
Bリーグ1部(B1)は13日と14日の両日、各地でレギュラーシーズン第14節が行われ、西地区の広島ドラゴンフライズはアウェーのカミアリーナで同地区の島根スサノオマジックと対戦。第1戦は73-71で勝利し、第2戦は88-96で敗れた。
第2戦は序盤から島根の3ポイントシュート攻勢を止められず、第1クォーター終了時点で20-24とリードを許す展開に。それでも第2Qはクリストファー・スミスやドゥェイン・エバンスがペイントアタックとフリースローで加点し、49-46と逆転して前半を折り返す。しかし、第3Qに入ると、ディフェンスの強度を上げた島根に10-0のランを許して再逆転され、57-69で最終クォーターへ。第4Qはエバンスの3Pによる連続得点で一時3点差に詰め寄ったものの、ひっくり返すことはできず。連勝を飾ることはできなかった。
第2戦ではスミスが28得点5アシスト、エバンスが26得点11リバウンドのダブルダブルを記録。試合後の記者会見では、朝山正悟HCが記者の質問に答えた。

朝山正悟HCの島根戦後コメント
ーー島根戦・第2戦の総括
本当にタフなゲームになりました。昨日(第1戦)と違って岡田選手が入ってきたことによる部分ですね。自分たちのディフェンス、もう少しできた部分は当然あると思うのですが、1on1のところで決められてしまった。決めきった岡田選手はさすがだったなと。前半はかなり彼一人にゲームを作られて、後半も勝負どころでかなり決められてしまいました。タフショットもかなりあったと思います。
自分たちとしては、負けたのでもちろん反省点はいろいろあるのですが、けが人がいる中で最後までしっかりとチームで戦うことはできたのではないかなと思います。本当にこの状況の中でも、やるべきことを遂行して体現してくれた選手たちを誇りに思います。

ーー岡田に対して特別に準備したことは
もちろんピックアンドロールのところであったり、リジェクトであったり、準備していた部分はあります。ただ、先ほど言ったように1on1から間合いを作られての3P、最初の5本連続がほとんどそういったシチュエーションだったのかなと。しっかりと1on1で向き合わなければいけない部分で、前からプレッシャーをかけていきたいというところでした。佐藤涼成とハーフコートに入ったタイミングのところでは、サイズ感を考えて自分たちのペリメーターの選手、2番3番の選手をなるべくつけようと考えていたのですが、結果としてはうまくいきませんでした。
ーー連戦が続く中、コフィ・コーバーンや伊藤達哉が出られない状況で、苦しい戦いが続いているが、選手たちに伝えたいことは
長いシーズンの中でけがが起きるのは仕方ないことです。その中でベンチ登録できるメンバーは12人、そこを40分奪い合うという部分は選手たちがしっかり競争意識を持ってやっていかなければいけない。本当にこのけが人が出ている中で、しっかりと自分をアピールできている選手もいると思います。いきなりこういう状況が来たから何かができるということではないと僕は思っています。
普段からの準備で、たとえプレータイムがなかなかなくてもしっかりと準備をし続けて、いざ自分がそういった場面になったときに結果を残せるかどうか。これはプロの世界なので、しっかりと日頃から向き合いながら今後もやっていきたいですし、それに対して自分たちコーチ陣がしっかりとサポートしていく。シーズンを通してやっていくことが、こういう中でもしっかりと戦っていけるチームになることにつながるのではないかなと思います。
(中国支局)






