Bリーグ1部・レバンガ北海道は20日、アウェイの船橋アリーナで千葉ジェッツと対戦。前半は49-50と点を取り合う展開になったものの、第4Qで突き放され、79-98で敗戦となった。北海道は日本人選手だけで49得点を上げるなど、各選手がバランスよく得点を重ねたものの、相手の得点を抑えることができず、2021-22シーズン以来の千葉J戦勝利とはならなかった。
試合後、北海道の小野寺龍太郎HCが記者の質問に答えた。
小野寺龍太郎HCの千葉J戦後コメント
-千葉J戦の総括
本来、僕たちはディフェンスゲームをしなければいけなかった中で、このハイスコアゲームは千葉Jさんが得意とするゲームで、試合が始まる前スカウティングの時点からスローダウンさせてというのは、プランの中ではあった。富樫をはじめ難しいショットを決めてくる千葉Jのパフォーマンスは、対戦相手のコーチという立場から見ても、素晴らしいパフォーマンスだったと感じている。ただ、それを40分続けさせてしまった。特に前半のディフェンスはソフトだったし、富樫をはじめ相手のハンドラーを自由にプレーさせてしまったのが1つ大きな負けの要因だった。
前回対戦した時からディフェンスのスタイルは少し変えて臨んだが、想定した以上に今日の部分では自由にプレーをさせてしまったのが一番大きな要因であった。スイッチディフェンスやもう少しハードにショーに出るなどいろんな要素は考えられるが、今自分たちがやるべきことは富樫にある程度フォーカスを当てることができるのでその部分に修正して、オフェンスではなくディフェンスで勝つゲームを明日はしたいと思う。
-前節からスタメンを変更した意図について
前節のアウェーから直接の移動ということもあり、疲労も考慮して今日はスタートを決めた。最初の3分間はディフェンスにフォーカスして戦いたいということもあったり、点数を取り合うのではなく、0-0でもいいから最初の3分間抑えるというのが今日最初にやるべきことだった。ただ、そこが崩れてしまったことが結果的に大きく影響してしまった。
スコアが減ることは想定していたが、関野・桜井・島谷・松下など今まであまりスコアという部分では、これまでそこまで大きくなかった選手たちが、今日活躍してくれたのは非常に大きかった。千葉Jのディフェンス相手にアタックをして、フリースローも獲得できたというところで一定の評価をしている。ディフェンスの部分はミスが多かったが、そこの部分を修正していくことができればスタートのパターンはもっと色々あると思う。