
Bリーグ1部(B1)は1月24日と25日の両日に各地でレギュラーシーズンの第19節が行われ、西地区の琉球ゴールデンキングスはアウェイのららアリーナ東京ベイで東地区の千葉ジェッツと対戦した。
24日の第1戦では序盤から3ポイントシュートを高確率で決め、92−61と琉球が大差で勝利。翌第2戦では、前日に好調だったデイミアン・ドットソンを徹底的に抑えられ、第1クォーターは12−21と9点ビハインドと厳しい展開となる。ロースコアの攻防が続き、27−34で迎えた後半も我慢の時間帯が続いたものの、第4Q残り43秒のところでヴィック・ローがショットを沈め、63−63の同点に。その後、千葉Jのミスショットからジャック・クーリーがリバウンドをもぎ取り、再びローが逆転弾をヒット。最終的には65−63で劇的な勝利を手にした。
琉球はウイニングショットを決めたローが24得点11リバウンドでダブルダブルを記録。アレックス・カークが13得点9リバウンド、岸本隆一が9得点2アシストとした。
試合後の記者会見では桶谷大HCと岸本が記者の質問に答えた。

桶谷大HCの千葉J戦後のコメント
ーー千葉J戦・第2戦の総括
入りもそこまで悪くはなかったと思いますが、ちょっと1Qの途中くらいから難しくなっていって、その流れでワイドオープンシュートが打てたけど、なかなかそれが入らなかったり、昨日(第1戦)は効いていたプレーのところも(千葉Jが)シュリンクしっかりしてきて、そこからキックアウトできなくて、いいオフェンスができなかったです。それでも2Qはなんとか我慢しながら後半につなげられました。
後半もいい時間帯をつくりながら最終的に3Q最後に離されて4Qずるずるいくなぁと思っていたのですが、今までの前半戦のキングスだったらここで厳しいなとなったり、自滅をして変なタフショットを打ったり、1on1をしたり、それでターンオーバーしたり、悪い流れをそのまま引きずっていって負けるというのが前半戦のキングスだった。
けれども今日(第2戦)は本当にみんながそれぞれ我慢しながらどういうふうにして良いシュートを打つか、どこでアタックするかというところを最後の最後まで理解しながらバスケットをできていました。本当にチーム全体の勝利かなと思います。最後もヴィックがちゃんとコンセプトとして、富樫くんのところスクリーン来させてというのも、1日しかなかった練習のなかでコーチ陣が話し合って、こういうのいいよねというのを(ヴィックに)伝えて、それをすぐにやってくれたというところ。本当にああいうタイミングで波長が合うというか、コンセプトを理解してやってくれたというところがやっぱり、こういう結果に結びついたのかなと思う。本当負けている時ってなかなかチームの雰囲気もよくなくて、ああいう最後の場面も、そういうふうな波長が合うというのはなかなか出てこないんですけど、今日は勝つべくして、そういうふうにしてみんなが我慢したからプレーできたかなと思います。いい勝利でした。

