Bリーグ1部・島根スサノオマジックは21日、ホームの武蔵野の森総合スポーツプラザで茨城ロボッツと対戦。35-48の13点ビハインドで前半を終えると、後半も茨城の勢いを止められず50失点を許し、85-98で敗れた。
島根は安藤誓哉がキャリアハイに迫る35得点を挙げたものの、チーム全体でFGは37.5%(30/80)と最後まで調子が上がらず、初の東京開催は2連勝とはならなかった。試合後、ポール・ヘナレヘッドコーチと津山尚大が記者の質問に答えた。
ポール・ヘナレHCの茨城戦後のコメント
-茨城戦の総括
まず茨城さんに対して「おめでとう」と言いたいです。茨城さんはシュートも決めましたし、それと自信あふれるバスケットで我々を圧倒した部分がありました。それと我々のディフェンスは強度が低かったということで負けた。大変悔しい敗戦になってしまいました。
-谷口選手がタプスコット選手にドライブで得点を決められたシーンがあったが、仕方なかったのか、チームとして守り切れなかったのか
まず谷口選手に関して彼だけを指摘したいという訳ではないです。我々は試合の序盤から0対9というスコアもありました。また、島根のベストディフェンダーである白濱選手が茨城の平尾選手にドライブをされて、バスケットカウントになってしまうような局面もありました。ディフェンスも前半から崩壊していた状態なので、もう少し良いディフェンスをしたいかというと、もちろんしたかったですが、全体的に許されないようなディフェンスをしていたので、どちらかといえばそれを指摘したいです。
-試合直後にロッカールームで選手に話しかけた言葉は
選手たちにはロッカー内で、「選手たちが試合をするための準備に関しては自分の力が及ばなかった」と話をしました。しかし、選手たちは自分たちがもっと頑張らなければいけないと自分たちも責任を感じているという話を選手たち同士でしていました。結果としては今回試合で敗戦してしまったがゆえに、終盤戦順位で痛い目を見るかもしれないので、ひとまずは立て直して次の試合から乗り切っていきたいです。
津山尚大の茨城戦後のコメント
-茨城戦の総括
今日は1Qから茨城の勢いとインテンシティに押されてしまって自分たちのバスケットが全くできない状態で4Qまで引きずってしまったので、それが一番の敗因じゃないかなと思いますし、タプスコット選手をしっかり止められなかったというのが今日の敗因かなと思います。
-ディフェンスが崩れていたとHCが仰っていた
今日はピック&ロールでやられているわけではなく、根本的な1対1の部分でやらしちゃいけないシュートをやらせてしまったりだとか、行かせてはいけない方向に行かせてしまったり、1対1で結構やられてしまいました。そこを最初にやられて、みんながそこを気にしてヘルプ行くと、相手の得意なスリーポイントにやられてしまったという感じです。
-選手同士の話し合いは
まず今日は絶対勝たなければいけばいけない試合だったし、1人1人が何かを変えないといけない時期に入っているのではないかなと思います。今シーズンなかなか波に乗れないのも、何を変えたらいいのかまだわからないですけど、1人1人がしっかり考えて来週の練習からしっかりやっていこうと話しました。
-後半戦に向けて個人としてはどういった活躍を見せたいか
2日間個人としてのディフェンスは悪くなかったと思うので、それを継続しつつチームディフェンスを高めていきたいです。そして、今日みたいな試合で流れが悪いときに思い切ってシュートを打って流れを変えられるような役割をしっかりやっていきたいと思います。