Bリーグ1部・サンロッカーズ渋谷(中地区3位)は4日、ホームの青山学院記念館で信州ブレイブウォリアーズ(同7位)と対戦。3シーズンぶりのチャンピオンシップ(CS)進出へ向けて連勝が必須となっていたSR渋谷は、序盤からジョシュ・ホーキンソンが古巣相手に躍動。試合開始から一度も信州にリードを許すことなく、95-79で勝利。CS進出へ望みをつないだ。
SR渋谷は5日の第2戦に勝利、かつシーホース三河(同2位)が三遠ネオフェニックス(同1位)に敗れた場合に中地区2位でのCS進出が決定する。
SR渋谷はジョシュ・ホーキンソンがシーズンハイの32得点、アンソニー・クレモンズが25得点、ベンドラメ礼生が23得点を記録した。試合後、ルカ・パヴィチェヴィッチHCとジョシュ・ホーキンソンが記者の質問に答えた。
ルカ・パヴィチェヴィッチHCの信州戦後のコメント
-信州戦の総括
重要な試合をしっかり勝利してくれたというのはこのクラブにとって重要でしたけど、何よりファンにみなさんにとって、重要な一戦を勝ってくれたと思います。明日(第2戦)の試合が僕たちの2023-24シーズンの最後の試合になるんですけど、このゲームで勝つことができれば、確定ではないですがCSへの望みが繋がる試合になりますので、重要な一戦になるとは思います。
今日(第1戦)で信州の降格が決定して、明日がB1で戦う最後の試合になるのが事実です。今日の試合は(信州の)降格がかかっていたというのはあったんですが、私たちにとっても今シーズンは苦しいシーズンの中で「PURSUIT」というスローガンがあるように、追い求めるシーズンとしてここまで来ました。今シーズンは初日から変わらぬ目標としてここまで戦ってきたんですけど、その結果、最後まであきらめずにやったことが今日の試合にも出て、40分間で打ち勝つことができました。その中で選手たちは今の状況を自分たちでつかみ取ることができています。
一方で残念ながら信州はB2に降格してしまったという事実はありますけど、それは私たちが求めることを最後までやり切った結果でした。
今の状況はシンプルです。明日のゲームは勝つしかないのは全員が共通認識として理解しているところです。今日の試合もいい流れで勝ち切ることができたんですけど、明日がレギュラーシーズン最後になるわけなので、今日のような戦いをしてもう一度勝ちをもたらすだけだと思います。その中で三遠が三河に勝ってくれればそれは僕たちにとっては良い状況ですけど、それは僕たちでコントロールできないので、しっかり僕たちができることをやりたいです。その為にはしっかり食べて休んで最後のゲームを勝って終わりたいです。
ジョシュ・ホーキンソンの信州戦後のコメント
-信州戦の総括
信州で今までプレーしていたというのもあって、決して最後まで諦めないチームだというのはわかっていましたし、そのメンタリティで絶対今日も来るだろうということは確実にわかっていました。そして最終節になるんですけど、この試合も私達にとってCSがかかってくる戦いになりますし、信州さんはB1に残れるかどうか、大きな意味を持つ試合になっていました。その中で今日の前半、しっかり僕たちは自分たちのやりたいことというのを遂行できて、後半もそれを続けて40分間高いレベルでバスケットを続けられました。
-どんなメンタリティで古巣・信州戦に臨んだか
過去3年間、信州には今までお世話になっていました。たくさんの家族とたくさんの友人もいますし、本当に家族のような存在のチームメイト、スタッフができて、さまざまな思い出を彼らと共有していました。その中でこういうふうに最後の2試合が、B2に降格してしまうそんな戦いをしないといけないというのはすごく残念に思いますし、これはしょうがないことなのかもしれない、そういう気持ちでいました。
しかし、もう一方で僕たちはこの夏からこのSR渋谷として始動して、ここに来るまでみんなの努力、そして困難を乗り越えて、今あるところを目指してきました。最終的には自分たちのやっていることを一番に追い求めていかないといけないです。今日の試合というのはいろいろな気持ちがありましたけど、最後は僕たちのやるべきことをやる、そして勝つという気持ちで臨んでいました。