
13日より都内でFIBAアジアカップ2025に向けたディベロップメントキャンプ(DC)を行っているバスケットボール男子日本代表。今回のDCに招集されたメンバーは19名となっており、その平均年齢は21.7歳と若手中心に構成されている。瀬川琉久(千葉ジェッツ)や湧川颯斗(三遠ネオフェニックス)などBリーグで活躍している若手選手のほか、パリ五輪で代表入りしたジェイコブス晶(フォーダム大)やNCAA1部でプレーするテーブス流河(ボストン・カレッジ)、山ノ内勇登(オーラル・ロバーツ大)といった海外でプレーするメンバーも多く参加しているのが特徴だ。
サンロッカーズ渋谷のジャン・ローレンス・ハーパージュニアも日本代表入りを目指して日々練習に励む一人だ。現在22歳のハーパージュニアは、今年2月に行われた「FIBAアジアカップ2025予選 ウィンドウ3」モンゴル戦において追加招集となり、代表デビューを果たした。18分40秒の出場で7得点3リバウンド3アシスト2ブロックを記録し、会場を沸かせた姿も記憶に新しい。
15日に行われたメディアデーでは、シュート練習などに励む姿を見せ、公開練習後にはメディアの取材に対応。ここまでの合宿についてや戦友ともいえる高校の先輩・河村勇輝とのワークアウトなどについて話してくれた。
ジャン・ローレンス・ハーパージュニアの公開練習後のコメント
ー2月の緊急招集で代表デビューをして、今回も合宿に呼ばれた。率直な感想は
率直には嬉しいんですけど、これからが本番だと思っているので、気を引きしめてこれからもっとアグレッシブにやっていきたいなと思っています。
ー前回の代表戦ではディフェンスで魅せていた
ディフェンスの部分はずっと自分の持ち味でやってきていますが、ポイントガード(PG)としてオフェンスの部分でも仲間を生かすようなプレーを心がけて、これからこのチームに貢献していきたいです。
ーPG陣の中には高身長の選手も多いが、争いの中で重要となってくるポイントは
世界と戦うとなった時に身長もそうなんですが、フィジカルの部分で絶対に負けてはいけない。自分からアグレッシブにやっていくことを意識してやっています。
ー2月の代表戦から自身の中で変化はあったか
2月に代表に入らせてもらって、さらに(河村)勇輝に近づけると思いましたし、勇輝と一緒に代表に入って一緒にプレーしたいという思いが強くなりました。
ー河村とはそのような会話はしたか
そうですね。「一緒にやれたらいいな」という会話もちょくちょくしていますし、ワークアウトとかも結構やっていたので、そこでいろいろ話しました。

ー河村とのワークアウトはシーズンが終わってから?
自分の課題であるシュートの部分などをワークアウトで一緒にやりました。NBAで経験したことを自分にもしっかり共有してくれたので、そこを自分がしっかり吸収して練習とかで発揮できたらなと思います。
ー「NBAで経験したことを共有」とは
「常にアグレッシブにやることが大事」というのを言われていて、シュートでもスリー(3P)だけじゃなくディープスリーも打つことが大切と教えられましたし、体の部分でも当たり負けをしないことが大切というふうに教えられました。
ー下の世代のPGも入ってきたがどう思っているか
誰にも負けないくらいアグレッシブにやらないといけないなと思いました。
ー先輩な感じはあるか
年は上なんですが、あまり先輩と思われていないかなと思います。(他のメンバーと)けっこう仲はいいですね。
ーホーバスHCが今回のアジアカップでは若手も呼びたいと話していたが、意気込みは
これまでと変わらず、アグレッシブにやるだけだと思います。ディフェンスでは自分の持ち味というのを出して、オフェンスでは自分から積極的に攻めたり、積極的なパスだったりを心がけていきたいなと思います。
ー今回の合宿で見えてきた課題は
(代表チームが)前きた時と違うことを取り入れていて、それにアジャストするのに時間がかかっているんですけど、それをしっかり自分たちが遂行することによって底上げにもなりますし、チーム全体がレベルアップするのかなと思います。
ーA代表に呼ばれたらどういうプレーをしていきたいか
A代表に入ると年齢が下になるんですが、年齢に関係なくアグレッシブにやるだけかなと思います。