広島ドラゴンフライズ2季連続CS進出決定 今季限りで引退の朝山正悟「一つの集大成だった」
抱き合ってCS進出を喜ぶ広島ドラゴンフライズの河田チリジ(左)と朝山正悟©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)広島ドラゴンフライズ(西地区3位)は4日、ホームの広島サンプラザホールで琉球ゴールデンキングス(同1位)と対戦。勝てばチャンピオンシップ(CS)進出が決まる広島と西地区優勝に向けて勝利が欲しい琉球の戦いは、第1クォーター(Q)に琉球が14-9とペースをつかみスタートする。それでも広島は第2Q、上澤俊喜のスリーポイントシュート、ケリー・ブラックシアー・ジュニアの連続得点で逆転に成功。前半を34-24と10点リードで折り返す。

 後半、琉球の松脇圭志の連続3Pシュートで3点差まで詰められる場面もあったが、堅いディフェンスで逆転を許さず69-59で勝利。ホームでCS進出を決めた。広島はニック・メイヨがチーム最多20得点、中村拓人が14得点、ブラックシアー・ジュニアが11得点8リバウンド6アシストを記録した。

 試合後、カイル・ミリングHC朝山正悟、中村が記者会見に登場し記者の質問に答えた。

カイル・ミリングHCの広島戦後のコメント

-琉球戦の総括

 やりました!

記者の質問に答えるカイル・ミリングHC©Basketball News 2for1

-CS進出決定の感想

 選手たちとスタッフ全員を称えたいなと率直に思います。この数ヶ月間、本当に大変な努力を毎日毎日してきて自分たちを信じ続けて、ここまで戦ってこれたんじゃないかなと思います。若手の選手もどんどん成長していて、自信もどんどんつけていって、いいチームになっていったんじゃないかなと思います。

-ファンの歓声を聞いて

 本当にドラゴンフライズブースターが(リーグで)一番だと私は正直に思っていますし、今日の声援も本当に素晴らしかったと思います。僕らドラゴンフライズとしては、みなさんにエンターテイメントというか、楽しい試合を贈るというのが私たちの仕事の一部。楽しいようなこともエナジーも受け取れますので、本当にドラゴンフライズブースターは最高です。

-ホーム最終戦に向けてファンへのメッセージ

 明日(第2戦)は本当に大事な試合になってくると思います。もちろん勝たなければいけないと思いますし、(今シーズン限りで)朝さん(朝山正悟)にとっても大事な大きな試合になってくるとは思っています。しっかりと「朝山ショー」が見られることを全力で戦って行きたいなと思います。

朝山正悟の広島戦後のコメント

-琉球戦の総括

 最高でしたね。自分たちが勝って。まずは「この土曜日で決めたい」って思いで自分たちもこの1週間準備してきたので、先週の島根戦もそうですし、その前から自分たちは本当に神がかったような試合展開ができてるのかなと思いますし、応援してくださるみなさんのその熱量というものを、そのまま自分たちがコート上に出せて結果に繋がっているとも思っています。もう最高のゲームができたんじゃないかなと思ってます。

記者の質問に笑顔で答える朝山©Basketball News 2for1

-CS進出が決定した時の心境

 今日(CS進出が)決まって、自分の20年の長いキャリアの中でも最終節までもつれるということはなかなか経験したことがない。そういった緊迫した状況の中で今日勝って、自分たちが決めたっていうことで本当に嬉しかったです。その中で今シーズンは本当に出だしがなかなかうまくいかず、そこから途中、寺嶋(良)の怪我があったりとか、今、三谷(桂司朗)がチームから抜けたりだとか、いろんな状況がある中で本当に全員でいろんなものを乗り越えながら、かつ、みんながそれぞれ自己犠牲をしっかりと持ってやれたところのが大きかった。そういったところも踏まえて、今日の試合は何か一つの集大成だったなと思います。なので、率直に嬉しかったです。

-ファンの歓声について

 みなさんの歓声は本当にすごいものがありましたし、後半、琉球さんに追いつかれそうになったとき、そこからまた自分たちが我慢して立て直したときの一つ一つのプレーに対しての歓声が、あれこそがホームの力だなと。すごく力を後押ししていただいたなと思います。

-レギュラーシーズン最終戦について

 40分出なきゃいけない、いや違いますね(笑)。本当にサンプラザはたくさんのいろんな思い出があるところ。自分たちのホームコートでもあるので、その中で明日(第2戦)の試合が最後になります。CSに進んだとしても、このホームにはもう戻って来られないということで、自分にとってこのチームにとって今シーズン最後になる。本当いろんな思いをしっかりとぶつけたいなと思ってますし、最後、みなさんがきっと期待してますでしょうから、(個人としては)スリーポイントは1本ぐらい決めたいなと思います。

 ただ、今CSは決まった状況ではあるんですけど、千葉Jさんも(秋田との第1戦で)勝ちました。琉球さんも明日負けられない戦いがあると思いますし、そういった状況の中で一つでも順位を上に上げていきたいという思いがある。チームの勝利というところを最優先にまずはして、その中でしっかりと自分のラストというところを、みなさんに感謝のプレーを見せることができたらいいなと思っています。

中村拓人の琉球戦後のコメント

-琉球戦の総括

 今日の試合は40分間通して僕たちのディフェンスをできたこと勝利に繋がった。後半、少し追い上げられて苦しい時間もあったんですけど、そこをしっかりと我慢してやれたことが勝利に繋がったんじゃないかなと思います。

記者の質問に答える中村拓人©Basketball News 2for1

-CS進出が決まった時の思い

 今日の試合がCSに出るか出ないかの本当に大事な試合の一つでもあったので、勝ててCSに出るとなったら「ほっとした」というのが直後の心境ですね。

-自身のパフォーマンスについて

 試合を重ねるごとに自分の中でも自信を感じていますし、それがチームの勝利に繋がってるということが自分の中でもポジティブに捉えられている。そこは引き続き続けていきたいなと思いつつ、でも自分の中でまだまだ改善しないといけない部分もたくさんあるので、そこを直していけたらなと思います。

-CSに向けての意気込み

明日(第2戦)の試合が大事になってきますし、ワイルドカード上位で(CSに)いきたいというのもある。明日はCSに繋げられるように頑張っていきたいなと思います。

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