千葉ジェッツ、シュート決まらずA東京に19点差敗戦 富樫勇樹「完敗だった」
富樫勇樹率いる千葉ジェッツは宇都宮ブレックスと対戦する©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部・千葉ジェッツ(東地区3位)は23日、アウェイの国立代々木競技場第一体育館でアルバルク東京(同2位)と対戦。

 序盤はなかなかシュートが決まらず、36-46と10点ビハインドで前半を折り返す。後半も第3クォーター終盤まで一進一退の攻防を繰り返していたものの、3Q残り2分からA東京に9-0のランを作られ、一気に突き放される。第4Qも巻き返すことができず、62-81で敗戦となった。

 千葉Jは、ジョン・ムーニーが20得点、ゼイビア・クックスが14得点、富樫勇樹が11得点と3選手が二桁得点を記録をしたものの、チーム全体で3Pショット成功率が23本中3本の13.0%、フリースロー成功率が21本中9本の42.9%とことごとくシュートがリングに嫌われ、終始流れを掴むことができなかった。

 試合後、ジョン・パトリックHCと富樫が記者の質問に答えた。

ジョン・パトリックHCのA東京戦後のコメント

-A東京戦の総括

 まずは、A東京におめでとうと言いたい。相手の方がハードにプレーをしていて、リバウンドやシュートの成功率で差をつけられてしまった。今日のディフェンスの集中力やボールの動きであれば、EASLも優勝できなかったし、天皇杯も負けていたので、改めて戦う相手と戦うということと、フィジカルで相手が来ても逃げないということは意識をしていきたい。ファールの有無に関わらず、諦めずにやり続けることが大切だと思う。

 今日は19点差だったが、(内容としては)40点差ぐらいの試合だった。

記者の質問に答える千葉Jのジョン・パトリックHC©Basketball News 2for1

-3Q終盤に一気に点差を広げられたことについて

 ピック&ロールの練習をしていたことを選手がしなかったので、相手にピック&ロールをいっぱいやられてしまった。(選手がやらなかったことに対して)失望はしているが、あんなにゲームプランをやらないことは今シーズンここまでで2、3回しかなかったので、明日(第2戦)はピック&ロールのディフェンスや1on1のディフェンスにしても、より集中して頑張ってくれることを期待している。

-連戦が続いているが、チームの疲労度について

 色々な言い訳を考えることはできるが、言い訳はしたくないです。足が動いてないだけであれば疲労の可能性はあるが、今日は最初から集中できておらず、練習してきたことを出せていなかったので、言い訳はしたくない。他のチームがバイウィークの中、EASLや天皇杯を戦ったことで、リズムは悪くなかったが、天皇杯で優勝したことで喜んだことで、練習の集中力も少し下がってしまっていたので、もう一度地に足をつけて取り組んでいきたい。

富樫勇樹のA東京戦後のコメント

-個人通算1000本3Pショット成功について

 あまり特別な感じはなかったので、いい意味で通過点というふうに感じている。

-前戦(茨城戦)では得点がなかったが、気持ちの面での変化について

 気持ちの部分では、全く変わっていない。前回の試合は他の選手が良かったので、じぶんが無理して攻める必要が無かった。もちろん、決めなければいけないシュートを外してしまったところはあるが、個人的にここ数試合レギュラーシーズンではチームに迷惑をかけてしまっているので、切り替えて明日の試合に臨んでいく。

-A東京のディフェンスについて

 小酒部(泰暉)選手はリーグでもトップクラスのディフェンダーですし、それだけではなくライアン選手やセバス選手のピック&ロールを使った後の対応がすごく良かったので、プレッシャーもかかっていたし、簡単なパスを通せないディフェンスをされてしまったので、その2人にもかなりやられてしまったと感じている。

-チーム全体でシュートが入らなかったことについて

 今日は外のシュートやフリースローが全然入らず、誰もリズムを掴むことができなかった。誰か一人でも数分でも乗ることができれば、チーム全体で乗っていけると思うが、今日はそういう選手が1人もいなかったので、今日の試合は完敗だったと感じている。

 気持ちやフィジカルの部分で負けてしまったが、準備できていなかったわけでもないので、しっかりこれを修正しながらやっていくのがレギュラーシーズンだと思うので、こういう試合も含め成長をしていきたい。

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