者の質問に答える岡田 ©Basketball News 2for1

ーホーム最終戦への意気込みは

 ホワイトリングで試合をするのは最後になりますし、今までやったこの1年間の全てをぶつけたいなとは思う。少ない人数で試合をしないといけないんですけど、出だしから自分たちの方が勝ちたいっていう気持ちを見せて、なおかつ頭は冷静に良い判断を、ということを心がけてやっていきたいなと思います。

ー負傷で下がったシーンがあったが、状態は

 何かでひねったとかじゃないんですけど、ずっと積み重なってたものが(痛みとして出た)。ここ2週間ぐらいずっと痛い状態で試合をしていたので。今日、相手が西田(優大)ということもあって、自分もディフェンスで気合が入ってましたし、踏ん張ってしまったときに、結構痛みが強く出てしまったので、前半は途中でベンチからはいなくなったんですけど。何とかテーピングとかもしながら、あと数試合なので、何とかやっていきたいなと思います。

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