
宇都宮ブレックスの優勝で幕を閉じた2024-25シーズンのBリーグ。第3戦までもつれ込んだチャンピオンシップ(CS)ファイナルでは、最大12点差を逆転した宇都宮が琉球ゴールデンキングスとの大接戦を制し、3シーズンぶり三度目となるリーグ制覇を成し遂げた。
故ケビン・ブラスウェルHCの死去など、試練を乗り越え頂までたどり着いた宇都宮。興奮冷めやらぬ中、第3戦後の囲み取材で記者の質問に答えた遠藤祐亮のコメントを紹介する。

遠藤祐亮の琉球戦第3戦後のコメント
-宇都宮ブレックスが世代交代しても強い理由は
田臥(勇太)さんのメンタルがチームに継承されて、ずっとそれが途切れることなく続いていることです。長くプレーしている選手もいるし、そのメンタルを断ち切ろうというよりは、それを継承して繋げていこうという気持ちがあります。
ヘッドコーチもそうだし、プレイヤーも「ブレックスメンタリティ」をしっかり繋いでいこうという。田臥さんの気持ちもチャンピオンシップ入ってからはさらに感じていたし、それがチーム全体の若手からベテランまで、全員が共通してブレックスとはこういうチームなんだと認識して、プレーし続けたというのが、ここまで長くリーグのトップにい続けられる要因かなと思います。
-第3戦のハーフタイムのチームで共有したことは
ディフェンスのインテンシティでも相手の方が完全に上回っているし、オフェンスのアグレッシブさも相手の方が上回っていました。あとは自分たちよりリバウンドが優れているチームなのに、集中せずに取られる場面が多かったです。自分たちがベンチも含めて審判に文句言ったりとか、そういう場面が本当に多かったんでそこを見つめ直そうとなりました。
戦うべきは琉球さんだし、ディフェンスもオフェンスも上回ってエナジーを持って、ケビンのために戦おうという話をしました。それが後半の最初から全員で出して、すぐに追いついたり、最後の場面で逆転できたというのもアグレッシブさが増えた結果かなと思います。
