昨シーズンからBリーグ1部・信州ブレイブウォリアーズに加入し、今シーズンで2年目となる前田怜緒。昨シーズンは開幕からスターティングメンバ―に名を連ね、持ち味である鋭いドライブや激しいディフェンスでチームに貢献した。
2021-22シーズンは得点(平均8.6)・リバウンド(同3.0)・アシスト(同3.0)・出場時間(同25分54秒)などで自己最多の成績を残し、日本代表候補にも選出されるなど充実のシーズンを過ごした前田。信州での2年目を前に、今シーズンの意気込みを語ってもらった。
移籍1年目は「もっとやれたなっていうシーズン」
―まずは昨シーズンの振り返りをお願いします
去年は信州に来て1年目で慣れないことが多かったですけど、シーズン中はやっぱり成績うんぬんというのは置いておいて、もっとやれたなという、ちょっと後悔が多いシーズンだったかなと思います。チーム的にもそうですけど、個人的にも、プレイヤーとして練習中からもっともっと成長できたかなと、反省の方が多いかなと思います。
―具体的にはどういった部分が反省点でしたか?
やっぱり試合中は結構熱くなっちゃって、頭がぶわーってなっちゃっうことが多かったです。やっぱり周りが見えない状況がすごく多い試合があって、そういうときに周りの人たちに与える影響がすごく大きかったというのがあって、すごく悪い部分がたくさんあったと思います。
CSファイナルが刺激に「どんな状況でも冷静になれることがすごく大事」
―昨年のインタビューでは『個人のスタッツを上げることが目標』とおっしゃっていましたが、得点面は平均4.8得点から8.6得点に上昇しています
得点の部分に関しては浮き沈みじゃないですけど、メンタル次第で揺れることが多かったと思います。もうちょっと冷静になれたら得点を取れるシーンもあったし、結局メンタルの部分でしか言いようが無いんですけど、もうちょっといけたかなという風に、スリーポイントもそうですし、フィールドゴールも、フリースローも全部そうですよね。
―シーズン中では、フリースローがなかなか決まらなかった時期もありました
それは多分メンタルですね。やっぱり上位のチームを見てもそうですけど、ブレックスとか他のチーム琉球さんもそうですけど、どんな状況でも冷静になれるということがすごく大事なんだなというふうにCS(チャンピオンシップ)の決勝を見て、すごく痛感しました。
CS進出へ「自分達でやるべきことにフォーカスすること」
―昨シーズンはCSにあと一歩届きませんでした。CSに出場するには、何が必要だと感じましたか?
怪我をしないことが一番だと思いますし、常に万全のチームで戦うということが大事ですけど、やっぱりどんなときでも、どんな負けが続いても、自分たちでやるべきことにフォーカスする。コーチもよく言っているんですけど、本当にそれに尽きるなと思います。トップチームを見ていてもそう思いますし、それが去年はできなかったので、今シーズンの課題かなと思います。
―日本代表候補の合宿ではどんな刺激が得られましたか?
ブレックスで優勝した佐々HCとワークアウトをさせてもらったんですけど、ちゃんとやっている人はやっているなって感じて、僕の意識も低かったなと思いますし、本当に良い刺激だったかなと思います。
―最後にファンやブースターに向けてのメッセージをお願いします
昨シーズンに続けて今シーズンも信州でプレーさせていただくことになりました。必ず去年よりも成績を上げますし、上げることは絶対できると思います。CSに出場できるという自信もあるので、CSに進出して日々応援してくださっている皆さんに恩返ししたいなと思っています。
やっぱり僕たちは、プレーしてなんぼだと思っていますし、色んな人に見てもらいたいので、今シーズンの応援もたくさんよろしくお願いします!