
Bリーグ1部(B1)は、14日、15日の両日、各地でレギュラーシーズンの第26節が行われ、東地区首位の宇都宮ブレックスはアウェイの滋賀ダイハツアリーナで、西地区11位の滋賀レイクスと対戦した。
第1戦、宇都宮はD.J・ニュービルが3本連続で3ポイントシュートを沈め、第1クォーターからリードを奪う展開となる。しかし、その後は滋賀の游艾喆のドライブや西田陽成の3Pで差を詰められ、42-39とわずかにリードして後半へ。第3Q、高島紳司の連続3Pなどで宇都宮が再びリードを広げるも、ディフェンスのキーマンである高島が第3Qで4ファウルとなり、流れをつかみきれない。3Pが落ち始めた宇都宮に対し、滋賀は岩下准平が連続で3Pを沈め、52-60と滋賀に逆転を許して最終クォーターへ。第4Qはニュービルの3P、小川敦也のドライブで追い上げを図ったものの、游を起点とした滋賀の中外バランスのいいオフェンスを前に、とらえきれない。3点差で迎えた終盤、ニュービルの3Pシュートが外れると、78-83で第1戦を落とした。
翌第2戦、第1戦を欠場した比江島慎が第1Q終盤にコートに入ると、オフェンスにリズムが生まれ、宇都宮がリードを奪う。その後は第1戦同様に一進一退の展開となったものの、後半に入ると、宇都宮がディフェンスの強度を上げ、滋賀からターンオーバーを誘発。ディフェンスから流れをつかみ、一気にリードを広げる。14点リードで迎えた最終クォーターは滋賀に追い上げを許したものの、終盤にフリースローを確実に沈めた宇都宮が93-87で勝利。第26節を1勝1敗で終えた。
第2戦では、宇都宮はニュービルが25得点、ギャビン・エドワーズとグラント・ジェレットがそれぞれ13得点、アイザック・フォトゥが10得点を記録。宇都宮は第26節を終えて33勝11敗としており、東地区首位につけている。
試合後の記者会見では、ジーコ・コロネルHCと高島が記者の質問に答えた。
目次
ジーコ・コロネルHCの滋賀戦後のコメント
――滋賀戦(第2戦)の総括
まず、滋賀の選手、コーチ陣、ブースターの皆さんもこの週末の2試合は素晴らしい試合でしたし、誇っていい試合だったと思います。ブレックスファン、滋賀ブースターの皆さんに二試合を通して素晴らしい雰囲気を作ってくださって、こういった素晴らしい雰囲気の中で試合をすることができて、その中でしっかり遂行して、やるべきことをしっかりやっていくことは良い経験になったと思います。まだ常に成功しているわけではないですけど、この経験を生かして今後に繋げていきたいと思います。

――高島紳司の貢献が光ったが、評価は
プラスマイナスの評価は必ずしも個々のパフォーマンスだけを現すものではないので、その影響じゃない部分もありますが、今日(第2戦)の高島選手のプラスマイナスを見て分かるように、26分のプレイタイムでプラス15なので、コートに立っている時の彼のアグレッシブなディフェンスというのは、本当にチーム全体のディフェンスを変えるようなディフェンスだと思っています。
彼がしっかり(ボールマンに)プレッシャーをかけることで、後ろにいる選手たちもよりアグレッシブにディフェンスをすることができるので、チーム全体のディフェンスもよりアグレッシブで良いディフェンスができるという点でチームを変えてしまうようなパフォーマンスだと思います。昨日(第1戦)も良いパフォーマンスはしていましたが、ファウルトラブルでプレイタイムを伸ばすことができなかったので、その影響力をうまく生かすことができませんでした。
――出場時間が短い中で、オフェンス面で存在感を発揮していた比江島だが、第1戦に勝利していた場合でも、第2戦での出場はあったのか
試合の結果によって選手がプレーする、しないを決めてはいません。昨日から今日の試合までの24時間、試合に向けて準備する時間があり、けがから復帰するタイミングの中で、この一日の中で彼はしっかり準備することができました。今日はプレータイムに制限がある中ではありましたが、第1Qの最後にチームに素晴らしいパンチを与えてくれたと思います。来週に控えるEASLのファイナルに向けて、けがからの復帰初戦をEASLの準決勝にしたくはなかったところもあり、今日プレーをしました。
高島紳司の滋賀戦後のコメント
――ディフェンスでの貢献が光ったが、第1戦の敗戦を受け、第2戦をどう戦ったのか
原点に立ち返るというか、自分たちが今までどうやって勝ってきたのかにフォーカスしようと自分は思っていて、相手の戦術どうこうの前に、自分がそれを壊してしまえばやられることはないと思っていたので、そこをしっかり表現してやれたと思います。
――第1戦はファウルトラブルでプレータイムが限られたが、第2戦どう改善したのか
昨日も(ファウルトラブルがあり)、前節(茨城戦)もファウルアウトしてしまって、チームに迷惑をかけてしまったというのがあったので、まずそこをファウルにならないように守ろうという中で、最後に吹かれてしまうことが多かったので、そこはしっかりと気をつけながら守れたので、今日はすごくよかったと思います。

――サイズが小さくスピードがある選手とのマッチアップも問題ないか
いや、特にスピードのある選手は自分としては不得意にしているというか。でも守っていかなくてはいけないので、そこはしっかりスカウティングの部分で、相手がどういう特徴があって、どういうことが得意なのかを自分なりに更にスカウティングしながら、相手によって変えてやっています。
――第2戦、復帰した比江島のオフェンスでの存在感について
オフェンスの得点のオプションが増えるというのもそうですし、彼がいることによって、彼にディフェンスが寄ることで自分や遠藤選手がより空いてくるというのもあります。特にニュービル選手と比江島選手の二人が出ていると、相手はどっちを守るかとなると思いますし、そうすると必然的に自分と遠藤選手を守るディフェンスが寄っていくと思うので、そこは比江島選手の良さだと思います。第1戦はいない中で、厳しい戦いをしましたけど、彼が戻ってくると得点力もそうですけど、周りのやりやすさが上がったと思います。
(高久理絵)






