名古屋ダイヤモンドドルフィンズが勝利しファイナル進出逆王手!齋藤拓実「アップテンポなバスケを」
笑顔を見せる名古屋ダイヤモンドドルフィンズの須田侑太郎(左)と齋藤拓実©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)は19日、チャンピオンシップ(CS)セミファイナル(SF)2試合を開催。全体3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区1位)はホームのドルフィンズアリーナでワイルドカード上位の広島ドラゴンフライズ(西地区3位)と対戦した。

 第1戦に敗戦した名古屋Dは、ファイナル進出へ後がない状態で迎えた第2戦。序盤から攻守で高い強度のプレーを披露し、51-37と第1戦同様14点リードで折り返す。

 第1戦では3-24と大きく水をあけられ、逆転を許した第3クォーター。しかし、この試合では第3Q開始直後にティム・ソアレスの3Pシュートやスコット・エサトンのダンクで連続5得点を奪取し、さらにリードを広げる展開に。そこからは広島のドウェイン・エバンスの連続得点で追い上げられたものの、逆転を許さず 84-77で勝利。シリーズを1勝1敗のタイに戻し、初のファイナル進出へ逆王手をかけた。

 名古屋Dはエサトンが18得点7リバウンド、レイ・パークスジュニアが14得点5リバウント、ソアレスが13得点5リバウンド、齋藤拓実が9得点6アシストを記録し、勝利に貢献。試合後、ショーン・デニスヘッドコーチ(HC)、齋藤、中東泰斗が記者の質問に答えた。

ショーン・デニスHCの広島戦後のコメント

ー広島戦の総括

 厳しい試合になるのは分かっていました。広島も全て出し切ってくることは理解はしていましたし、準備をしていました。うちはポゼッションゲームが大事だったところが、今日は第1戦よりだいぶ良くできたと思います。ポゼッションゲームのおかげで点数も取れていましたし、強調していたのはポジティブにオフェンスをすること、積極的にプレーをすること。後半は特にそういう話をしていました。

 相手のビッグラインナップに対しても今日(第2戦)はうまく対応できたと思います。相手のスイッチディフェンスは特に苦労したところがあったんですけど、今日は対応できたと思います。

記者の質問に答えるショーン・デニスHC©Basketball News 2for1

ー第3戦に向けての修正点

大事なのはドウェイン・エバンス選手、ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手が強く入ったところをどう止めるか、山崎選手のスリーをどうやって消していくかというところです。

齋藤拓実の広島戦後のコメント

ー広島戦の総括

 今日の試合は、昨日のゲームで同じような展開があって前半で本当にいい流れで終わったんですけど、昨日は3Qでビッグランを作られて逆転されてしまった。(第2戦は)ハーフタイムに入った瞬間から全員がいい準備をして、いい表情で戦っていける準備ができていたので、3Qの入りもすごく良かったかなと思います。

 ただ、後半は相手も粘り強さを発揮してチャンピオンシップらしい戦いができたと思うんですけど、自分たちもそこに負けずに、逆に最後の場面まで自分たちのテンポでバスケットができたというのはすごくよかった部分かなと思います。

齋藤拓実©Basketball News 2for1

ー第3戦に向けて強化するポイント

 強化するポイントは後半特にドウェイン・エバンス選手のところのアタックだったりドライブ、フィジカルにアタックしてきたところで、ノーファウルで守ることができた部分というのは試合を通していくつかあったんですけど、そこで簡単に点数を取られてしまうと相手のリズムになってしまう。後半の時間帯はそれがあったので、そこは前半の入りであったり3Qの入りもそうですけど、フィジカルに自分たちからヒットファーストで戦わないと相手のやりたいオフェンスが展開されてしまうと思う。そこは自分たちからフィジカルに、CSというのはそういった部分もすごく大切だなと思うので、修正していきたい思っています。

ー第3戦への意気込み

 ここ数試合、10試合近くは自分たちらしさという部分も大きなキーワードとして戦ってきたので、オフェンスでもディフェンスでも自分たちから走って、アグレッシブにディフェンスを仕掛けて自分たちのアップテンポなバスケットにしていけたらなと思います。

中東泰斗の広島戦後のコメント

ー広島戦の総括

 第1戦と一緒で、前半の点差も同じ展開になって、ハーフタイムに「絶対に第1戦と同じことは繰り返さないぞ」ということを強くミーティングでも話した。そこで3Qでしっかりリードしたまま終われて、ちょっと追い上げられはしたんですが、自分たちのやりたいバスケットでしっかり勝ち切れて、明日(第3戦)に繋げれたことがすごく良かった。もう後がないので、明日しっかり勝って、ファイナルに行きたいという思いは強い。絶対に勝ちたいなと思います。

中東泰斗©Basketball News 2for1

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