Bリーグ1部・大阪エヴェッサは1月18日、同地区の京都ハンナリーズと対戦。西地区で6位の大阪と・7位の京都の今季初対戦の結果は77-87で大阪が黒星を喫した。
大阪はカイル・ハントが17得点8R3A、ショーン・オマラが16得点6R、エリエット・ドンリーが15得点を記録。ホームで好調な京都を相手に離されぬよう奮闘するも、終始リズムをつかむことが出来ず痛い敗戦となった。
試合後、マティアス・フィッシャーHCが記者の質問に答えた。
大阪フィッシャーHCの京都戦後のコメント
―京都ハンナリーズ戦の総括
第1クォーターでは1点リードする時間があったが、他の3つのクォーターで全て負けた。特に満足いっていない部分はディフェンス。しっかりとディフェンスを抑えてうち(大阪)の展開に持ち込みたかったところを相手に27のオフェンスリバウンドを取られた。オフェンスリバウンドの数としては取られすぎだと思う。やはりオフェンスリバウンドからは簡単な得点に繋がってしまう流れが出来上がってしまうので、相手にオフェンスリバウンドを取らせないというところは徹底したかったが、今日は出来なかった。
また、京都の(シェック)ディアロ選手がかなり活躍していたと思う。オフェンスリバウンド8回を1人で取っているので、しっかりと抑えられなかったのは反省点として残っている。
うち(大阪)はターンオーバー(TOV)をかなり重ねてしまった。11TOVしてしまった所から17失点をしてしまったところもかなり反省しないといけない。全体的にはディフェンスが良くなかったというまとめになると思う。リバウンドはどの試合でも勝ちたいという話を選手たちにはしているが、今日はリバウンド45対38で負けているので反省ばかりの試合だった。
オフェンスに関しては、インサイドは割とプラン通り攻められたと思う。ハント、オマラの2人とも17点16点と得点している。ガードに関しては、思っていたようなパフォーマンスとはいかなかった。特に3ポイントシュートが4/25、確率16%といううちのガードにしてみたらかなり低い数字なので、今日は本当に悪い日になったと思う。ワイドオープンシュートを外し続けてしまったっていうところが痛かった。
インサイドでオプションを消されてしまうと、外からのシュートが入らないと勝つことは難しくなる。今まではこういう展開でも3P入っていたことが多かったが、今日に限っては3Pが16%と本当に低かったので、やはりワイドオープンのシュートを決めきれなかったという所がオフェンスでは一番痛かったところでと思う。
―日本人選手の得点が伸びなかったことについて
言えることは限られているが、「シュートを決めなさい、もっと得点取りなさい」という風に言わないといけないが、実は多くはないがシュートは打っていることは打っている。しかし、確率は低くなっている。やはりワイドオープンのシュートは打たないといけないし、すべて打てという風に練習からも伝えているので、打ってはいるが今日は入らなかった。シュートが入らなかったら得点も入らないので、コーチとしては代わりにコートに入ってシュートを決めることはできないので、選手に決めていってほしいと思う。シュートはオープンだったら打たないといけないし、決めないと勝てないというシンプルなことだと思う。
日本人選手だけが得点出来ていないように見えるかもしれないが、今日の試合ではDJ・ニュービルもかなりパフォーマンスが悪かった。(3Pが)1/10と10%。シーズン平均35%以上入る選手が、10%っていうのは調子が悪かったのかなと思う。ニュービルに関しても「シュートを決めきれないといけない」というメッセージを伝えたいと思う。