Bリーグ2部・東地区の青森ワッツは19日、アウェイのホワイトリングで同地区の信州ブレイブウォリアーズと対戦し、66-74で敗れた。
青森が「ラン・アンド・ガン」の速いテンポで仕掛けるスタイルに対し、信州は堅い守りからリズムを作る鉾立対決となっていたこのカード。青森は前半からマックス・ヒサタケやラシャード・ケリーを中心に得点を重ねていくも、第3クォーター(Q)では信州の強度の高いディフェンスを前にわずか8得点しか取れず、37-58で第4Qに突入。それでも、青森は前線からプレッシャーをかけたり、ダブルチームを仕掛けるなどしてターンオーバーを誘発。8−0のランを作るなどリズムを取り戻し、一時は5点差まで追い上げた。しかし、試合を通してフィールドゴールの確率が34.9%と精度が上がらず、あと一歩届かず。青森は3連敗となった。
青森はヒサタケが17得点20リバウンド、ケリーが17得点10リバウンドとダブルダブルを記録。試合後、大島洋介ヘッドコーチ(HC)とヒサタケが記者の質問に答えた。
大島洋介HCの信州戦第1戦後のコメント
ー信州戦第1戦の総括
前半非常にシュートの確率が悪くて、かなりアテンプトに関しては、信州さんを上回っていたんですけども、そこの部分でちょっとハンドルを握られてしまった。それから後半もペースを下げないってことで、最終的にアテンプト、フィールドゴールについては83(青森)対73(信州)の部分で目標は達成しているんですけど、なかなかシュート確率が上がらなかった。
ー負けた理由としてシュート確率以外は何かあるか
いや、本当にそこに尽きるのかなと思います。これまでの4試合、全ての試合で90点以上取られているので、ディフェンスの部分にもフォーカスして目標の点数に関しては達してます。ですので、やはりアテンプトを増やして、ラン・アンド・ガンをしっかりして、結果シュートは入らなくて負けたというゲームでした。そこに関しては、もう1回明日(第2戦)もやり続けようと考えています。
ー青森の走るスタイルを支える池田裕一、神里和、マックス・ヒサタケの評価は
やりたいバスケットを体現してくれている3人だと思います。ただ、青森の場合は人物にフォーカスするというか、全員でそれを達成しようということを掲げています。やはり外国籍をフォーカスするチームも多いと思うんですけれども、我々は日本人も含めて全員でそれを達成しようと思っています。池田君とか神里君、マックスは確かに目立ちますけれども、全員でバスケットをやっていこうというチーム方針であることは変わりないです。
マックス・ヒサタケの信州戦第1戦のコメント
ー信州戦第1戦の総括
とにかく自分に持てるものを全て発揮したゲームです。少し届かなかったですけど、しっかりフィルムを見返してまた明日(第2戦)カムバックして、相手を倒せるようにしっかり準備したいと思います。
ー青森ワッツが大切にしているトランジションは最後までできていたように見えた。あと一歩及ばなかった理由をどう分析するか
負けた理由を正確に一つ上げるのはすごく難しいんですけれども、まず信州はすごくいいチームでした。3クォーターに自分たちがちょっと疲れてしまってペースが落ちたときに畳みかけられてしまった。そういったときに、やっぱり自分たちのテーマである「ラン・アンド・ガン」を遂行するために、もっとエナジーを持って取り組まなければいけなかったなと思っています。なのでこの後はしっかり休んで、また明日(第2戦で)自分たちのバスケットボールを皆さんに見せられるように、しっかり準備したいと思います。
(芋川 史貴)