Bリーグ1部(B1)は9日から12日にかけて、各地でレギュラーシーズンの第8節が行われており、東地区・茨城ロボッツは9日と10日の両日、敵地の青山学院記念館で中地区・サンロッカーズ渋谷と対戦した。
第1戦は、チェハーレス・タプスコットが31得点とさすがの得点力を見せつけ、チームを勢いに乗せる。長谷川暢も3ポイントシュート2本を含む15得点、ロバート・フランクスも13得点9リバウンドと奮闘し、87ー80で7連敗脱出となる勝利をつかんだ。
翌第2戦では、第1クォーターはシーソーゲームの展開となるも、第2Qにギアを上げたSR渋谷の攻撃を抑えられず、0ー17のランを許してしまい、大きく引き離されて前半終了。後半、長谷川やフランクスが点差を詰めようと躍動するも、SR渋谷の猛攻を止めきれず。54-83で敗戦となった。
今節でB1では8節が終了となり、日本代表戦のためバイウィークへ突入。茨城は現時点で3勝11敗としており、東地区8位ながら昨季同時期よりも2勝多く勝ち星を挙げている。
茨城は、第2戦で長谷川が3Pシュート3本を含む15得点5アシストを記録。ほかにはタプスコットが12得点、長崎ヴェルカから移籍したジェハイヴ・フロイドが11得点と続いた。試合後の記者会見では、クリス・ホルムHCと長谷川が記者の質問に答えた。
クリス・ホルムHCのSR渋谷戦後のコメント
-SR渋谷戦の総括
今日(第2戦)のゲームの入りから、昨日(第1戦)勝った中で、絶対に彼ら(SR渋谷)は準備して、ゲームの頭からフィジカルなプレーをしてくることや、トーンをセットしてくるという話はしていたが、そこに対して自分たちが準備できていなくて、彼らのプレッシャーに対して負けてしまうプレーをしてしまった。
-新加入のジェハイブ・フロイドに求めること
(合流して間もないので)今すぐ何をしてほしいかというのは、話すにはまだ分からないのですが、これから一緒にやりながら解決策を見つけていきたい。しっかりスクリーンをかけていく、など出来るだけシンプルにしていきたいと思っている。今はエリック(ジェイコブセン)がいないので、彼が(不在で)出来なかったところを埋めてほしいというのはあるので、これから(フロイドに何を求めるかを)見つけていきたいと思っている。
-バイウィーク明けの試合に向けて
自分たちの流れが良くないときにチームとして崩れてしまっていることがあるので、どういう時もひとつになって戦うことが一番大事なので、(選手たちに)意識してやっていってほしい。また(指示の)ディテールの部分を遂行するというところをしっかりやっていってもらいたい。
長谷川暢のSR渋谷戦後のコメント
-SR渋谷戦の総括
昨日勝てての今日だったんですが、ロボッツとしては昨日よりも今日のほうが上がるという中で、なかなか得点が伸びなかった。守備の部分でも守り切れないという状況が続いて大差で負けてしまったが、チームとしては積み重ねだと思うので、バイウィーク明け、いい準備をして次に臨みたい。
-後半、追い上げを狙う中での自身のプレーについて
前半、フローターシュートなどなかなか入らず乗り切れなかった中で、相手もビッグマンが下がっているケースがあったので、3Pシュートをもう少し狙えるなと思っていた。第2クォーターの終盤に(3ポイントシュートを)1本決められたこともあったので、そのあとも積極的に狙うことでポケットが空いてきたり、いろいろな状況のなか自身が攻めないといけないという思いもあったので、そこは思い切り(打っていこうと思っていた)。点差が離れていく中でもチ-ムとして辛抱強く、フリースローもらったり、外国籍のシュートが入らなかった時にどうしなきゃいけないというのが、これからのチームの課題だと思う。