
Bリーグ1部(B1)は10月3日から5日にかけて各地でレギュラーシーズンの第1節が行われ、西地区の富山グラウジーズはアウェーの京都市体育館で同地区の京都ハンナリーズと対戦した。
今季よりB1復帰の富山は第1戦、最大23点ビハインドを負う展開から3点差まで追い上げたものの、85-94で敗れた。翌第2戦は、昨季B1得点王のブロック・モータムを中心に、チーム全員でバランス良く得点を重ねていく。前半終了間際には今季新加入のトレイ・ケルがブザービーターとなる3ポイントシュートを沈め、51-49と逆転に成功。後半は一進一退の攻防が続いたが、富山は終盤の勝負所でモータムと岡田雄三の3Pシュートに加え、田中晴瑛のアシストも冴えわたり、96-91で今季初勝利を挙げた。
富山は第2戦では、モータムが3Pシュート5本を含む21得点、ケルが16得点6リバウンド4アシスト5スティール、田中がキャリアハイの7アシスト、岡田が13得点を記録した。第2戦後の記者会見では、ダビー・ゴメスHCと田中が記者の質問に答えた。
ダビー・ゴメスHCの京都戦後のコメント
ーー京都戦の総括
まずはじめに、この勝利は(負傷した)野崎選手に捧げたいと思います。こういう試合は必ず自分たちのものにしていけないといけないのがこのリーグです。選手たちはものすごいたくさん努力してくれました。富山の組織としてB1で長い間勝っていなかった中で、スポンサーさんやブースターさんやたくさんのサポート、コーチ陣の努力があって得られた勝利だと思っています。カメラに見えないところの努力が全て実った瞬間です。そこは皆さんに認識してもらいたい内容です。
自分としては勝利に対してまだ楽しめていません。難しい話になりますが、バスケットボールというより、そうではないところの展開が多かったと思っています。そういったところは早い段階で改善できるようにしたいです。もちろん好き、嫌いはあります。どちらのチームにもけがに近いようなプレーもあり、健康に良くないと思います。その中で戦わないといけないというが現実としてあります。そこで選手が人間性を見せてくれて、得られた勝利なのかなと思います。コーチ陣やここに出てこないスタッフの皆さんの支えがあって勝利できたと思っています。

田中晴瑛の京都戦後のコメント
ーー開幕節を終えてのチームの課題は
一番はディフェンスリバウンドの部分が課題だと思います。相手にセカンドチャンスを与えるシーンがたくさんあったので、そこが一番の修正点だと思います。







