バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)は2日、パリ五輪予選リーグで同じグループBのブラジル(同12位)と戦い、84-102で敗戦。グループBでの予選リーグを0勝3敗とし、パリ五輪での戦いを終えた。
八村塁がフランス戦で負傷し、欠場となったこの試合。日本は河村勇輝、比江島慎、渡邊雄太、吉井裕鷹、ジョシュ・ホーキンソンの5人が先発出場となった。
第1クォーター、日本は河村とホーキンソンのホットラインから先制点を挙げるも、その後はブラジルのエースであるブルーノ・カボクロの対応に苦戦。このクォーターだけでカボクロに15得点を許し、20-31と11点のビハインドを背負う。
第2クォーター、日本は富樫勇樹や馬場雄大らが立て続けに3Pを沈め、差を詰めていく。残り6分44秒には馬場が3Pを沈め、34-36と2点差に追い上げる。しかし、そこから2-14のランを許し、残り2分56秒には36-50と14点ビハインドに。その後は点差を詰めるも、クォーターの終わりにはBリーグのアルバルク東京に所属するブラジルのレオナルド・メインデルに3Pを決められ、44-55と11点ビハインドで前半を折り返す。
第3クォーター、一時16点差までリードを広げられたものの、日本はホーキンソンの連続3Pなどで食らいつく。その後は河村がドライブや3Pなど多彩に得点を重ね、日本が猛追。3Qを終え、73-77と4点を追いかける展開に。
第4クォーター、ホーキンソンの3Pで76-77と1点差に迫るも、その後は両者譲らず一進一退の展開が続く。なんとか食らいつきたい日本だったが、残り3分22秒にはブラジルのマルセロ・フエルタスに連続得点を許し、82-93と11点ビハインドに。
日本は残り2分50秒から富永啓生を投入し最後の追い上げを図るも、最初のポゼッションで痛恨のターンオーバー。残りにはメインデルにダメ押しの3Pを決められ、最後は84-102で敗戦となった。
日本はホーキンソンがチーム最多の26得点10リバウンド、河村が21得点10アシストとダブルダブルを記録。八村不在の中最後まで健闘を見せたものの、ブラジルに60%を超える3P成功率を許し、惜しくも勝利には届かなかった。
各グループの出場国は以下の通り。()内はFIBAランキング。
【グループA】
オーストラリア(5位)
ギリシャ(14位)
カナダ(7位)
スペイン(2位)
【グループB】
フランス(9位)
ドイツ(3位)
日本(26位)
ブラジル(12位)
【グループC】
セルビア(4位)
南スーダン(33位)
プエルトリコ(16位)
アメリカ合衆国(1位)