
Bリーグ2部・東地区の信州ブレイブウォリアーズは22日、25日と26日に熊本県立総合体育館(熊本市)で行われる西地区・熊本ヴォルターズ戦に向けて練習を行った。32試合を終えて22勝10敗、東地区3位としている信州。今季初めてとなる熊本との対戦では、課題にもなっている同一カードで連勝できるかどうかに注目が集まる。
22日の練習後、石川海斗、エリエット・ドンリー、栗原ルイスが前半戦の振り返りや、熊本戦への意気込みなどについて語った。
石川海斗のコメント
ー前半戦の総括
新しく入ってきてくれた選手もいる中で、コーチのバスケットをもっと理解しなきゃいけないっていうのは毎年言われていることですけど、本当に緻密で、細かいバスケットをやっている。そこの遂行力は、(前半戦は)まだまだ低かったと思うし、それは今でもまだまだ成長しなきゃいけない。ただ、その中で、各々が日々成長しようとして、少しずつではあるけれど、前半戦をやっていく中で、ディフェンスに関してもそうだし、オフェンスで求められている「全員でズレをつくって攻めていく」というところは、試合を重ねるごとにできているとは思っています。ただ、今が完成図というわけではなくて、まだまだ成長しなきゃいけないところはあります。
ー古巣・熊本戦に向けて
信州から出て熊本で2年間プレーさせてもらって、毎年熊本にはオフシーズンに被災地のクリニックとかで行かせてもらってるので、特別な思いってよりは、すごく僕自身を愛してくれてる人も多いし、今でも長野まで来てくれたりとか、応援してくる人が多いので、やっぱそういった意味では楽しみ。だからといって熊本に勝ちをあげるっていうのは僕は嫌だ。ただ、熊本さんも最近連勝を続けて、調子が上がってきているので、決して今の順位が熊本さんがいる位置ではないと思っている。そういった意味でも、熊本っていうチームは、ブースターがすごく熱いチームだと思っているので、そこの熱に僕らが負けないようにやりたいなと思います。

栗原ルイスのコメント
ー前半戦の総括
決して低いわけじゃないですけど、意識をもっと高くできるかなと思います。それこそ例に挙げると、練習で、相手のチームのオフェンスでもディフェンスでもどっちでも表現しようとする。表現することでそれがチームの練習になる。簡単に言えば、プレー一つ一つに対する集中力をもっと向上できる部分は結構あると思う。そういうベース一つ一つの行動とか、それこそビデオミーティングに対する意識を、もっと向上しなきゃいけないなって思わせる前半戦だったかなと思います。
特に第1戦を落としている週末が多い。入りがフラットで相手にプレッシャーをかけられて自分たちのゲームを遂行できなかったり、1週間で準備してきたものを1日目に表現できないっていうのは、やっぱりさっき言った部分の意識を高くしなきゃいけないと思いました。
ーどのようなバイウィークを過ごしたか?
ライブで5対5ができる時間が少なかったんですけど、その中でも、やりたいことがより明確になって、みんなの理解度が高まったなっていう2週間だったと思います。例えば、『前半戦こういうところで手こずったから、改善したい』ってコーチに言われたのを、ちょっとずつ改善できてるのかなと思います。あとは、それぞれ個人の部分で前半戦を振り返って、どういうところをうまくできるだろうとか、どういう新しい要素を自分のプレーに加えるかっていうようなことを考えられるような2週間だったのかなと思います。
ー熊本戦に向けての意気込み
レギュラーシーズンも残り28試合で、たった2週間ですけど、この2週間でどれだけ振り返って改善点を直せたりとか、いかに有効にできたかって証明できる週末になってくると思うので、すごく大事だなと思っています。熊本もコーチが変わってから、連勝も続いているし、勢いのあるチーム。僕たちの方が成績は上かもしれないけど、アウェイゲームでもあるし、どのチームに対してでも、チャレンジャー精神を持って挑まなきゃいけないと思うので、すごく大事だと思っています。またそこから水・土・日って続くので、5連戦のいいスタートを切れるように頑張りたいです。

エリエット・ドンリーのコメント
ー前半戦の総括
(東地区)3位ということで、もったいない負け方をしてしまった試合がけっこうありました。後半はもっと頑張ってそういうもったいない試合をしないように頑張りたいと思っています。またいつも同じことを言っていますが、出だしの準備とかエネルギーの部分もそうですけど、みんなが選手として危機感を持って、最初から頑張る気持ちを強くする必要があると思います。
ー後半戦への意気込み
みんなが怪我をしないのが一番だと思います。怪我をしない身体を作って、みんなが良い状態のまま試合を終わらせたいと思います。また、ブースターみんなの応援がやっぱり、チームの力になります。これからも応援してほしいと思っているので、またホワイトリングで会いましょう。

(インタビュー=芋川史貴)