信州ブレイブウォリアーズ勝久マイケルHC、アバリエントスにエール「ディフェンスをやる姿勢、ディテールの大切さを学んでほしい」
雄たけびを上げる信州ブレイブウォリアーズのロン・ジェイ・アバリエントス©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・信州ブレイブウォリアーズは21日、ホームの松本市総合体育館(松本市)で東地区首位のアルバルク東京と対戦。大差で敗れた第一戦とは異なり、前半を33-31と2点リードで折り返す。後半は第4クォーター中盤まで一進一退の展開に持ち込んだものの、ビッグマンのファールトラブルで徐々に離され、A東京に63-81で敗れた。

 信州はロン・ジェイ・アバリエントスが3ポイントシュート5本を含む19得点、デオン・トンプソン星野京介がそれぞれ13得点を記録。試合後、勝久マイケルHC、トンプソン、小玉大智が記者の質問に答えた。

勝久マイケルHCのA東京戦第2戦後のコメント

ーリーグ戦の折り返しで、強豪のA東京と対戦できたことについて

 今回の松本ゲームは(リーグ戦折り返しの)30、31試合目だったとかではなく、長年待ち望んでいたゲームだった。昨日に関しては、我々のベストを見せられなかった。初めて来たブースターもいれば、初めて来た今後パートナーシップを検討してくださっている方々もいた。今までこのチームは毎年毎年ハートを見せてきたと思うので、それが昨日できていないというふうに個人的には感じていた。その姿(ハートを見せる姿)を見て、また来てほしいというふうに思っている。また、そういうゲームだからこそ、相手は強いアルバルクさんというのはよいことだと思うし、そういうよいチャレンジの場を見てほしい。そこでハートを見せたいという思いなので、31試合目だったから、そしてアルバルクだったからというよりは、今回に関しては昨日も今日もそういう気持ちだった。

記者の質問に答える勝久マイケルHC©Basketball News 2for1

ー小玉大智とロン・ジェイ・アバリエントスの成長について

 大智はコートに立つと必ずよいことが起こると思っているので、プレータイムを与えたい。だが(三ツ井)利也のように、ペリメーターの選手に同じようにつけるかと言ったら、そこはまだ利也の方が経験がある。ハンドラーと比べて、ピックアンドロールや、もちろんプライマリーのハンドラーでなくても、ただ展開するときのハンドラーとしても、セカンダリーのハンドラーとしても、やっぱり経験はまだまだ。あえてスモールにして外国籍を変えて、ミスマッチになってまで、4番で出すかというのも違う。なんとかプレータイムを見つけていきたいが、だいたいこういう苦しい状態になったときに出るというケースが今は多い。だが必ずハッスル、必ずタフにプレー、本当に素晴らしい人、選手だと思うのでプレータイムを見つけてあげたいが、難しさもある中、いざ出たら活躍してくれている。成長は彼も(山本)楓己もプレータイムあっても無くても意識が高いので、毎日練習でも成長していると思う。

 RJ(ロン・ジェイ・アバリエントス)はプレータイムの波も彼の意識のレベルとディフェンス、遂行力に直結しているのでアップダウンがある。フィニッシャーになった試合もあったが、遂行力とディフェンスの部分で総合(のプラスマイナス)が即マイナスになる試合もたくさんあるし、難しい。だが、今日みたいにミスがあっても無くても、やろうとする姿勢が見えれば出してあげたいと思うので、それを彼の場合はコンスタントにやるということができれば、プレータイムも増えて経験も増える。多分、ピックアップゲームをやらせたら誰よりも上手いと思う。だが5人でこのレベルでアルバルク相手にどうやって崩さないといけないかという理解がまだまだ。そういうのも経験しながら学び続けて、ディフェンスをやる姿勢、ディテールの大切さを学んでほしい。今日に関してはその姿勢が見えた。それをコンスタントにとにかく続けてほしい。

デオン・トンプソンのA東京戦第2戦後のコメント

ーA東京戦の総括

 今日の試合に関しては両チームとてもハードに戦ったと思う。前半に関しては自分たちもリードをしてやりたいこともできたが、後半になってアルバルクさんもリーグで1位というチーム。ハードに戦っているが、向こうが遂行しなければいけないときにしっかり遂行することや、シュートを決めたり、よいディフェンスをしたりした。うちに関しては(ジャスティン)マッツ選手がファールトラブルになって、思わぬ状態が長くなったが、それでもハードに戦った。だが改めてアルバルクさんが1位という理由を感じた試合だった。

記者の質問に答えるデオン・トンプソン©Basketball News 2for1

ーA東京と対戦して学んだ部分や改善点

 ゴール下の周りでシュートを決めないといけない。効率よくシュートを決めないといけないときにシュートを落としてしまった。アルバルクさんはサイズもあって長さもあるチーム。そういうチームと対戦するときに効率のよいシュートを確立よく決めないといけない。ポジジョン的にもリバウンドは、サイズにあるチームに対しても取らなければいけない。本当にそういう細かい部分をよくしていきたいと思う。

小玉大智のA東京戦第2戦後のコメント

ーA東京から学んだこと

 僕は今日、4番ポジションで出たが、いつどのように出るか分からない中での準備だったが、準備は僕の中で出来ていて、ファールトラブルやアンガス(ブラント)が出られないとこっちのポジションもあるのかなというようなイメージもしていたので、僕の中ではよい準備ができていて、少しは緊張していたが物怖じしないで、負けないようなハッスルができたのかなと思う。

記者の質問に答える小玉大智©Basketball News 2for1

ーいつもと違う松本での試合だったが

 たくさんのお客さんに来ていただいて、ホワイトリングと違って近くで声をきけて、僕の中では普段よりも声が聞こえる感じもいいなっていうふうに思った。今日も悔しいが、1試合目は何もできなかったゲームになってしまったので、今日はすごくよいゲームができたと思う。

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