宇都宮ブレックスがBリーグ制覇に王手!比江島慎は大活躍の小川敦也を称賛「今や欠かせない選手になっている」
宇都宮ブレックスの比江島慎©Basketball News 2for1
Bリーグを中心に、Wリーグや学生バスケ、日本代表など日本のバスケットボール界を取材し、情報発信をするメディアです。バスケットボールに関するさまざまなニュースをピックアップし、お届けします。

 Bリーグ1部は24日、横浜アリーナでチャンピオンシップ(CS)ファイナル第1戦を行い、全体1位の宇都宮ブレックスは同3位の琉球ゴールデンキングスに81-68で勝利。3季ぶりのリーグ制覇へ王手をかけた。

 試合は序盤、琉球の脇真大が連続でショットを沈め、琉球が7-2とスタートダッシュを決める。その後は宇都宮比江島慎D.J・ニュービルが得点を重ね、残り4分20秒にはグラント・ジェレットの3ポイントシュートが決まり、15-14と初のリードをつかむ。勢いに乗った宇都宮はベンチから出場した小川敦也が連続で3Pシュートを沈めるなどし、1Qを24-20で終える。

 第2Qも宇都宮の勢いは止まらず、小川が3Pやドライブで得点を重ねると、残り3分52秒にはギャビン・エドワーズがファストブレイクでダンクを決め、38-26とリードを12店に広げる。その後は10点前後のリードを保持していたものの、前半終了間際にニュービルがヴィック・ローに対するファウルを犯し、3本のフリースローを献上。41-35と6点リードで試合を折り返す。

 後半、ニュービルの連続得点で再びリードを二桁に広げた宇都宮は、ディフェンスの強度を高め、琉球からターンオーバーを誘発。攻めては小川やニュービルがドライブから好機を演出し、59-45と14点リードで最終クォーターへ。第4Qにはエドワーズが4点プレーを決めたり、ジェレットが要所で3Pシュートをヒットするなどして、琉球を寄せ付けず。最後は81-68と13点差で勝利した。

 宇都宮はニュービルがチーム最多の25得点6アシスト、小川とエドワーズが15得点を記録。チームで39本中16本(成功率41.0%)の3Pシュートを沈め、29本のフィールドゴールに対し、24アシストを記録するなど、チームプレーが光った。

 試合後の記者会見ではジーコ・コロネルHC代行、比江島、小川が記者の質問に答えた。

試合前にハドルを組む宇都宮ブレックス
試合前にハドルを組む宇都宮ブレックス©Basketball News 2for1

ジーコ・コロネルHC代行の琉球戦後のコメント

ーディフェンス面での評価について

 プレッシャーをかけていくというのは自分たちのスタイルで、それで今シーズンはうまく戦うことができていました。もちろん岸本の不在は大きなことですが、岸本がいるいないにかかわらず、我々は自分たちが成功してきたことなので、プレッシャーをかけ続けます。岸本がいなくても、彼らは素晴らしい選手をたくさん抱えています。岸本がプレーオフ(CS)前にケガをしましたが、それでも彼らは勝ち続けました。素晴らしいチームで4年連続ファイナルに進んでいるチームです。我々にとっては恐ろしい相手で、岸本がいるいないにかかわらずリスペクトしているチームなので、いつも通りにプレッシャーをかけていきました。

―試合前にチームに話したことは

 今シーズンの初めから積み重ねてきたハビット(習慣)をしっかりコート上に出せるようにしていこうという話をしました。

記者の質問に答えるジーコ・コロネルHC代行©Basketball News 2for1

比江島慎の琉球戦後のコメント

ー小川敦也の活躍について

 ファイナルも引き続き自信をもってプレーしてくれていますし、ベンチから勢いを与えてくれて、今や欠かせない選手になっていると思う。彼にとっては(第1戦のパフォーマンスが)普通になっていると思うので、明日も引き続きやってほしいと思いますし、明日で優勝を決められたらいいなと思います。

―第2戦への意気込み

 明日(第2戦)で決めるつもりでみんなもちろんプレーしていますし、チームとしては特別な思いでチャンピオンシップに臨んでいるので。明日勝って、ケビン(ブラスウェルHC)とジーコも日本一のHCにして、みんなで優勝したいと思います。

記者の質問に答える比江島©Basketball News 2for1

小川敦也の琉球戦後のコメント

―琉球戦の総括

 アグレッシブにプレーできた結果が、今日は得点につながったので、明日は引き続き恐れず、アグレッシブにオフェンスもディフェンスも取り組んでいきたいと思います。

ー第2戦への意気込み

 今一勝できているんですけど、琉球さんも三遠戦のときに、すごい劇的な勝利をしてから(シリーズを)勝利したり、自分たちは千葉J戦の2戦目を落としてしまったので。2戦目、次に勝ったほうが優勝するというぐらいの気持ちで、次戦に取り組みたいと思います。

記者の質問に答える小川敦也©Basketball News 2for1

Twitterで最新情報をゲット!

おすすめの記事