
Bリーグ1部(B1)は25日、各地でレギュラーシーズン第19節が行われ、西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズはホームのIGアリーナで同地区3位のシーホース三河と対戦。第1戦を83-78、第2戦を77-62でそれぞれ勝利し、後半戦を連勝でスタートした。
第1戦、三河のダバンテ・ガードナーのフィジカルを生かしたインサイドアタックから主導権を握られ、第1クォーターで一時10点のリードを許す。スコット・エサトン、アラン・ウィリアムズのファウルトラブルに苦しみながらも引き離されずに迎えた第4Q、アイザイア・マーフィーが連続3ポイントシュート、ランニングプレーと一気に10得点を記録し、71-66でオフィシャルタイムアウトを迎える。ガードナーの3Pで詰め寄られるも、フリースローを着実に決めた名古屋Dが83-78で接戦を制した。
翌第2戦、アーロン・ヘンリーの3P、齋藤拓実とエサトンの合わせのプレーなど強みを生かして得点を重ねるも、ガードナー、ジェイク・レイマン、西田優大に得点を許し、一時9点のビハインドを背負う。38-41と3点ビハインドで迎えた後半、ディフェンス強度を一気に高めた名古屋Dが三河のオフェンスを停滞させることに成功。最終的には77-62で快勝し、第19節を終えて通算成績を25勝7敗とした。
名古屋Dは第2戦では、ヘンリーが25得点10リバウンド8アシスト、齋藤とエサトンがともに12得点を記録した。試合後の記者会見ではショーン・デニスHC、加藤嵩都、張本天傑が記者の質問に答えた。
ショーン・デニスHCのシーホース三河戦後コメント
ーー三河戦(第2戦)の総括
前半は自分たちらしいディフェンスができていませんでした。ポゼッションポイントでも7-23で負けていました。三河はリーグ内で一番効率の良いオフェンスのチームだと思いますし、(自分たちのディフェンスが悪かったせいで)前半は簡単な得点を許したと思います。後半はディフェンスをうまく修正し、ポゼッションポイントも17-6で、本当に自分たちらしいバスケットができたと思います。ディフェンスがうまくできれば、三河のようにうまいチームでも後半21得点に抑えられたのは素晴らしかったです。
昨日(第1戦)、今日(第2戦)の両試合を通して、ベンチの貢献度が高かったと思います。昨日はマーフィーと中東選手でしたし、今日は加藤選手、ウィリアムズ選手、張本選手が素晴らしかったです。
まだまだシーズンは続きますが、この週末の試合は重要でした。三河に対して2連勝は素晴らしいです。すぐに富山戦になりますが、富山はオフェンスが素晴らしいチームですし、自分たちのディフェンスがそれに対応できるように準備していきます。

ーーバイウィーク中に強化したポイントは
プレーしない期間があると、ぎくしゃくしてしまうことがありますが、自分たちはそうならずにうまく乗り越えられたと思います。集中して取り組んだのはディフェンス、自分たちらしいディフェンスに戻るよう頑張って練習しました。あとはオフェンスのスペーシング、共通の認識でプレーできるようにというのを強調しました。アシストが第1戦は24、第2戦は25とスペーシングにおいて共通の認識を持ってプレーできていることが明らかになったと思います。シューティングもこの2試合はすごく良かったです。
ーー第1戦で齋藤拓実のところでミスマッチをつかれていたが、対策はしたか
うちは問題解決の策がいろいろあるので、それを練習の中で行って、問題が起きたときにそれを選手たちが(どれを使うか)見極めるのも上手なので、問題が起きたときの解決法はあるので普段の練習でやっていることを(試合でも)やっているだけです。
ーーカイル・リチャードソンのファウルトラブルで出場時間を増やした張本天傑について
今週、張本選手とたくさん話をしました。彼はベテランで、経験豊富だし、オリンピアンだし、日本代表経験もあり、高いレベルで長い間プレーしている選手なので、自分が何をやればいいのかはわかっています。シュートもうまいので、それをいきなり忘れるわけはなく、あとはメンタルの面だけなので、自分を信じてリラックスしてプレーしろと話をしました。今日見ていたら、彼もリラックスして自信を持って打てていたのが目立ったと思います。自分自身のキャリア後半の経験もいろいろ話しました。
加藤嵩都のシーホース三河戦後コメント
ーー三河戦(第2戦)の総括
昨日の反省として、自分たちは受けるバスケットのチームではないという話を試合前のミーティングでショーンさんがしてくれたので、その通りに自分たちからアグレッシブにディフェンスもそうですけど、オフェンスもうまくスペーシングをとりながら、セカンドサイド、サードサイドに移ることができて、40分通して良いバスケットができたと思います。
ーー無得点ながらHCから高評価を得た自身のディフェンスの手応えは
まずはセカンドユニットとしての、ディフェンスのトーンセットは、チームの中で僕の大きな役割だと思っているので、そこは外せないです。昨日はそこがうまくできずに、自分の中にモヤモヤがありましたし、それをショーンさんも感じとっての後半プレータイムがないという状況だったと思います。試合後、「よくカムバックしてきたね」と言ってくれました。自分が持っている感覚とショーンさんが持っている感覚がだんだんフィットしてきているという感覚は、オフェンス面でも実感するところが今シーズンはあります。

ーーオフェンス面で、セカンドユニットでプレーするときに意識していることは
セカンドユニットとして出るときは、良いときの流れもあれば悪いときの流れもあるので、流れに乗るというよりは、自分たちの色に染めていこうと泰斗(中東)さんとか、ゼイ(マーフィー)と常々話していることなので、そこは意識しているところで、僕らが出たらそのバスケットをしようというのは強みとして考えています。今日はそこで積極的にいけたかなと思います。
ーー三河の天皇杯準優勝を見て、要注意だと思った選手はいますか
西田さんはハンドラーとして注意しないといけないなと思いましたが、日々拓実さんとかいろんな選手とやっているので、個人として特に対策などは考えませんでした。(今回名古屋Dは天皇杯に出場しなかったが)出ていたらいい線いっていたんじゃないかなと思います。
張本天傑のシーホース三河戦後コメント
ーー三河戦(第2戦)の総括
前半は自分たちらしいバスケットができていなく、ペイントポイントのところで前半負けていたのが一番自分たちらしくなかったです。戦術というより個人個人の気持ちの部分で足りなかったところがあったので、そこをハーフタイムにしっかりと修正して、後半は自分たちらしい圧倒的なディフェンスができて、こういう勝利につながったと思います。

ーー前半悪かったのは気持ちの面と言っていたが、どのように修正したか
前半はターンオーバーが多く、それが失点につながっていて、ハーフタイムにHCが喝を入れるという場面もあったので、そこは選手一人一人がしっかり何をやらなければいけないかをわかっているので、そこを後半はしっかり修正して、いつも通りのドルフィンズらしいバスケットができました。
ーー今季はプレータイムにばらつきがあり、ベンチでの時間も長くなっている。どう準備しているか
それは今シーズン前半30試合で難しかった部分です。いつ出るかわからないですし、出たときに結果を残すことが難しい部分もありました。このバイウィークにコーチとコミュニケーションをとって、自分のキャリアとしては終盤のほうなので、今までやってきたことを信じてやってほしいと言われました。シュートの確率にもばらつきがあって、影響しているのはメンタル面だと思うので、バイウィークを使ってしっかり修正できたと思います。






