
Bリーグ1部(B1)、2部(B2)に所属する東北6県のチームが参加する「東北カップ2025」が9月13日から15日にかけて岩手県盛岡市の盛岡タカヤアリーナで行われ、B2・東地区の岩手ビッグブルズは15日に行われた3位決定戦で青森ワッツと対戦し、67-72で敗れた。
14日に行われた準決勝でB1・東地区の秋田ノーザンハピネッツに惜敗し、迎えた15日のB2・青森との3位決定戦。第1クォーターから均衡した展開となった岩手だったが、新加入のマルコ・テヒチが連続得点挙げるなどしてリズムをつかみ、前半を41-27と14点リードで折り返す。しかし、後半に入ると、戦術を変えてきた青森にアジャストできず、追い上げられる展開に。第4Q残り2分6秒に青森の寺嶋恭之介に得点を許し、67-67の同点とされると、残り1分30秒には浅井修伍にフリースリーを与えてしまい、逆転を許す。最終的には67-72と惜敗し、4位で東北カップを終えた。
岩手は、クレイ・マウンスが19得点、新加入のノア・ガーリーが12得点11リバウンドとダブルダブルを記録。ルーキーイヤーとなる中野友都は9得点2アシストと指揮官の期待に応える結果を残した。
岩手は10月4日と5日に今回対戦した青森とマエダアリーナ(新青森県総合運動公園)で開幕戦を戦い、10月18日と19日に西地区のライジングゼファー福岡とホームの盛岡タカヤアリーナでホーム開幕戦を迎える。青森戦後の記者会見では、鈴木裕紀HCと中野が記者の質問に答えた。

鈴木裕紀HCの3位決定戦・青森戦後のコメント
ーー3位決定戦・青森戦の総括
昨日(準決勝)、今日(3位決定戦)と東北カップで自分たちの良い部分と課題というのをしっかりと洗い出すことができたので、すごく有意義な大会になったと思います。ここから開幕まであと2週間、昨日と今日で出た課題をしっかりと修正できるように、また練習から取り組んでいきたいなと思います。
ーー準決勝・秋田戦でもディフェンスで当たり負けしていなかったが、トレーニング強化してきたのか
それぞれしっかりとウェイトトレーニングには励んでくれていましたし、2年前B3から上がった時にフィジカルの部分ですごく負けていたというのがそれぞれも感じていたので。ディフェンスをハードに頑張るだけではなくて、まずヒットして相手の動きを止める、ラインを下げさせないというところを今シーズンは意識して練習しています。

ーー新加入のノア・ガーリーも前線からディフェンスに加わっていたが、そこの評価はどうか
全体的な強度を出そうとする姿勢はすごく良いかなと思います。あとはクオリティ、そこをどれだけチームとしてあげていくかというのはシーズンの勝敗を左右するのではないかなと思います。
ーー今シーズンのチームの目標は
今シーズンの目標はレギュラーシーズンで2位以内に入ること。そこに入るために自分たちの持ち味であるディフェンスに磨きをかけていくこと。オフェンスも点数が取れる選手がそろっていますし、それぞれの良さをそれぞれがうまく引きだせるように、しっかりと整理しながらオフェンスも作っていきたいなと思います。
中野友都の3位決定戦・青森戦後のコメント
ーー昨シーズンあまり出番がない中で、東北カップではプレータイムを伸ばした。自身にとってどんな大会だったか
昨シーズン、個人的にすごく悔しい思いをした。みんながプレーオフを戦っている間、自分はあまり貢献できていなかった悔しさがあったので、オフシーズン(河嶋)祐輝さんとか、(吉田)優磨さん、(山宮)厳己と一緒に練習していくなかでこうした方っていうのは自分でも練習でも成長した感じが得られた。でも、それは試合に出さないと意味がないので、この2試合で少しは出せたかなというのですごく自信にはなりました。新しい課題も見つかったので、とても有意義な大会でした。
ーー見つかった課題というのは
オフシーズン、特にドライブからの判断だったりというのを、ドライブからストップするとか、そういったドライブの次の判断というところを意識してやったりだとか。あとは、とにかくシューティング、シュート力をあげるというところでだんだん上がってきていることは実感していて、この大会でも少しは上がってきた実感はあった。課題はディフェンスですね。自分のミスから(相手の)得点という(シーンがあった)。この2試合とも僅差だったというところで、ミス一つで負けにつながるというのを改めて感じた。オフェンスのトライはしても、ディフェンスのミスは絶対してはいけないというのを再確認していきたいです。

ーーどういうプレーでチームに貢献したいか
まずはディフェンスというところはチーム全員でやるところなのでそこは徹底するのと、僕の良さというか、持ち味としてアグレッシブにシュート、ドライブというところ。(青森戦では)9点取らせていただいたので、得点というところも他の人たちと違うような味を出してやっていきたいなと思います。
ーーオフシーズンの頑張りで今回先発に選ばれたとHCからお話があったが、何か気持ちの変化があったのか
昨シーズンに悔しい思いをしたという理由の一つに、ミスを恐れてアンパイを取りにいくという(シーンがあった)。ただパス回して。だから逆にミスはしないんですけど、自分の課題が分かっていない状況。どこをどう直せばいいのかっていうところが分かっていない状態だった。それはだめだなっていうところから、アグレッシブにいって、ミスして、祐輝さんは「こうだぞ」っていう。それを気をつけてできるようになったら、その次またこうしようっていう。トライアンドエラーみたいな感じで成長していったので、そこの気持ちの変化はありました。
昨シーズンはとにかくミスしちゃだめっていう概念に囚われていた。今はもう思いっきりやって、それがどうだったからこうしようって次につながる、前のりな気持ちの変化はあったなと思います。
祐輝さんともすごくコミュニケーションを取りながら、僕も変わろうとした中で、周りの方たちにいろいろと支えてもらいながら。体の面だったらかつさん(佐々木佳都樹ストレングスコーチ)だったり、ケアだったらトレーナー陣にいろいろ聞きながらというところでデータ的に管理して。周りの人に支えてもらいながらというところが大きいです。
ーー今シーズンの個人の目標は
とにかくチームを勝たせられる選手になりたいです。得点だけではなくてディフェンスの部分で守ったり、僕らが徹底している部分をしっかりやりたい。いままで僕のマインド的に、チームを勝たせられる選手というのは、ひとりで50点取る選手というマインドだったんです。でもそういうのではなくて、自分ができることをする。マックス120パーセントでやって、それで貢献するというマインドに変わったので、そういった意味でチームを勝たせられる選手になりたいです。
(東北支局)






