「ディフェンスで耐えて耐えて、勝利をもぎ取った」川崎ブレイブサンダースが北海道に快勝 勝久HCが目指すチーム像を体現、後半戦へ手応え
北海道に勝利した川崎ブレイブサンダース©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)は1月3日と4日の両日に各地でレギュラーシーズンの第18節が行われ、東地区の川崎ブレイブサンダースはホームのとどろきアリーナで同地区のレバンガ北海道と対戦した。

 第1戦では川崎が前半42−38とリードしたものの後半に逆転され、最終的に77−83で敗戦となった。

 翌第2戦では、第1クォーター序盤は北海道が流れをつかんだものの、川崎は篠山竜青エマニュエル・テリーが軸となり、9−0のランで追いつく。17−18で迎えた第2Qでは、ロスコ・アレン津山尚大が3ポイントシュートを決め、30−30の同点でオフィシャルタイムアウトへ。その後もリードチェンジを繰り返しながら40−42で折り返す。55−55で迎えた第4Qでは水野幹太飯田遼が3Pシュートとフリースローで得点を稼ぎ、最終的に79−69で勝利。2026年初のホーム勝利で前半戦を締めくくった。

 第2戦では、3Pシュート4本(成功率80%)を沈めた飯田がチーム最多の16得点とシーズンハイを更新。他にアレンとドゥシャン・リスティッチが12得点、テリーが11得点14リバウンドとダブルダブルを達成し、津山が10得点と5人が2桁得点を記録した。終盤攻撃の起点となった水野は第4Qだけで7得点の活躍を見せた。

 試合後の記者会見では、勝久ジェフリーHCと飯田、津山が記者の質問に答えた。

シーズンハイの16得点を挙げた飯田遼©Basketball News 2for1

勝久ジェフリーHCの北海道戦後のコメント

ーー北海道戦・第2戦の総括

今日(第2戦)は、本当に選手たちがディフェンスのプランを強度高く遂行したことによって、終始自分たちの目指している「ディフェンスからリズムをつくる」ということが体現できた試合だったと思います。そしてオフェンス面では、一人一人が貢献しようという気持ちがすごくこもっていた1試合でした。これからバイウイークに入りますが、今日の試合からヒントを得てディフェンスの一つのスタンダードをしっかり軸に置いて忘れずに、今日みたいな試合をどうやって勝ち切れるかというのを、これからも一つ一つ突き詰めていきたいと思います。2026年、これからも応援よろしくお願いいたします。

ーー川崎らしいディフェンスを遂行できた要因は

昨日(第1戦)トップスコアラーの富永、オカフォーにけっこうやられたというのは選手の中では少なからずあったと思います。もっといいディフェンスをしたい、もっとやり返したいという気持ちはあったんだろうなと思います。あとは自分たちの大事にしているベースの部分、ディフェンスのベースの部分で昨日できていなかったポゼッションが多かったので、それをチームで映像を使って振り返りました。やっぱり、できているときはディフェンスがいい、それがおろそかになっているときは相手が自由にプレーしている、どちらかというと自分たちが相手がやろうとしていることに反応しているだけで、何も仕向けていないという時間帯がすごく多かった。今日は本当に出たメンバー、出たメンバーが前からしっかりピックアップをして、強度の高いディフェンスを40分近くプレーした結果、いい試合ができたと思います。

記者の質問に答える勝久ジェフリーHC©Basketball News 2for1

ーーディフェンスから勝利をつかんだことは選手が自信をつけるにはとてもいいことだと思うが、どのように生かしていきたいか

一つ前のバイウイークに入るタイミングで自分たちがディフェンスをしっかりアイデンティティーにするチームでありたい、そういうチームであろう、という話をしたので、ちょうどこのタイミングでディフェンスから勝利をもぎ取ることができたのは、選手にとってすごく自信になったと思います。北海道さんの平均得点は88点あたりだったと思うのですが、今日はすごくいいディフェンスをしてそれ以下に抑えることができたので自信になったと思います。なので、こういうような勝ちパターン、ちゃんとディフェンスをやって自分たちのチャンスが、今日も第3Qは相手にリズムが、流れがちょっといったときに崩れることもできたかもしれない。でもディフェンスで耐えて耐えて、その中でビッグショットもあったりしましたが、最終的にそのQは13得点に抑えた。そしてディフェンスで集中力を切らさなかったというのは大きかったと思います。その経験というのは今のチームにとって大きいです。

