Bリーグ2部は3日、各地で第15節第2戦が行われ、茨城ロボッツは101―81で香川ファイブアローズを破りカード連勝。福澤晃平は5本の3ポイントシュートを沈め、17得点。茨城は通算5連勝で、群馬クレインサンダーズに次ぎシーズン20勝に到達した。
トラソリーニ、平尾ら5選手が2桁得点
ここまで平均86.1得点でリーグ2位の得点力を誇る茨城は、この日もバランスのいいオフェンスで香川を圧倒。福澤のほかにもマーク・トラソリーニが27得点、チェハーレス・タプスコットが22得点、平尾充庸が12得点、小林大祐が10得点をあげるなど、計5選手が2桁得点を記録し、今季4度目の100点ゲームでの勝利を果たした。
快調なオフェンスに加え、この試合ではディフェンスでも光るプレーを見せた。
第2クオーター残り4分からは8ポゼッション連続で香川の得点を阻止。ターンオーバーを2回誘発し、その間に9-0のランを決めるなど、試合の主導権を握ることに成功。後半もその流れのままディフェンスの強度を保ち、2021年連勝発進へとつなげた。
課題のディフェンス面でも収穫
試合後、リチャード・グレスマンヘッドコーチは5連勝と波に乗るチームを称賛。
「本当に素晴らしいチームの勝利だったと思っています。
第2クオーターの終わり際で8連続で相手の攻撃を止めましたが、その場面では特定の5人の選手だけではなく、交代をしながら9人、10人の選手がディフェンスに貢献してくれました。
そのディフェンスによって間違いなく試合全体を通した雰囲気を作れたと思います」。
福澤も「オフェンスはどこからでも点が取れるので不安がない。101得点は上出来だと思う。
(5/8と好調だった3ポイントは)みんなが僕を信じてパスしてくれたので、僕はそれを決めるだけだったので、みんなに感謝したい。
(今後、勝ち星を伸ばすためには)ディフェンスをしっかりやっていかないと勝てない。よりディフェンスにフォーカスしてやっていくことがこれから勝利につなげていく上で大事になると思う」と好調のチームについて語った。
オールスターで勢い加速を
現在、20勝8敗とリーグ2位の好成績を残している茨城。1月15、16日ではホームアリーナでオールスターゲームも開催される。
「2週間後、ここ水戸でオールスターを開催できることに興奮している。ここからさらにチームを高めていきたいと思う」とグレスマンヘッドコーチは意気込む。
オールスターで勢いをつけ、悲願のB1昇格へと後半戦もさらに調子を上げたいところだ。