
Bリーグ1部(B1)は23日、各地でレギュラーシーズンの第26節の試合が行われ、西地区6位の長崎ヴェルカはアウェイのかたおかアリーナ(京都市)で同地区4位の京都ハンナリーズと対戦した。
第1戦は京都が勝利し、迎えた第2戦。試合は序盤から激しいぶつかり合いが頻発するフィジカルなゲームとなる。第1クォーター(Q)、長崎は激しいディフェンスで京都を10得点に抑え込むと、終盤に馬場雄大がジャンパーを沈め、21-11と11点のリードをつかむ。主導権を握った長崎はその後も京都を攻守で圧倒し、反撃の芽を摘むと、第3Q終盤には最大30点差をつけるワンサイドゲームに。チーム2番目の得点源であるジャレル・ブラントリーが11得点と抑え込まれたものの、後半はマーク・スミスが安定したゲームメイクを見せ、最終的には84-63で勝利した。
長崎はスミスが20得点5リバウンド6アシスト3スティール、馬場が18得点5アシスト2スティール、 タナー・グローヴスがベンチからの出場で10得点9リバウンドを記録。チーム全体で14本のスティールを決め、ターンオーバーから31得点を奪ったことが大きな勝因となった。
京都戦後の記者会見では、モーディ・マオールHCが記者の質問に答えた。
モーディ・マオールHCの京都戦後のコメント
-京都戦の総括
昨日(第1戦)はインテンシティが足りずに負けてしまいました。20点差の負けから自分たちがどう対応していくかというところで、負けから自分たちがしっかり修正し、3クォーターを通してディフェンスで勝てたので、そこが勝利の要因かなと思います。
京都さんはオフェンスのタレントのある選手が揃っていますし、コーチも素晴らしいと思っています。彼らはいろんな武器を持っているので、脅威のあるチームです。だからこそ自分たちのディフェンスがすごく良かった点について満足しています。

―京都のある岡田侑大への対策について
(マッチアップをした)馬場(雄大)が素晴らしい選手だと思います。そこが唯一のアジャストだと思います。
―第2戦でのチームのパフォーマンスの評価
明らかに京都さんよりも自分たちのほうがハードにプレーしましたし、試合を通して(ハードにプレーすることが)出来ていたので、今日(第2戦)の試合の印象に関しては良かったと思っています。今日の試合に関して満足していますし、昨日お伝えしたハングリーさの部分に関しては集中力が良かったと思っていて、集中しているからこそ次のアクションにすぐ対応できていました。そこが40分間を通してよかったです。
(金澤朱志)