「ケミストリーがすごくよくなってきている」群馬クレインサンダーズのカイル・ミリングHCがチームの仕上がりに自信
群馬クレインサンダーズのヨハネス・ティーマン(右)©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)は2月1日と2日の両日、各地でレギュラーシーズンの第20節が行われ、東地区2位の群馬クレインサンダーズはアウェイの名古屋市枇杷島スポーツセンターで中地区6位のファイティングイーグルス名古屋と対戦した。

 第1戦は3ポイントシュートを23本中13本(56.5%)と高確率で沈め、ヨハネス・ティーマンの22得点を筆頭に、6人が10得点以上と的を絞らせない攻撃でFE名古屋を圧倒。91-75で快勝した。

 第2戦、前半こそ5点リードで折り返すが、フィジカルにプレーするFE名古屋のオフェンスを止められず、ファールがかさむ。フリースローを34本与えたことも響き、80-89で敗戦となり、第20節を1勝1敗で終えた。

 群馬は第2戦でティーマンが自己最多の29得点10リバウンド、藤井祐眞が10得点を記録。またこの試合では細川一輝がB1通算500本の3Pシュート成功を達成した。試合後の記者会見では、カイル・ミリングHCと細川が記者の質問に答えた。

カイル・ミリングHCのFE名古屋戦後のコメント

-FE名古屋戦の総括

 FE名古屋さんは昨日(第1戦)よりすごくフィジカルにプレーされてましたし、その中で40分間フィジカルに戦い抜いたことが、今日(第2戦)のあちらの勝因で、こちらの敗因だと思います。

-多くのフリースローを与えてしまった点について

 FEさんはペイントでの得点が一番リーグの中で多いチームなので、ヘンリー選手、オマラ選手をペイントの外に出そうというのが自分たちのプレーの仕方だった。彼らが(ペイント内に)入りたいように入ってしまった結果、ファールトラブルになってしまい、フリースローをたくさん与えてしまったと思います。

-ターンオーバーが多くなっている点について

 自分たちは10個以下のターンオーバーにしようと試合前に話していたが、悪いターンオーバーが多く数字にも出ているので、その中でプレッシャーリリースというのを上手くできるようにしていかないと行けないと思っています。

-チームの仕上がり具合は

 夏の練習が始まったときから、チームのケミストリーがすごく良くなってきている。チームケミストリーが良いと、チームの文化が良い形に出来あがっていくと思っている。チームのアップダウンはもちろんあるんですが、良くない時でもチームの文化ケミストリーがいいと、必ずそこから這い上がって行くことができると思っている。チームの仕上がりとしては、そういったところから見えるように一つになってきていますし、仕上がりも良くなっていると思っている。日に日に良くなっていくのを続けていく必要があると思っています。

細川一輝のFE名古屋戦後のコメント

-FE名古屋戦の総括

 前半、なかなか自分たちの流れが作れない中でも我慢してリードして終われたのは良かったんですけど、後半相手のやらせたくないところをやられてしまって、あとは自分たちのターンオーバーで相手に流れを作ってしまったところが今日の敗因だと思います。

-チームでの自身の役割は

 キャッチアンドシュートだったり、シューターというところで、相手も寄れないというのがあるので、しっかりスペースを取りながら出るとき打つところはオフェンスでは求められていると思いますし、ディフェンスはハードにやるところを求められていて、出ている時間しっかりやらなければいけないと思っています。

-選出された日本代表についての意気込みは

 自分が初めて呼ばれたのが2年前なんですが、その時はロスターに入れなかったので、しっかりアピールして試合に出ることを目標にしていますし、出たら思い切って打つのが自分の仕事なので、しっかり結果を出せるように頑張りたいと思います。

-アウェイでも多く集まった群馬ファンへの思い

 ホームアウェイ関係なく熱い応援をしてもらっている中で、しっかり勝ちで恩返しするのが大事だと思うので、次のホームでしっかり2連勝できるように頑張りたいと思います。

(高久理絵)

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