大阪エヴェッサ ディージェイ・ニュービル「相手がどの順位でも自分たちのやりたいことをやれば勝てる」
ドライブをする大阪エヴェッサのディージェイ・ニュービル©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・西地区5位の大阪エヴェッサは4月9日、ホームのおおきにアリーナ舞洲で同4位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。前日に行われた第1戦では、80ー76と接戦を勝利したが、翌第2戦では要所で3ポイントシュートを沈めた名古屋Dに流れを奪われ81ー87で敗れた。

 前半、名古屋Dに攻守で主導権を握られ、12点を追う形で折り返す。第3クォーター(Q)、エリエット・ドンリーの3Pシュートでリズムをつかんだ大阪は、ディージェイ・ニュービルが連続7得点をあげチームをけん引。点差を7点に縮め迎えた第4Q、アイラ・ブラウンのダンクやニュービルの3Pで残り1分15秒には5点差まで詰め寄るも、直後のポゼッションで名古屋D・中東泰斗の3Pが決まり、勝負あり。同地区の名古屋Dを相手にホームで悔しい惜敗となった。

 この試合では、ニュービルが27得点5リバウンド3アシスト3スティール、ブラウンが15得点6リバウンド5アシスト、ショーン・オマラが13得点13リバウンド3アシストを記録。

 試合後、マティアス・フィッシャーヘッドコーチ(HC)とニュービルが記者の質問に応じた。

シュートを放つ大阪のアイラ・ブラウン©Basketball News 2for1

マティアス・フィッシャーHCの名古屋D戦後のコメント

-4/9名古屋D戦の総括

 昨日(第1戦)のような試合はできなかったです。特に質・集中力どちらも昨日よりは劣る結果となりました。特にやっぱり相手が高確率で3ポイントを決めてきた。名古屋さんにとってもすごく確率の高いタッチがあったのではと思います。特にその中でもフルにコンテストされたものもありましたし、常にオープンで打っていたわけではないので、そういう難しいシュートも決められたっていうところが昨日と今日の違いだと思います。最終的には3ポイントの確率で50%と、チームとしてはかなり高いのでやっぱり名古屋さんの決定的な瞬間に大切なシュートを決める能力っていうところがうちよりも一つ上回っていたと思います。

 その一方で、自分たちに関していうとオープンショットがあったにも関わらずそれを決めきることができなかったです。特にボールをしっかりと回して共有できたので、もう少し空いた人がシュートを高確率で決めることができたら違った展開になっていたと思います。そこが影響してインサイドが狭くなってしまって、相手は外が入らないのであれば収縮が簡単にできてしまうので、中が固められてしまいます。ビッグマンにとってはインサイドにスペースがなくってすることがより難しく、複雑化してしまった要因だと思います。

 結果として、ペイントの中で48得点することができました。(ペイント内で)62%の確率でシュートを決めたので、数字だけを見ればそこまで悪くはないんですが、もう少し外からのシューティングが確率よく入ったらよかったなという感想です。また、ターンオーバーの数は確実に減らさないと、こういう試合は勝てないです。

記者の質問に答える大阪のマティアス・フィッシャーHC©Basketball News 2for1

-ディージェイ・ニュービルへの評価

 もちろんニュービルはうちのリーダーですし、これからもスコアラーとして活躍してほしいと思っています。彼にとってこの27得点は珍しいことではないのですが、やっぱり活躍したと言わざるを得ないと思います。

 特に今日に限って言うと、もう少し早くチームメイトにパスするべき場面がいくつかありました。もちろんディージェイはシュートを決めないといけない選手ですし、確率を見ても今日も3ポイントが50%で決まっているので、シュートを打って問題ない選手ではありますが、自分のやっているバスケットはボールムーブメントがあってボールを回して共有して、ディージェイ以外の他の選手もシュートを打つ、そういうバスケットをしています。今日はそのシュートが入らなかった。それだけだと思うのでディージェイに関してはもちろん満足していますし、ちょっとプレイタイムが長くなってしまったんですけれども、彼の仕事をしっかりとこなしてくれたと思います。なのでエクセレントだと言いたいです。

ディージェイ・ニュービルの名古屋D戦後のコメント

-4/9名古屋D戦の総括

 本当に激しいバトルでした。40分間、両チームがしっかりと戦い合ったそんな試合だったと思います。お互い準備できていたと感じましたし、相手のチームもうちのチームもビッグプレーをいくつか決めることができました。やはり自分はキャプテンでリーダーだっていう自覚があるので、もう少しボールを丁寧に扱って失わないようにしないといけなかったのでそこを今反省しています。でもやっぱり両チーム素晴らしい試合ができたと思いますし、特に名古屋さん第1戦とは違ったゲームプランを持って挑んできたのでチームとして素晴らしかった。そこは讃えたいと思います。

-次節以降の広島戦、島根戦への意気込み

 しっかりと強豪相手にも自分たちのバスケットができると自信を持って言えます。最近はよく準備できていると感じますし、良いバスケットが結果としてついてきていると思います。今日の結果を除いては、昨日まで強豪に対して3連勝を取ることができたので、自分たちの順位は気にしていないです。相手がどの順位にいたとしても、自分たちのやることをやれば勝てる、そういう自負があるので相手が誰でもしっかりと戦っていきたいと思います。

記者の質問に答えるニュービル©Basketball News 2for1

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