
Bリーグ1部(B1)は1月3日と4日の両日に各地でレギュラーシーズンの第18節が行われ、東地区のレバンガ北海道はアウェイの東急ドレッセとどろきアリーナで同地区の川崎ブレイブサンダースと対戦した。
3日の第1戦では前半こそ川崎にリードを許したものの、富永啓生がキャリアハイの31得点を叩き出し、83-77で逆転勝利をした。
翌日の第2戦では、序盤はリードをつかんだものの、その後は川崎に追いつかれ、拮抗した試合展開に。北海道はジャリル・オカフォーやケビン・ジョーンズが内から外から得点を重ね、リードチェンジを繰り返しながら42-40で折り返す。その後もシーソーゲームの展開となっていた中、第4クォーターは川崎の堅いディフェンスに苦しみ、最終的には69-79で黒星を喫した。
北海道は第2戦では、ジョーンズが3ポイントシュート4本を含む14得点10リバウンドとダブルダブルを達成、オカフォーが18得点9リバウンドの活躍を見せた。第1戦で31得点を記録しキャリアハイを更新した富永は、放った3Pシュート4本全てを外し、わずか6得点で試合を終えた。
前半戦の30試合を終えて23勝7敗とし、東地区3位につけているレバンガ北海道は、バイウィーク(休止期間)明け24日と25日にアウェイで東地区首位の宇都宮ブレックスと対戦する。第2戦後の記者会見では、トーステン・ロイブルHCと富永が記者の質問に答えた。

トーステン・ロイブルHCの川崎戦後のコメント
ーー川崎戦・第2戦の総括
今日(第2戦)の試合は川崎さんのディフェンスが非常に良くてフィジカルにやられて、自分たちの得点が70点以下、69得点に抑えられたというところが大きな敗因だったのかなと思います。特に数名のシューター陣は全然シュートが入らず、全体的なチームとしてのパフォーマンスも足りておらず負けてしまいました。
ーー昨日(第1戦)非常に好調だった富永が不調でマークも非常に厳しかったが、彼がうまくいかなかった時にチームとしてどのように展開しようとしたか
今日の試合に限らず全試合と富永に対してのディフェンスというのは集中するので、通常だったらそうされた時に、富永が当たっていない時に、ほかの選手がステップアップしてチームとして得点をとるということを今までやってきました。しかし今日の試合に関しては誰一人、ベンチも含めてステップアップできていなかった。唯一オカフォーとジョーンズが点数が取れましたが、彼らにとってはこれが平均の点数でありチームとしてそこの全体的なパフォーマンスがよくなかったと思います。

ーー前半30試合を終えて23勝7敗としているが、ここまでのチームのパフォーマンスについてどう考えているか
シーズンが始まる前に、このレバンガ北海道というチームが30試合終わった時に「23勝するよ」と言っていた人は日本中誰もいなかったと思います。誰かそんなことを言っていたら病院に連れていかれていたと思います(笑)。それほど期待以上の結果を出しているというところで総合的にはいいと思っていますし、こういうアップセットというのはどのチームでも起こることです。今日の試合だけにフォーカスするのではなく、しかし今日の試合から学ぶことはたくさんあると思いますので、しっかり前に進めるように今日の試合から課題というのをクリアしながら前進していきたいと思います。
ーー連勝がストップしたが、その後も集中力を切らさずに前を向き続けられる要因は
自分は基本ポジティブに考える人間なのであまりネガティブには考えないし、今までネガティブに考えた人間が世界を変えてきたということはほぼないと思います。選手にも「成功の反対は負けではない」ということはつねに伝えているので、こういう試合は正直必要だと思っています。今日の試合に関しては、努力が足りなかったというよりはやっぱりチームとして賢くプレーできなかったというところが大きかったと思います。なので、今日のこの痛い負けを自分たちのモチベーションに変えて成長し前進していきたいと思います。
ーー今シーズン、HCとしてチームに伝えていることは
自分たちの今シーズンのスローガンが「Far, Together.」なのですが、それが物語っているかなと。はやく行きたいのだったらひとりで行けばいい、ただし遠くに行きたいのだったら全員で行こうとチームワークということを強調しています。練習でも毎回チームとしてどうやったらボールを動かして、どうやってチームとしてプレーしてリバウンドして、フィジカルにプレーして、相手のペースをスローダウンするというところを練習から積み重ねてやっています。また、この競技をビジネスではなくゲームとして捉えています。なので、お伝えしたいことは「楽しむ」ということ、エンジョイすることというのが大事かなと。今回短いバイウィークに入りますが、しっかり選手たちにオフを与えて、しっかりリチャージできる時間を与えて、この競技の楽しさを選手たちに強調していっています。
富永啓生の川崎戦後のコメント
ーー川崎戦・第2戦の総括
第1Qから第3Qくらいは対等にやれましたが、最後は相手のやりたいことを、3Pも精度よく決められて、自分たちのオフェンスもなかなか流れがうまくいかず、ちょっと後手後手の展開が続いた。最後の最後に少し相手の方が上回ったのかなという印象の試合でした。
ーー第2戦では非常に厳しい状態でしたが、今日のプレーについてどうだったか
アグレッシブなところが欠けていたかなと思うのと、昨日ああやって調子が良くて、もちろん相手のディフェンスも警戒してくると思います。しかしその中で、別に自分個人として何か変えてきたというわけではなかったと思うので、そこは自分がもっともっとやっていかなければならなかったと思います。またシュートが入る入らないはあると思いますが、そこもしっかり、特に入らない時こそ、シュートセレクションというところをもう少し考えていけたらいいかなと思っています。

ーー前半戦が終了して好成績を収めているが、結果が出ている要因はどう考えているか
自分たちのホームコートの歓声やファンの入り方を見ていても、間違いなくどんどん試合を重ねるごとに注目されているなというのは選手としてもすごく感じています。また、勝てている一つの要因がひとりひとりの選手が毎試合毎試合ステップアップして自分の役割をまっとうできているというところが今勝てているところかなと思います。この2試合はその辺りが少し欠けてしまった部分があると思うので、そこはまた休みのあとにしっかり立て直して、また自分たちらしいバスケットをやっていきたいなと思います。
ーー第1戦と第2戦の川崎のディフェンスで、何か変化は感じられたか
これといってここが変わっていたというところはないと思いますが、本当にひとりひとりの選手が、勝つ気持ちというのが昨日より全然強かったなというのは自分たちも戦っていて思いました。ひとつひとつのリバウンドだったりルーズボールだったり、その辺りのところで自分たちが追い気味になってしまったところがありました。その辺りは自分たちとしての反省点ですし、川崎さんが昨日負けて、今日何としても勝つんだという気持ちは自分たちも受けてとれたかなと思います。
ーー初のBリーグでのプレーとなった今シーズン、30試合を終えての自身のプレーについてどう見ているか。バイウィークに強化したい点は
シーズン最初に比べて落ち着いてプレーできているかなという印象はあります。新しいリーグということで最初は自分がやらなくてはという状況が多かったところも、しっかりと試合を重ねるごとにその辺りもリズムよく、自分のリズムでバスケットができてきていると思います。
これからも間違いなく自分のところにはプレッシャーがかかってくると思うので、今日みたいにしっかりとボールもまわしながら。アシストというところでもしっかりとチームに貢献できると思うので、その辺りも意識してやっていきたいなと思います。






