Bリーグ1部・東地区3位の宇都宮ブレックスは4月15日、アウェイのオープンハウスアリーナ太田で同地区5位の群馬クレインサンダーズと対戦。前半は自慢の堅守で群馬を30得点に抑え13点リードで折り返すも、第3クォーター(Q)で逆転を許し、71ー79で敗れ東地区5位に後退した。
前半、宇都宮は第1Qに遠藤祐亮が9得点、第2Qに比江島慎が9得点など順調な立ち上がりを見せ13点をリードで折り返す。第3Qは前半ファールトラブルで出場していなかった群馬のエース、トレイ・ジョーンズを中心に攻守でほんろうされ、残り2:30には逆転を許し、このQは12-28で終える。第4Qは流れをそのままに終始群馬にリードをされゲームセット。後半は28-49と攻守ともにかみ合わず同地区群馬に悔しい一敗となった。
この試合では、比江島が22得点8アシスト3スティール、遠藤が12得点、喜多川修平が12得点(3PT 4/6)を記録。試合後、佐々宜央ヘッドコーチ(HC)と比江島、笠井康平が記者の質問に応じた。
佐々宜央HCの群馬戦後のコメント
-群馬戦の総括
序盤、群馬はトレイ・ジョーンズ選手がファールトラブルになったのが、宇都宮にとって非常にいい条件で試合を運ぶことができて、前半は良い形で試合運びができた。逆に後半はガードの鵤(誠司)のアクシデントとグラントがファウルトラブルになってしまって、そこで並里選手からきっかけ作られて乗らしてしまった。あとは大事なところでジョーンズ選手が今日はディフェンスで3Qスティールをアンスポーツマンライクファールになったプレーとレイアップにそのままいかれたプレーで2回奪われた。彼がディフェンスでインテンシティ上げてきたは僕らがミスしてしまった大きな流れです。この素晴らしいホーム相手のホーム会場の中で後半ガードがいない時間帯もあったり、粘りながら最後までチャンスはあった中、みんなで戦いましたけど、勝ちに結びつけなかったら残念です。明日も戦い続けていい試合していきたいと思います。
-オープンハウスアリーナ太田の雰囲気について
コーチとしてアウェイで大変だなと思うのは、僕も結構声が大きい方ですが、この声がアリーナに届かないのはあまりない状況。沖縄アリーナでも逆に大きいので声が通るのですが、オープンハウスアリーナはいい意味でコンパクトに集中してるような体育館なので、自分の声も届かなかった。だから今日選手たちもいろいろミスコミュニケーションがあるような場面があったり、それが(群馬の)ファンの方々が素晴らしい一体感を持って試合したのかなと思った。
そういった中でアウェイのブレックスの方々も来てくれて後押しになりましたし、またファンの方々に結果出せなくて本当申し訳ないと思ってますけど、また明日チャレンジしてやっていきたいと思います。
比江島慎の群馬戦後のコメント
-群馬戦の総括
前半は僕らのペースでゲームプラン通り、いけていたとは思うんですけど後半でボール回しが少し止まってしまったりとか、リバウンドのルーズボールで相手に取られてしまってそこから繋げられたりとか、やられてはいけないところをやれてしまった。勝てる試合だったと思うんですけど、また明日に繋げていきたいなと思う。
-残りの試合への意気込み
チームとして全勝して、東地区で3位で終わりたいという目標は、みんな持ってやってるので、まずはそこを目指していきたい。あとは怪我人がいる中で今いるメンバーでやっていくしかないので来シーズンに繋げる意識をしながら、やっていくしかないかなと思う。
笠井康平の群馬戦後のコメント
-群馬戦の総括
前半は自分たちも走りながらいいテンポでバスケットをできてたんですけど、後半トレイ選手が戻ってきてから、少しずつ群馬のリズムになってしまった。ディフェンスだったり、しっかりチームのルールを守りながら、しっかり自分たちのリズムで一試合通して続けられるように頑張りたいなと思う。