Bリーグ1部・名古屋ダイヤモンドドルフィンズは9、10日の両日、ホームのドルフィンズアリーナにて千葉ジェッツと対戦し、9日の第1戦は61−92で敗戦、翌10日の第2戦では99−71で勝利した。
第2戦、名古屋Dは序盤から堅いディフェンスで千葉Jを抑え、第1クォーターはわずか12失点とする。第2Qは千葉Jの富樫勇樹やジョン・ムーニーに得点を許すも、流れを譲らず前半を53−32で折り返す。後半はこの日13本中7本のスリーポイントシュートを沈めたロバート・フランクスらの活躍で千葉Jを寄せ付けず、完勝。第1戦の雪辱を果たした。
名古屋Dはフランクス27得点、齋藤拓実が18得点9アシスト(0ターンオーバー)、ジョシュア・スミス10得点13リバウンドのダブルダブルを記録。千葉Jは富樫とムーニーの両選手が22得点を記録した。試合後、ショーン・デニスHCとフランクス、齋藤が記者会見で質問に答えた。
ショーン・デニスHCの12/10千葉J戦後のコメント
ー千葉J戦の総括
本当に大きな試合でした。昨日(12/9)あれだけ弾かれた中、今日はチームとして話し合って。ファンを裏切った気持ちもあったし、もうちょっとファンのために良い試合をやらなければいけなかった。勝ち負け関係なく、うちがやっているドルフィンズバスケットボールをやらなきゃいけないっていうのを選手と話しました。
千葉みたいなチームをディフェンスで相手を止められたっていうのはすごく良かったと思います。特に1Q12点に抑えられたところとその後の3Qを通して59点に抑えられた。相手は点数を取れるチームなんですけど、それをうちはディフェンスに集中して止めたっていうのが良かったと思います。うちの可能性もそれで見えてきたと思っています。ここからは一貫性を持ってやり続けられるかどうが。それが課題だと思います。
ー第1戦からの修正点についてチームに声がけしたこと
アシスタントコーチと3人で個人的にビデオを見たりいろいろ話したこともありますが、全体的に一番大事だったのは全員に話したのはメンタルの部分や試合の流れの部分。昨日の試合の流れがうちが止められなかった。でも今日(第2戦)はそれを捉えて、止められたっていうのがすごく良かったです。
ロバート・フランクスの12/10の千葉J戦後のコメント
ー千葉J戦の総括
本当によく戻ってきたっていう感じです。昨日(第1戦)は本当に最悪の試合だったので、今日うちらしさが出せたのは本当に良かったと思います。
ー第2戦での自身のパフォーマンスについて
本当に昨日は残念な試合だったので、寝れなかったし、今日に関しては自分の一番ベストを尽くさなきゃいけないっていうのを思っていました。オープンになってチームメイトがそこでちゃんと探してくれて見つけてくれてボール回してくれたのが良かったし、そこから調子の乗れたっていうのが良かったと思います。チームメイトを見つけてくれたパスを回してくれたのが一番大きかったと思います。
齋藤拓実の12/10の千葉J戦後のコメント
ー千葉J戦の総括
昨日(第1戦)の試合に比べるとやっぱりスタッツ自体というのは良くなっていて、昨日はやっぱりシュートが入らなかったりとか、そういう部分があるんですけど、どちらかというと、今日試合前のミーティングでも話してたんですけど、点差が離れてしまったときの選手それぞれの姿勢というか、最後まで努力し続ける姿勢っていうのは感じられない部分があった。それは誰がとかではなくて、チームとして一つになってなかったみたいな話があって、それを今日の試合では自分たちのプライドをしっかり持って、40分間、点差が離れた後も変わった選手が入っても、それをし続けたっていうのは、これは本来の自分たちのあるべき姿だよねということをしっかり証明できた。
試合前のミーティングでも選手やコーチも言っていたんですけど、ある意味今日の試合がターニングポイントになるぐらいの、チャンピオンシップでどうなるか。出るかもしれないけど、また今まで通り1回戦目で負けちゃうよみたいな感じになっちゃう。昨日はそんな試合だったという話もあって。ある意味それは試合の入りから、しっかりできたのかなと思います。
ー第1戦からの修正点とチームメイトとのコミュニケーション
戦術の部分っていうのはそこまで大きく変えてはなくて、細かい部分であるんですけど、1個1個のプレーでしっかりヒットファーストでフィジカルでやったりとか。そういう部分はやっぱり足りなかったと思います。相手がシュート入って、こっちはシュート入らない、だから何だっていう話も出ていて。次のプレーにしっかり切り替えてない。ハドル組もうとしても、すぐ組めてなかったりとか、そういう部分がうちらしくないよねという話が出ました。