ーー第3Qが始まって最初から7分くらいは我慢の時間帯となり、終盤に一気に突き放したが、どういう指示をしていたのか

第3Qにどう修正したというよりは、前半に、自分の中では前半の中にヒントがあったと思っています。長谷川が出ている前半の5分弱だったと思うのですが、スコアこそはそこまでチームとして伸びていませんでしたが、ディフェンスでは相手をその時間たしか4得点に抑えていた時間帯がありました。「これでいい!」と思えるような、ディフェンスで耐えて耐えて耐えて、少しシュートが入っていなかったとしても、ディフェンスで集中力を保てればこういうゲームができるというヒントを前半に得ることができました。なので、後半も最初長谷川でいって、ディフェンスのリズムをもう一回つくって、こういうディフェンスをやるべきということを長谷川はじめみんな見せてくれた。少しエラーもありましたがチームとして崩れることはなかったので、それが自分たちに流れがきたときにつかめたきっかけだったと思います。

飯田遼の北海道戦後のコメント

ーー北海道戦・第2戦の総括

北海道さんは平均得点が88点なので、昨日の悔しい負けからチームでそれを69点に抑えることができたのはチームとしてもプラスだと思いますし、日頃から行っているチームディフェンスの徹底が少し試合で出てき始めていると思う。そういった部分でも自分たちにとってかなり収穫のある勝ちでしたし、試合だったと思います。

記者の質問に答える飯田©Basketball News 2for1

ーー今シーズン自己最多の16得点を記録して、特に第4Qの競った場面で3Pが効果的に決めていたが、シュートタッチの良さや考えてプレーしていたことは

オフェンスの部分では基本的には空いたらシュートを狙うというマインドでしたが、それよりもディフェンスが大事なので。富永やラモス、それまで得点が伸びてなくても1本2本いい場面で決められてしまったら10点、20点取れるスコアラーだと思うので、そこにとにかく集中していました。

ーー富永に対して第2戦で徹底したことは何か

昨日も30得点取られてはいましたが、富永に対してチームとしていいディフェンスをできている部分もあったと思います。それが今日はよりハードに、よりチームで守れた結果だと思います。間違いなく北海道で一番キーになる選手だと思うので、特に意識は変えていない。みんな危ない選手だと分かっているので、特に意識は変えていませんが、よりアグレッシブにディフェンスしよう、邪魔していこうというのがいい結果につながったと思います。

津山尚大の北海道戦後のコメント

ーー北海道戦・第2戦の総括

今日の試合は昨日の反省点から改善して、ディフェンスをしっかり遂行できたことが今日の勝利につながったと思います。

記者の質問に答える津山尚大©Basketball News 2for1

ーー自身もいいディフェンスをしていたが、序盤からどんな気持ちを持って試合に臨んだか

ジェフさん(勝久HC)が求めるディフェンスというのを40分間やり続けることが今日のポイントだったので、まずは富永にプレッシャーをかけつつ、オカフォーのインサイドもしっかり止めるというのをみんなで意識したので、チームとしてできたのではないかと思います。

ーーここまで30試合を終えて、自身のプレーなども振り返ってみてどうだったか

今日でしっかり中盤戦も終わって、僕自身プレーで悩むこともありましたがチームメートにしっかり支えられて、常にアグレッシブにオフェンスもディフェンスもできています。ここからオールスターウイークを挟んで、後半戦に向けてチーム一丸となって戦っていきたいと思います。

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