【バスケ日本代表】馬場雄大が日本復帰の渡邊雄太にねぎらい「楽しんでバスケットボールをしてほしい」 共闘の可能性についても言及
W杯で笑顔を見せる渡邊雄太(中央右)と馬場雄大(中央左)©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・西地区6位の長崎ヴェルカは、20日と21日に行われた第34節で同地区首位の琉球ゴールデンキングスと対戦。第1戦は67-98と大差で敗れるも、続く第2戦ではチーム最多タイ23得点を記録した馬場雄大の活躍もあり、91-84で勝利。アウェイの沖縄アリーナで、王者を相手に見事に白星をつかみ取った。

 勝利した第2戦後、記者会見に姿を現した馬場。昨夏は日本代表としてワールドカップで3勝を挙げたが、その舞台となった沖縄アリーナで再び活躍を見せたことについては「正直、一番好きな体育館かもしれないです」と笑顔を見せた。

 「ワールドカップの経験も含めて、あれだけのファンのみなさんに見ていただいて、NBAのようなアリーナで(試合を)やらせていただいて、日本のバスケの成長も感じられる。 いつもここでプレーさせてもらうときは本当にモチベーションを上げながらやらせてもらっています」

バスケ人気の「さらなる追い風になる」

 第1戦が行われた20日の朝には、ともに日本代表として戦う渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)がNBAからの引退を発表。来シーズンからは拠点を日本に移し、Bリーグでプレーすることを自らのSNSで表明していた。

 会見で渡邊の決断について質問が及ぶと、馬場は真っ先に渡邊に労いの言葉を送った。

 「個人として彼の苦労を知っていますし、彼のインスタライブで述べていましたけど、すごく大変な20代を過ごしたっていうのもわかっている。Xでも投稿させてもらったんですけど、まず本当に彼には楽しんでバスケットボールをしてほしいという思いがあります」

 自身もNBAへの挑戦や海外リーグでのプレー経験もあることから、渡邊の決断や気持ちを理解できる部分が大きかったのだろう。また、渡邊がBリーグでのプレーを選択したことについては「本当に日本代表がバスケットボールで少しずつ結果を残してきて、Bリーグも人気がすごく上がってきているという中で、彼みたいな選手が来ることでさらなる追い風になると思う。すごくいいニュースだと思います」とし、「彼がBリーグでプレーする姿を早く見たいなと思っています」と期待を込めた。

記者の質問に答える長崎ヴェルカの馬場©Basketball News 2for1

 「Bリーグで渡邊と対戦したいか」との質問に対しては「対戦…。まあ、チャンスがあればという感じですかね」とコメントするにとどめたが、もし日本代表同士の対戦が実現すればバスケットボール界のさらなる盛り上がりにつながることは間違いない。

 今夏には日本代表のチームメイトとしてパリ五輪を戦うであろう馬場と渡邊。Bリーグの舞台でも対戦、あるいは共闘するシーンが見られるだろうか。渡邊はもちろんのこと、NBA挑戦を表明している馬場にもBリーグ各チームからオファーが寄せられることは間違いない。今シーズンが佳境を迎えている中ではあるが、オフシーズンの“争奪戦”の行方にも注目したい。

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