Bリーグ1部(B1)名古屋ダイヤモンドドルフィンズは1日、名古屋市内の久屋大通公園で2023-24シーズンの西地区優勝報告会を行った。
今シーズンは41勝19敗でレギュラーシーズンを終え、初の西地区優勝を果たした名古屋D。チャンピオンシップ(CS)ではクォーターファイナルでシーホース三河に勝利し、クラブ史上初のセミファイナル進出を果たすなど、充実の1年となった。
優勝報告会では選手が入場すると、会場に集った多くのファンから盛大な拍手が湧き上がる。和やかな雰囲気のなか、キャプテンの須田侑太郎は「こんなにたくさんの皆さんに集まっていただけてすごく嬉しく思います。この西地区優勝というのは本当に今シーズン皆さんとともに戦って勝ち取ったものだと思うので、短い時間ですけどこの優勝を皆さんと分かち合えたらと思います」と喜びの思いを口にした。
その他、ショーン・デニスHCや齋藤拓実ら選手たちがそれぞれシーズンを振り返るコメントを残した。
ショーン・デニスHCのコメント
-シーズンを振り返って
本当に誇り高いシーズンでした。皆様と一緒にこの3年間戦い続けてこの西地区の優勝ができたっていうのは本当に嬉しいです。このまま戦い続けて、来年は中地区になりますが、地区優勝だけではなくて、全部の優勝をしたいと思っております。ありがとうございます。
齋藤拓実のコメント
-西地区優勝が決まった時の思い
最後の1試合で勝ったら優勝、負けたら優勝じゃないという結構シンプルな状況ではあったんですけど、本当に負けられない戦いというのがシーズンの残り数試合ずっと続いていたので、そこまで変わらずしっかり戦えたっていうのもありました。チームとしてしっかり準備ができて、個人としても良い準備ができて、それぞれが結構その状況を楽しんでいたのかなと思います。勝ったときは嬉しい気持ちがめちゃくちゃありました。
須田侑太郎のコメント
-西地区優勝が決まった時の思い
本当にシンプルな状況で、だからこそすごい緊張感があって、本当にCSのファイナルなんじゃないかっていうぐらいの緊張感が最終戦であった。その中でみんなで本当に一つ一つ積み重ねて勝ち切れたっていうところで、またチームとして初めてのタイトルを取れたっていうところ僕自身はすごく感極まってしまったんですけど、本当に最高の瞬間だったなって思います。
-チームのMVPについて
誰というか、それぞれの役割があって、それぞれ発揮したっていう。そういうシーズンだったと思うので本当に全員がMVPだと思います。
張本天傑のコメント
-印象に残っている試合
CSの最終戦、ドルフィンズアリーナでの負けたら最後という試合(広島ドラゴンフライズ戦)で、4クォーターの「神風」が、声援が今まで一番凄まじく、ドルフィンズアリーナの天井が抜けるような感じだった。あの雰囲気作ってくれた皆さんに本当に感謝したいなと思っています。
佐藤卓磨のコメント
-印象に残っている試合
僕は最終戦ですかね。最後の広島戦第3戦で負けてしまったんですけど、ファンの皆さんも選手も泣いてる方がいた。勝った瞬間、負けた瞬間にチームの状況や人の感情って一番出ると思うんですけど、僕はその瞬間が一番名古屋Dに来てよかったなと思って。来年またこのファンの人たち、コーチ、選手と一緒にみんなで勝ちたいって強く思った瞬間だったので、何よりも本当名古屋Dに来てよかったって思えた試合でした。
-チームのMVPについて
やっぱり僕はキャプテン(須田侑太郎)だなと思います。全試合どんなときもぶれずに、特にきつい時にチームを支えてくれたというのが、何よりもじゃないかな。
坂本聖芽のコメント
-印象に残っている試合
僕もCSのホーム5試合が印象に残っていて、レギュラーシーズンとは違って、ファンの皆さんの熱気というか、ファンとチーム一体となって戦うっていうのが本当に伝わってゲームに出たかなっていうのが印象的だと思います。
中東泰斗のコメント
-印象に残っている試合
僕はあえてアウェイ長崎戦(第21節、2月3、4日)。ほぼ日本人だけで戦ったあの試合が印象的で、やっぱりうちの粘り強さだったり、ビッグマンがいなくても戦える強さを証明できた試合だったので、あの試合がすごい印象的だったなと思います。
-ファンへのメッセージ
本当に皆様の応援がないと地区優勝は成し遂げることができなかったと思うので、本当にありがとうございました。そして、来季中地区になるんですけど、来季も中地区で優勝してまたここに帰ってきたいと思います。中地区優勝だけじゃなく、CSも優勝して、盛大に優勝パレードしたいと思うので来年も引き続き応援よろしくお願いします。
(榊原 かよこ)