ーー終盤にカークとクーリーを起用したのはスピードのミスマッチで外から打たれても仕方ないという割り切りでやっていたのか
そうなんですよ。昨日からホグ選手に対してジャックとアレックスはなるべくつけないように、基本的につけないように、つかないようにとやっていました。あそこで出せた場面というのが、ホグ選手が1回ベンチに戻って、ブラウン選手とリトル選手が出ている時間帯かな?そこで2ビッグが使えて流れがよくなった。そこでホグ選手が戻ってきたのですが、昨日と今日の最初だったらマッチアップ考えて…と思っていたのですが、さすがにあそこの流れ、オフェンスの流れが良かった。なのであそこはリスクを負って継続しようと思って。
そこで逆にオフェンスリバウンドをジャックがとってつなげてくれたり、千葉Jさんがワイドオープンのシュート打ててましたけど、そこで富樫くんではなくて他の選手に打たせてといところはチームとしてこうしようといっていたところがみんなで出来た。そういったところは、最後ああいう場面でも、2ビッグ使えてもそれができたところが(今日の)結果になったかなと思います。もちろんあそこで1本目渡邊選手だったり、リトル選手、ホグ選手の3Pが入っていたら僕ら負けていたと思いますが、そこで入らなかったというところも自分たちに風向きが向いていた、風が吹いていたのかなと思います。
ーー田代直希の評価や、戦ってみてどう感じたか
彼が出ている時にドット(ドットソン)が全然スクリーン使えなかったというところですね。それに尽きると思います。昨日はドットのところにスペースできて3Pをばんばん打てていたところが、今日は出だしなくなったというところは彼のディフェンスではないかなと思います。
彼は5対5が上手い選手なので、ディフェンスだったり無理に自分で1対1したりビッグ使ったりしないでバランス取りながらできる選手なので、IQ高くて、千葉Jのタレント性のある選手たちと組ませたら、無理なくいいバランサーになるのではないかなと思っています。
岸本隆一の千葉J戦後のコメント
ーー千葉J戦・第2戦の総括
本当にこう、39分間くらいはすごく追い詰められているような状況ではあったのですが、最後の最後にひっくり返せて、自分たちにとってすごく自信になるゲームだったかなと思います。
ーーバイウィーク明け、試合の入り方はどうだったか。次のバイウィークまでどのように戦っていきたいか
オールスターウィークを明けて試合が始まりましたが、そこからやっぱり、特にスタートから出るメンバーが本当にいいトーンセットをしてくれて、それが昨日もそうですし、今日はリードはされましたけど強度が低かったとは思っていなくて、そこが今日、千葉Jに2つ勝てた、いい入りにつながったかなと思います。
次のバイウィークまでですが、感覚的にはバイウィークまでにこうなったらいいな、それぞれ思うことはあると思いますが、とにかく目の前のことに対して自分たちがいかに集中力を高く持ってハードに、フレッシュにプレーできるかということの積み重ねだと思うので、いい意味であまり先を見ずに目の前のことをしっかりやっていけたらいいかなと思います。

ーー田代がスタメンで出てきて今回が初の対戦となったが、プレー面などについてどう感じたか
本当に、僕にとって特別な選手の一人なので、他の対戦とは違ってすごく特別な気持ちにさせてもらいました。特に今日は彼の良さが際立っていたと思っていて、前半はトランジション3で、実際その前に彼がアタックしてディッシュパスを出して、というシーンがありましたが、本当に彼らしいなというか、もちろん千葉Jはすごく先頭にたってプレーする選手が多いですけど、その中で彼は彼の良さというものを出しているというか見出している段階なんだろうなと思いました。それを受けて自分も負けてられないなと。
彼が、少しの間でしたけどマッチアップする時間もあって、その時は全然僕は何もできなかったので(笑)、次はしっかり上回れるように。あとは何より心身ともに健康で、シーズン最後にどういう形か分からないですけど、また対戦できる機会があった時にはお互いすごくいい状態で対戦できたらいいなという気持ちです。
ーー最後劇的な形で勝利したが、チームメイトがガッツポーズをする中ですぐその輪に加わらずに拝むような仕草をしていたが、あの場面での感情は
ありがとうではないですけど、なんかもう…こういう試合って意図してできる、基本的に試合は意図して起こることはあまりない。ですけど、ただ展開としても劣勢に立たされているなか我慢強くやって、最後に持っていくという展開で勝てたということに対して、いろいろなことに対してすごく…。嬉しいんですけど、チームがまた一つになれる自信を持てるひとつきっかけになるような気持ちになれたので、なんかもう感謝の気持ちみたいになっていました。こういう瞬間のためにやっていますし、こういう勝ち方をするのがキングスだと思っているので、このタイミングを本当ずっと待っていて、うまく言えないですがとにかくもう何かに対して「本当にありがとう」という気持ちに純粋になりました。






