滋賀レイクス ダビー・ゴメスHC、琉球に惜敗も自信「新しい戦い方ができている」
シュートを放つ滋賀レイクスの湧川颯斗(中央)©Basketball News 2for1
Bリーグを中心に、Wリーグや学生バスケ、日本代表など日本のバスケットボール界を取材し、情報発信をするメディアです。バスケットボールに関するさまざまなニュースをピックアップし、お届けします。

 Bリーグ1部・滋賀レイクスは15日、ホームの滋賀ダイハツアリーナで琉球ゴールデンキングスと対戦。西地区同士の対決となった今節は、滋賀にとっては残留争いからの脱却、琉球にとっては西地区首位浮上への重要なゲームとなった。

 試合は、前半から両者ともに強度のある攻守で一歩も譲らず。第2クォーター(Q)開始45秒には滋賀のキーファー・ラベナが激しいディフェンスで牧隼利のミスを誘い、ターンオーバーから得点を重ねるなど、滋賀が42ー40の2点リードで折り返す。

 後半、第3Q残り7分1秒に琉球・岸本隆一の得点により逆転を許すと、その後はリードされる時間帯が続く。最終第4Q、オフィシャルタイムアウト前後にはケルヴィン・マーティンの2得点、イヴァン・ブバの6得点で8-0のスコアリングランを見せ、逆転に成功。しかし、その直後のポゼッションで岸本の3Pで再逆転を許し、その後は一進一退の展開に。残り1.2秒にキーファー・ラベナが3Pを沈めるなど最後まで戦う姿勢を見せたが、82ー85で惜しくも敗北となった。

 この試合では、イヴァン・ブバが20得点12リバウンド3アシスト2スティール、デクアン・ジョーンズが18得点7リバウンド4アシスト、ケルヴィン・マーティンが16得点4リバウンド2スティールを記録。

 試合後、ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)、湧川颯斗柏倉哲平が記者の質問に応じた。

20得点12リバウンドを記録したイヴァン・ブバ©Basketball News 2for1

ダビー・ゴメスHCの琉球戦後のコメント

ー4/15 琉球戦 第1戦 総括

 自分たちのフィロソフィーというところでアシストが25で3ポイントもいい形で決められたこと、それは今日の試合でのポジティブな部分の一つです。あとは、キーになる岸本選手、今村選手の2人をしっかりと同時に抑えることができたことは、今日の試合で一つ良かったところだと思います。あとはファストブレイクのところでのちょっとしたミスなどが今日の試合に響いたと思っていますが、そういったところをしっかりと修正出来るところはしっかりと修正して、明日の試合に向けて調整していきたいと思います。

 自分が指揮を執るようになってから自分たちがやらないといけない新しい戦い方について話をさせてもらいましたが、今それをしっかりとパフォーマンスで見せることができているので、皆さんにはこういうことなんだということは感じ取ってもらえているかなと思います。毎試合しっかりと戦う闘争心を持って最後の最後まで試合を繰り広げる。自分たちがそういうパフォーマンスができているからこそ、前よりも試合に来てくれるお客さんも増えていると思っています。 

記者の質問に答えるダビー・ゴメスHC ©Basketball News 2for1

ー湧川颯斗へ期待していること、評価

 彼の貪欲さは本当に素晴らしいと思っています。一つ一つディフェンスもフィジカルにやったり、リバウンドへ絡みに行ったりとか、自分がもっと貢献したいという、そういった強い気持ちが今のパフォーマンスに現れていると思います。今、自分はそういった部分を選手から見たいと思っていたので、それを若い選手がしてくれていることはすごく嬉しいですし、自分としては国籍とか年齢は関係なく、チームとして、誰が一番を機能するのか、一番フィットするのか、今誰が準備できているのか、そこを一番重要視しています。そういった中で、今彼のパフォーマンスが伸びてきていますし、チームに合流してから彼と話をしていた中で「自分の時間が必ず来るから、それまでしっかりと我慢してやり続けてほしい」と伝えており、そういったところをしっかりと信頼してやり続けてくれていることが今に繋がっていると思っています。

 うちだけではなくて、日本のバスケ界には若くてもっと高いレベルで、輝けるもっと結果が残せる選手はいると思うので、そういった選手が彼に続いてもっと高いレベルで挑戦してくれたら嬉しいなと思います。また、前回の試合のときにもコメントさせてもらったのですが、こうやって将来性の高い選手をリクルートしてくれたマネジメントには感謝したいと思っていますし、それをしっかり自分が指揮を執ってやっていかなきゃいけないという所も、今一度しっかりと責任感を持ってやっていきたいと思っています。

湧川颯斗の琉球戦後のコメント

ー4/15 琉球戦 第1戦総括

 チームとしては本当に悔しい敗戦にはなったのですが、前半、入りの部分ではしっかり自分たちのバスケットができたのですが、後半、少し崩れたりする部分もあって3点差で負けたという形になったのもあるし、琉球さんのハーフコートバスケットで点を取られたとかトランジションが少ないというところは、今日良かったところかなと思います。

記者の質問に答える湧川©Basketball News 2for1

ー自身のプレーを振り返って

 プロになって一番長いプレータイムを頂いた中で(杉浦)佑成さんと狩野(祐介)さんが怪我でいない状態だから自分が出てるというのもあると思うので、しっかりそこの怪我をしている佑成さん、狩野さんの役割を本当に全うするという気持ちでやっていました。 

ー前日のコメントで「しっかりと準備ができている」とあったが、コート上でパフォーマンスを発揮出来たか?

 3Pも2本決められたし、ディフェンスも相手の岸本選手、今村選手を止められたとはいえないんですけど、自分自身の評価ではあるんですけど、いいディフェンスはできたのかなと思っています。

柏倉哲平の琉球戦後のコメント

ー4/15 琉球戦第1戦総括

 自分たちのキーポイントというところで相手がリバウンドが強いので、ボックスアウトと、あとはターンオーバーをなるべくしないようにというを本当に大事にしようというと視野に入れたのですが、やっぱり勝負どころでの相手が得点する所でリバウンドからのセカンドチャンスでかなりの得点を与えてしまったので、その他のハーフコートバスケットだったりとかディフェンスの面でも自分たちが今、他のチームと競い合えているという面で、すごく自信になっているところはやっぱり琉球さん相手にでも通用したのかなと感じましたが、一番そこの最後の球際の部分で一番やられちゃいけないところでやられてしまったっていうのは自分たちの反省点かなと思います。

記者の質問に答える柏倉哲平©Basketball News 2for1

関連記事

Twitterで最新情報をゲット!

おすすめの記事