滋賀レイクスのダビー・ゴメスHC、島根戦で「チームのアイデンティティを見せられた」
記者会見に臨む滋賀レイクスのダビー・ゴメスHCとイヴァン・ブバ©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・滋賀レイクスは8日、ホームの滋賀ダイハツアリーナで島根スサノオマジックと対戦。滋賀は10月16日の広島戦を最後に欠場が続いていたイヴァン・ブバがこの試合から復帰。西地区首位の島根を相手に終始食らいつき、3Q終了時点では3点差まで詰め寄ったものの、89-98で惜しくも敗れた。

 滋賀はデクアン・ジョーンズが27得点8リバウンド3アシスト、テーブス海が17得点5リバウンド9アシスト、イヴァン・ブバが14得点5リバウンドとチームをけん引。試合後、ダビー・ゴメスヘッドコーチ(HC)とブバは記者の質問に応じた。

滋賀ダビー・ゴメスHCの3/8島根戦後のコメント

―島根戦の総括

 自分たちのゲームプランをチームはしっかりと遂行してくれたと思っています。今日は良い形で序盤のスコアをコントロール出来たと思います。そこから自分たちのビッグポジション(の選手たち)がファールトラブルになったところからアクティブさやアグレッシブさが少しなくなってしまったと思います。

 後半、10点差離れている中でもしっかりとまた3点差まで縮めることが出来ました。3クォーター(Q)が始まったところで島根のプルアップ、それはバスケでは簡単なシュートではないですが、それが入ったことで島根はいい形でリズムに乗りましたし、自分たちはある意味でメンタルに引っかかってしまい、自信を一瞬失ってしまう時間がありました。

 オフェンスの部分ではブバ選手が怪我で長期離脱してから久しぶりの試合でした。今日の試合からも感じ取れるように、彼がチームにとって重要なピースであるという事は分かったと思います。

 あとは自分がよく「イージーポイント」と話す所なのですが、ターンオーバーからのポイント、セカンドチャンスポイントです。特に島根のようなトップチームとゲームをする時にターンオーバーしてしまったあと、相手はしっかりと得点してきます。その部分は、しっかりと修正しないといけないです。しかし、今日の試合で滋賀は順位的には下位ですが「簡単に勝てる相手ではない」ということが分かったと思います。そして自分たちが持っているキャラクターアイデンティティというのを今日の試合を通して見せることが出来たかなと思います。

ダビー・ゴメスHC©Basketball News 2for1

―3Q序盤のタイムアウトで修正した部分

 ヨーロッパでは自分はよく「ゲームフィーリング」という所で話をまとめるのですが、あの瞬間に自分たちのゲームの感覚、例えば自分たちのシステムの中でどういう風にディフェンスをするのか、今何をしないといけないのか、シュートをコンテストしないといけない部分だったり、オフェンスの部分では相手に打たされてシュートを打っているだとか、とにかく自分たちのバスケットが出来ていなかったのでその部分に関してアプローチをかけました。

―ブバの復帰や代表活動を経た3選手など、バイウィークでのチームの変化

 このFIBAブレーク(バイウィーク)の期間で他の選手たちが大きくステップアップしてくれたと思います。代表組のテーブス、川真田、ラベナも代表での経験から一歩成長して帰ってきてくれました。

滋賀イヴァン・ブバの3/8島根戦後のコメント

―島根戦の総括

 今日はいい形のフィジカルでタフに試合に入ることができたと思っています。ただ島根さんはトップにいるチームですし、本当にタレント勢が揃った素晴らしいチームだと思っています。そういったチームに対して今日みたいなパフォーマンスができたことは大きなことだと思っています。

 自分たちとトップにいるチームとの大きな差は、重要な時間帯での勝ち方を知ってるかどうか。自分たちのちょっとしたミスで、例えば3Qで11点離されましたが、1ポゼッション差のところまで追いつく事ができました。ただ、その後でちょっとしたミスで自分たちがボックスアウトしていなくて相手にまたポゼッションを与えてしまったり、簡単に得点を与えてしまったり、いつ対戦相手を追い詰めにかかるのかという所はやはり経験が多い島根の方が試合を通してそういった部分が多く出ていたかなと思っています。

 やはり自分たちも勝ちたいですが、試合の中で追いかける立場にあると、どうしても相手の方がアドバンテージを取ってしまうので、そういった部分では試合を通して難しい状況であったと感じています。ただそういった中で、追いついて離されて、と今日の試合は大きく分けたのは、あと一歩のところをしっかりとやるべきことを遂行できるかどうか。そこが大きな差で、それが自分たちに足りなかったからこそ今日の試合を落としてしまったと感じています。

 今日の試合から学べる部分は多いと思っているので、しっかりと映像を見て、次の大阪戦に向けて準備をしていきたいと思います。あとは、残りのシーズンに向けて自分はいま、本当に良いフィーリングを持っています。自分が怪我をしてからチームは本当に色々な変化があり、シーズン開始当初とは全く違ったチームにはなってしまいましたが、自分も戻ってきて、デクアン・ジョーンズも途中から加わって、ここからやっとフルロスターで残りのシーズンを戦えます。本当に自分たちも島根に負けないぐらい良いタレント勢が揃っていると思っているので、ここからまた一つ、チームケミストリーが良くなれば、残りのシーズンも素晴らしい結果を残せると自分を感じていますし、試行錯誤しながら良いケミストリーを築いていかなければならないと思っています。自分もコートに戻って来れてここから残りのシーズン、素晴らしいシーズンを過ごせるように戦っていきたいと思います。

イヴァン・ブバ©Basketball News 2for1

―コート外から見るチームとコートに立った時とでの違い

 一番大きな違いはチームの一員として戦えるので、チームの勝利に貢献できることです。自分のパフォーマンスでヘルプができるようになったというところが一番大きいです。あとは長い間離脱している期間中ずっとチームと一緒に練習していましたが、練習でプレーしているのと実際に試合に出てプレイするのは違うので、それが100%に戻るためにはもうちょっと練習しなければならないと感じました。

 ただ、自分は経験が豊富な選手ではあると思うので、自分の今までの経験を生かしながら早くチームにフィット出来るようにしていきたいと思います。ゲームコンディショニングが100%じゃないという部分では、今日の試合中に相手選手の足の上に乗ってしまい足をひねってしまったシーンがあったのですが、離脱している間もしっかりトレーニングをしてきた結果もあり大きな怪我に繋がらなかったことは自分としてもホッとしています。ここからコンディションを100%に戻して大阪戦、富山戦で勝利に貢献出来るようにしていきたいです。

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