
Bリーグ1部は1日と2日の両日、各地でレギュラーシーズン第20節が行われ、西地区の京都ハンナリーズはホームで東地区の秋田ノーザンハピネッツと対戦。第1戦は延長にもつれる激戦を制し、77-74で勝利。第2戦は67-75で敗れ、同節を1勝1敗で終えた。
第19節の佐賀バルーナーズ戦から2連勝で迎えた第2戦。序盤は7-0のランと幸先のいいスタートを切った京都は、第2クォーター終盤に岡田侑大が3ポイントシュートを沈め、前半を38−31と7点リードで折り返す。後半、秋田のフィジカルなディフェンスに苦しみ、徐々に得点が停滞していく。第3Q終盤に秋田のタナー・ライスナーの3Pシュートで逆転を許すと、そのまま流れを取り戻せずに敗戦となった。
京都は第20節終了時点で18勝17敗とし、西地区3位につけている。同2位の島根スサノオマジックとは4ゲーム差、同4位の広島ドラゴンフライズ、同5位の大阪エヴェッサは1ゲーム差で京都を追っており、同地区内での激しい順位争いが続く。週末の第21節は中地区7位の横浜ビー・コルセアーズをホームに迎える。
第2戦終了後にはロイ・ラナHCとチャールズ・ジャクソンが記者会見に登場し、記者の質問に答えた。
ロイ・ラナHCの秋田戦後のコメント
-秋田戦の総括
タフな後半になってしまったと思っていますし、やはりスコアができなかった。ショットに苦しんでしまったというところが一番の秋田さんとの違いかなと思います。やはり、自分たちからこうしてしまった。ターンオーバーもありましたし、オフェンスリバウンドで苦戦してしまったところがありました。後半だけで見ると3Pシュートが17本中2本の成功だったので、やはりこういう数字になってしまうとかなり難しいのかなと感じています。

ー同一カードで連勝するために必要なことは
連勝するためには、やはりショットを決め切るところが1番大事だと思っています。自分たちはアベレージで80得点以上を取っているチームなんですけど、第2戦は65点と得点が止まってしまった。秋田さんが岡田選手に対して、彼に得点させないように(ほかの選手に)パスをさせる形でディフェンスをしてきた。(岡田が)パスをしたんですけど、なかなかそれを(ほかの選手が)決め切れなかったというところもあったので、連勝するにはやはりそういうところを改善しないといけないかなと思っています。
チャールズ・ジャクソンの秋田戦後のコメント
ー秋田戦の総括
チームでハードに戦ったんですけど、ショットミスが目立ってしまったりだとか、あと秋田さんの方がエナジーを持ち続けた状態で最後まで戦っていたと思います。もちろん、(秋田が)難しいショットを決めたところがあったと思います。こういう結果にはなってしまいましたけど、しっかりとチームとしては一丸となって続けていって、また次の週末に向けて準備をできればと思っています。

ーディフェンスやチームケミストリーの向上について
チームケミストリーは非常に良くなってきていると感じています。大きな理由としては、コミュニケーションを増やしているということもありますし、あとは一緒にやっているチームメイトのことをより深く理解することができてきていて、それも非常に助けになっていると思っています。ガード陣の選手がいろんな選手に対して話をしてくれて、例えばスクリーンのスイッチのところとか、そういうコミュニケーションも非常に良くなってると思いますし、あとはコーチ陣からも出た課題を練習でしっかり直せるような形でやっているので、すごくチームとしてディフェンスは良くなってきていると感じています。
(榊原かよこ)