“打倒・渡邊雄太”掲げた比江島慎が3Pコンテスト優勝 渡邊は本戦で「悔しさ晴らす」
3Pコンテストに出場した比江島慎(左)と渡邊雄太©Basketball News 2for1
バスケットボールニュース2for1代表。スポーツニッポン新聞社の編集者・記者を経て、2020年に現メディアを立ち上げる。日本代表やBリーグからNBA、WNBAまで国内外さまざまなバスケイベントを取材。スポーツライターとしても活動している。

 Bリーグは18日、千葉県船橋市のららアリーナ東京ベイでBリーグオールスターのイベントが開催され、スキルズチャレンジや3ポイントコンテスト、ダンクコンテスト、アジアライジングスターゲームなどが行われた。

 SixSTONESの開演パフォーマンスで幕を開けたBリーグオールスターの第1日。1つ目のコンテストとなったスキルズチャレンジでは、今西優斗(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、齋藤拓実(名古屋D)、游艾喆(滋賀レイクス)、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)が出場。4度目の出場となる篠山が最後の出番をノーミスでクリアし、21.7秒で初優勝を果たす。

 続く3ポイントコンテストには、関谷間(千葉J)、渡邊雄太(千葉J)、レイ・パークスジュニア(大阪エヴェッサ)、比江島慎(宇都宮ブレックス)、山崎稜(広島ドラゴンフライズ)、辻直人(群馬クレインサンダーズ)、岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)が出場。比江島と前回王者の岸本隆一が15得点で並び、延長戦に突入。10秒以内に5本のショットでどちらが多くの得点を決められるかという決戦を制した比江島が見事チャンピオンに輝いた。

 ダンクコンテストは2人の欠場により、アンソニー・ゲインズ・ジュニア(鹿児島レブナイズ)、コー・フリッピン(群馬)、トロイ・マーフィージュニア(サンロッカーズ渋谷)の3人での対決となり、富樫からのパスを受けて華麗なダンクを決めたゲインズ・ジュニアが初優勝を果たした。

 アジア特別枠選手による「アジアオールスター」と若手日本人選手による「ライジングスター」が戦うアジアライジングスターゲームは、124-121でライジングスターが勝利。ファイティングイーグルス名古屋の佐土原遼が28得点、横浜ビー・コルセアーズのキング開が25得点を挙げる活躍を見せ、ライジングスターを初めて勝利に導いた。

Bリーグオールスターイベント参加者のコメント

富樫勇樹(スキルズチャレンジ出場)のコメント

 (千葉Jの本拠地の)船橋開催ということで、優勝したかった気持ちはありますけど、もう1回ミスしたらダメだなという感覚でスタートを切っていたので、1回ミスをした瞬間に集中力が全てなくなりました(笑)。

 (19日の本戦に関しては)プレーは何でもいいです。MVPを獲るだけです。地元なので。(オールスターのMVPは)最後投票ですよね、多分。それを言い続けます(笑)。そこに名前さえ乗れば勝てるんじゃないかっていうのをずっと言い続けて。ちょっとせこい手で、ずっと会見から言っていきます。

インタビューに答える富樫勇樹©Basketball News 2for1

篠山竜青(スキルズチャレンジ優勝)のコメント

 (スキルズチャレンジ優勝という)仕事をしてきました。 あそこ (昨年大会での準優勝)が天井だと思ってましたので、本当は出たくなかったんですけど。残された道は優勝しかないという思いでやって、優勝するわけですから。本当にBリーグにとって貴重なタレントだなと思います。

 (来年大会での連覇については)M-1(グランプリ)でも連覇する人が出てくる時代ですからね。その辺はわかりませんけど。来年は長崎開催ということで、今うちに秘蔵っ子の米須玲音ってやつがいますから。その辺も含めて、来年のことはまたゆっくり考えさせてください。今はもうゆっくり休んで、自分を褒めてあげたい。その思いだけです。

インタビューに答える篠山竜青©Basketball News 2for1

岸本隆一(3Pコンテスト出場)のコメント

 (3Pコンテストは)すごく緊張しました。前回大会は割と順番が先だったので、あんまり何も思わなかったんですけど、今回は(順番が)一番最後となるといろいろ緊張しましたね。(延長戦は)単純に緊張しました。悔しいですね。

 (オールスター本戦は)一応、公約にも「凡事徹底」ということを掲げたんですけど、オールスターだからといって背伸びせず、空いてる選手がいたらしっかりパスを出して チームプレーをしたいと思います。

インタビューに答える岸本隆一©Basketball News 2for1

比江島慎(3Pコンテスト優勝)のコメント

 (3Pコンテストの)優勝は素直にめちゃくちゃうれしいです。岸本選手がしり上がりに調子を上げていったので、延長だったらちょっとやばいかなって思っていたんですけど。シュートタッチは良かったので、何とかなるかなって。しっかり自信を持って臨めたので、しっかり決めきれてよかったです。渡邊雄太選手を(超えたいと)意識していたので、(渡邊に)勝って、まさか15点で優勝できるとは思っていなかったので(笑)。嬉しかったです。まさかチャンピオンになるとは思っていなかったですけど、雄太に負けないようにっていうところだけ意識していました。

 (渡邊のスコアを超えた時は)マジで安心しました。そこだけでしたから、意識したのは。優勝はまったく狙ってなかったです。「15点」と書かずに、「優勝」とだけ書いてほしいです(笑)。

優勝して笑顔を見せる比江島©Basketball News 2for1

渡邊雄太(3Pコンテスト出場)のコメント

 本当にめちゃくちゃ緊張したので、(本番では)もっと入らないと思いました、正直。特に最初に5本連続で外したときは、本当に頭が真っ白になって、これどうしようっていう感じでした。(Bリーグオールスターは)本当に盛り上がりがすごくて、いつこんなに日本のバスケットで進化したんだろうっていう感じで。もう本当すごい驚いてます。

 (19日のオールスター本戦では比江島に)40分間フェイスガードでいって、1点も取らせないです。今日(18日)の悔しさを明日(19日)晴らします。全部明日のために温存しているって感じです。

笑顔を見せる比江島(左)と渡邊雄太©Basketball News 2for1

 

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