Bリーグ1部(B1)は、21日と22日の両日、各地でレギュラーシーズン第14節が行われ、横浜ビー・コルセアーズは本拠地の横浜国際プールで西地区6位の広島ドラゴンフライズと対戦した。
第1戦では、負傷で長らく欠場していたマイク・コッツァーが復帰。ダミアン・イングリスと共に、第1戦を欠場したゲイリー・クラークの穴を埋める活躍を見せる。しかし、チームで3ポイントシュートの成功率が25%となかなか決まらず、広島に前半で最大14点のリードを許す展開に。それでも、後半は徐々に横浜BCらしさを取り戻し、追い上げを見せたものの、79-80とわずか1点差で白星を逃した。
気持ち新たに挑んだ第2戦では、得点源のクラークが復帰。第1クォーター序盤からスピードのある攻撃を展開し、リズムをつかむ。オフェンス、ディフェンスリバウンドでも広島を上回り、セカンドチャンスからも得点を決めることに成功。2点リードで迎えた第3Qからは広島を引き離すと、一度もリードを譲ることなく85-73と快勝した。
横浜BCは第2戦、クラークが36分7秒の出場で3Pシュート2本を含む23得点12リバウンドのダブルダブルと大活躍。ほかにもイングリスが18得点5リバウンド、キーファー・ラベナが13得点の活躍を見せた。
コッツァーが復帰し、チームの強度が一段と高まった横浜BCは、第14節を終えた時点で9勝15敗とし、中地区6位。上位進出を目指し、第15節では敵地で同地区首位を走る三遠ネオフェニックスと対戦する。
第2戦終了後の会見では、ラッシ・トゥオビHCと松崎裕樹が記者の質問に答えた。
ラッシ・トゥオビHCの広島戦後のコメント
ー広島戦・第2戦の総括
今日(第2戦)の試合は勝てて嬉しかったですし、何が一番嬉しかったかというと、今日の試合に関してですが、ほとんどリードしていて、39分くらい自分たち(横浜BC)がリードしている時間帯があったので、それは自分たちが成長している証拠だと思いますし、こういう試合があったからこそ、今後のシーズン、まだまだ長いシーズンなので、これから色んなことを学び、成長できるように日々頑張っていきたいなと思っています。
ー40分間エナジーを持って戦い切るためには
今日の試合に関してなんですが、今までも、自分たちのアイデンティティの一つでもあって、選手たちを2〜3分くらい思いっきりプレイをさせてすぐに交代する。そうやって全員でバスケするというような形で、全員のプレイタイムを考えてやっているバスケットボールだったんですけども、(第12節から第15節にかけて)16日で8試合、選手たちも限界に近づいていた中で、そのゲームプランでやって上手く噛み合ってたっていうのが今日の試合でもわかると思う。こういうところを、難しい場面もあるんですけど、選手たちのモチベーションを保つためにも、自分たちのバスケットボールをやっていけたらいいかなと思います。
松崎裕樹の広島戦後のコメント
ー広島戦・第2戦の総括
今日のゲームの全てを作ったのは、入りの、スタートメンバーのトーンセットのところが全体としてゲームを作ってくれたなと思いますし、自分たちセカンドユニットが流れを切らさずにずっとリードを保っていたことで、終始自分たちにリズムでゲームを進めることができたので、昨日悔しい敗戦をして、そこからみんなでバウンスバック(気を取り直すこと)をして、勝つことができて良かったと思います。
ー上位を目指すために
まずは全員が健康で、フルロスターで臨むことが一番だと思いますし、自分たちは一人に固執しないバスケットボールを目指してやっているので、外国籍の選手が安定したスタッツを残してくれているんですが、そこから日本人の選手が一人一人ステップアップして、コンスタントに得点だったりだとか、今日みたいにスリービッグに対しても日本人選手で守ることができれば、必ず上位にしがみつくことが出来ると思いますし、まだゲーム半分以上残っているので、一つ一つ、先を見過ぎず、まずは目の前のゲームっていう気持ちを持って、やっていきたいなと思います。
ー特別指定選手・佐藤涼成への期待
自分は高校(福岡第一)では被っていないんですが、大学で対戦したときにディフェンスの圧力がすごい選手といいますか、そこでビーコルのバスケットに出してくれると思いますし、パッションがすごい選手なのでHCとも合うんじゃないかなと思いますし、そこで新たな力を(チームに)与えてくれて、自分も刺激を受けながら、上位進出に向けて頑張っていきたいなと思います。