今季最多23得点を記録した喜多川修平
今季最多23得点を記録した喜多川修平

 Bリーグ1部は6日、各地で第20節が行われ、宇都宮ブレックスはホームで新潟アルビレックスBBに86-48で勝利した。新潟は福田将吾ヘッドコーチと五十嵐圭が欠場。宇都宮もライアン・ロシター、比江島慎とスターティングメンバ―2選手が欠場する中、喜多川修平が今季最多23得点を記録するなど穴を埋め、通算2連勝で東地区の首位を守った。

出だしからエンジン全開

 第1クオーター、宇都宮がいきなりエンジン全開。開始7分で21-2と流れをつかむ。遠藤祐亮が8得点、テーブス海が6得点をあげ、このクオーターを28-8と圧倒。

 第2クオーターも宇都宮優勢の流れは続く。残り8分11秒には、喜多川がジャンプショットを沈めた直後のディフェンスのポゼッションで213センチのジェイソン・ウォッシュバーンのショットをブロックするなど、会場のファンを沸かせた。喜多川はクオーター残り4秒にも3ポイントシュートを決め、宇都宮が50-19と31点リードで折り返す。

 後半、新潟はこの日15得点をあげたウォッシュバーンを中心とした攻撃で得点を重ねるも、差を詰めることはできず。宇都宮は地元・宇都宮市出身の星川堅信がBリーグデビューを飾るなど、ベンチ登録全12選手がプレー。86-48で宇都宮が第1戦に勝利した。

Bリーグデビューを果たした星川

セカンドユニットが機能

 安齋竜三ヘッドコーチは試合後、「出だしからディフェンスの部分ではいい強度で出来ていた。リバウンドの部分でもビッグマンだけじゃなくて全員で出来ていた」とチームを称賛。

試合後、記者の質問に答える安齋ヘッドコーチ

 7本中4本の3ポイントシュートを沈め、スタメン2人を欠く宇都宮のオフェンスをけん引した遠藤は「2人がいないから(積極的に得点を取りに行く)という気持ちはなかったです。最初からシュートのタッチが良かったので、積極的に行きました」と試合を総括した。

20得点でオフェンスをけん引した遠藤

 23得点を記録した喜多川を中心に38得点を稼いだベンチについては、「今シーズンはセカンドユニットがすごく機能していて、ディフェンスの強度もオフェンスの強度も落ちずに40分間戦えるメンバーというのが揃っていると思うので、みんな意思疎通ができて、みんな同じ方向を向いてしっかりプレーできているというのが今日の試合でも出たんじゃないかなと思います」と語った。

年明け好調 攻守で存在感

 約17分のプレーでチーム最多の得点をあげた喜多川。

 1月23、24日の千葉ジェッツとの2連戦では、それぞれ15得点と13得点をあげ連勝に貢献するなど、年明けから調子を上げている。

 ロシターと比江島を欠きながら東地区上位を争う宇都宮にとって、攻守で活躍を期待できる貴重なロールプレイヤーとして存在感を見せている。

試合後、記者会見に臨む喜多川

 好調の要因について喜多川は「オフェンスはそんなに意識していなくて、ディフェンスでどれだけ練習でやってきたところをしっかり出せるかにフォーカスしてやっていて、オフェンスは積極的に自分のリズムでシュートを放っていこうとは思っています」と語る。

 1位から7位までがわずか6ゲーム差と、例年以上の激戦となっている東地区。

 現在首位にいる宇都宮でさえもチャンピオンシップ進出を決めるまでまだまだ道のりは長い。

 そんな中で、主力を欠きながらも他の選手がステップアップし、勝利を重ねることができているのは、層の厚さ、総合力の高さの証ともいえる。

僕もケガして長いことプレーできなかったことがあるので。そこですごく『みんながステップアップしているな』って外から見ていた部分があったので。やっぱり誰かが怪我してできないというのは一番本人がつらいと思うので、そこはチームでカバーしていつでも戻ってこられる状態でやっていきたいなと思っています」。

 周りに助けられた経験を持つ喜多川だからこそ、チームのピンチを助けることの重要性を知っているのかもしれない。

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