
13日より都内でFIBAアジアカップ2025に向けたディベロップメントキャンプ(DC)を行っているバスケットボール男子日本代表。今回のDCに招集されたメンバーは19名となっており、その平均年齢は21.7歳と若手中心に構成されている。瀬川琉久(千葉ジェッツ)や湧川颯斗(三遠ネオフェニックス)などBリーグで活躍している若手選手のほか、パリ五輪で代表入りしたジェイコブス晶(フォーダム大)やNCAA1部でプレーするテーブス流河(ボストン・カレッジ)、山ノ内勇登(オーラル・ロバーツ大)といった海外でプレーするメンバーも多く参加しているのが特徴だ。
そんなユニークなメンバーの中でも、代表入りに一際強い思いを持つのが川島悠翔だ。現在20歳の川島は、2023年にオーストラリアのNBAグローバルアカデミーに加入。その後、NCAAディビジョン1のシアトル大学に進学し、200㎝ながら機動力に優れたプレーとシュート力を武器に、日々腕を磨いている。
代表経験も豊富で、2022年に行われた「FIBA U16アジア選手権」では平均26.6点で得点王とMVPに選出されるなど、得点力に加えリバウンド力の高さにも定評がある。昨年2月に行われたアジアカップ予選では、当時18歳ながらグアム戦で代表デビューを果たしており、日本の将来を背負う選手として期待されているひとりだ。
15日に行われたメディアデーでは、記者の質問に答えた川島。DCへの招集についてやアメリカでの生活など、さまざまなことについて話してくれた。
川島悠翔の公開練習後のコメント
ー自身の強みは
トムさんも言われたんですが、ドライブを力強くいけること。そこからしっかりいい判断ができればと思います。
ーアメリカにいってからその強みはどう磨かれたか
フィニッシュのところでもっと力強くいけるようになりましたし、ストップもアメリカで練習したのですごいよくなったと思います。
ー今の手応えは
まだまだ失敗することが多くて大丈夫かな?って思うんですけど、どんどんチャレンジして自分の持てる武器をトムさんにしっかり見せていきたいなと思います。

ー今回の招集についてどう思うか。自身の課題は何か
このキャンプに呼ばれたことは嬉しいことですし、当たり前のことじゃないということを自覚してやっていきたいです。課題は判断力とボールの強さ。すぐファンブルしてしまうというところがあったので、そこをしっかりビデオを見直して自分の中でもっと磨けるように頑張りたいです。
ーアメリカでの大学生活はどうか
楽しいです。自由になって自分でいろいろとやることがあるので、すごく楽しいです。
ーワークアウトなども自主的にやっているのか
そうですね。アメリカだと自分からコーチに連絡してやるという感じなので、自分で連絡してやっています。
ー今強化している部分は
今は、スペーシングとドライブのレーンの修正をアメリカでやっています。
ーA代表にかける意気込みは
力強いプレーをしたいと思いますし、日本代表のために自分の出せるすべてを出したいと思います。