名古屋ダイヤモンドドルフィンズ須田侑太郎キャプテンの決意 リーグ優勝、そしてパリ五輪日本代表へ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズの須田侑太郎 ©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・名古屋ダイヤモンドドルフィンズはここまで18勝13敗で西地区4位。シーズンの半分を終え、昨シーズン同様に怪我人が多く出る中でも西地区首位と3勝差につけるなど健闘を見せている。

そんな名古屋Dに2021-22シーズンから所属し、今シーズンはキャプテンとして活躍しているのが須田侑太郎だ。ここまで31試合に出場し、キャリアハイとなる平均10.2得点を記録。試合終盤の勝負どころでは持ち前の3Pショットを決めるシーンも多く、今シーズンはパリオリンピックの日本代表選出に向けても存在感をアピールしている。

そんな須田に今季のチームや日本代表、パリオリンピックへの思いなどを語ってもらった。

CSで勝ち抜くために「チームとして最善を尽くす」

-昨シーズンと今シーズンで変わったことがあると思いますが、大きく違うポイントはありますか?

 外国籍選手が変わってそこが大きく変わったなと感じています。日本人選手はほとんど変わっていないですけど、チームの要である選手の外国籍選手が変わると積み上げてきたものもありながら、また新しいチームっていう認識なので過去2シーズン積み上げてきたのは積み上げてきたんですけども、今シーズンはまた新しいチームだなというような認識でチームとしてそういう風に思っています。

-毎年レギュラーシーズンの終盤で苦しまれていると思いますが、今シーズンCSで勝ち抜くために必要なものは何だと思いますか?

 まず健康でいることですよね。2シーズン同じことを繰り返して自分たちの持っている本当の力を発揮できずに敗退してしまうという非常に悔しい終わり方をしてしまっています。

 そこは今もトレーナー陣、コーチ陣と話し合いながら練習や試合をやっていますし、僕らはそこを信じて100%やり続けるだけだと思うんで、怪我に対して選手自身もそうだし、チームとしてできることの最善を尽くすことがまず1つ大きなポイントかなと思っています。

インタビューに答える須田©Basketball News 2for1

W杯では悔しい代表落選「3Pの決定率が上がればおのずと結果がついてくる」

-パリオリンピックについては色々なインタビューで聞かれていると思いますが、周囲の期待がかかる中でどんな気持ちでいらっしゃいますか?

 W杯で非常に悔しい思いというか、最終メンバーに残れずにそういう思いもしたので、パリオリンピックを目指したいと思いますし、そこにチャレンジしたい気持ちはあります。あまり意識するというよりかはドルフィンズというチームに対してフォーカスして毎日毎日ステップアップできるように心掛けているような感じです。

-今シーズン鍛えたい部分や日本代表を目指す上で必要だと思われていることはありますか?

 3Pの決定率が非常に大きくなってくるのかなと思っていますし、3Pの決定率が上がってくればおのずと結果もついてくると思いますし、その逆も然りだと思います。

 Bリーグを通じてそこを上げる、決定率を上げる努力をする。その努力はより良いシュートセレクションや自分のリズムでシュートを打つことが非常に大きくなってくるのかなと思っているので、シュートを打つ前の駆け引きだったり、レンジを広げるのもそうだと思います。

 海外の選手の試合を見ていてもそうですし、実際自分でやってみてもサイズがふた回りぐらい大きいので簡単には打てないし、スカウティングもされて簡単には打てない状況になってくると思います。その中でいかに自分自身がアドバンテージを作って自分のシュートを打てるかが決定率に直結してくるのかなと思っているので、このリーグを通してレベルアップして夏を迎えていければいいなと思っています。

3Pの決定率を今シーズンの課題に挙げる©Basketball News 2for1

悲願のリーグ制覇へ「最後の最後みんなで喜びを分かち合いたい」

-琉球の田代直希選手と仲がいいのは皆さんもご存知かもしれないですが、沖縄と名古屋で離れている中で連絡は取り合いますか?

 連絡はたまに取りますし、去年も一緒に食事していろんな話をしましたけど彼も彼でキャプテンとしてキングスというチームを引っ張っています。彼の人柄であったりやバスケットのところも本当によく知っているし、いろんな話しをしますけど胸の内を開けられる友人の1人だと思っているのでそういう意味でも非常にありがたい存在です。

-キャプテン同士でキャプテンとしての悩みの相談をされたりしますか?

 悩みというか去年食事した時、僕はその時キャプテンではなく、肩書こそ無いって感じでしたけどそういう時にどうありたいか、どうあるべきかを彼は数年キャプテンやっているので、そういう経験や(周りの選手が)どう思っているなどを共有してもらいました。

-最後にファンやブースターへのメッセージをお願いします

 いつも応援ありがとうございます。いい時もあれば厳しい状況で負けてしまった試合もありますけど、その都度チームとしてその状況を打破して前に進んでいるという実感があるので、その姿勢は今シーズンずっと忘れずに最後の最後でみんなで喜びを分かち合えるように成長し続けますので、これからも変わらずご声援よろしくお願いいたします。

インタビュー中に笑顔を見せる©Basketball News 2for1

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