
宇都宮ブレックスの優勝で幕を閉じた2024-25シーズンのBリーグ。第3戦までもつれ込んだチャンピオンシップ(CS)ファイナルでは、最大12点差を逆転した宇都宮が琉球ゴールデンキングスとの大接戦を制し、3シーズンぶり三度目となるリーグ制覇を成し遂げた。
故ケビン・ブラスウェルHCの死去など、試練を乗り越え頂までたどり着いた宇都宮。興奮冷めやらぬ中、第3戦後の囲み取材で記者の質問に答えた竹内公輔のコメントを紹介する。

竹内公輔の琉球戦第3戦後のコメント
-優勝の喜びを聞かせてください
最後(ファウルを犯して相手にフリースローを与えるなど)ちょっと自分がやらかしちゃったので、プレーオフ決勝はプロ人生で結構出させてもらっていますけど、生きている心地がしないぐらい一番緊張したし、一番つらいシリーズでした。
-第4Qにギャビン・エドワーズがファールアウトして出場したときの心境は
「来たか」って感じでした。ただ、シーズン中もこういう試合を経験していて、タイムアウトのときにヘッドコーチが言っていたんですけど、年末の広島戦で、残り20秒、5点差で負けていたところを追いついたことがありました。そのときも確かギャビンが退場して、自分が出た。それがフラッシュバックしたので、その広島戦のときは勝てたので、いいイメージはありました。
準備はできていたんですけど、レギュラーシーズンと別物だったので、フリースロー2本を落とすことはシーズンでも滅多にないんですけど、自分じゃなかったような感覚でした。
-紙一重の戦いでなぜ勝利できたか
12点差ついたとき、レギュラーシーズン中にこういう試合を何回も逆転してきたので、その経験を思い出しました。前半、琉球の方が激しいディフェンス、積極的なオフェンスリバウンドで上回っていたので、なるべくしてなった12点差だと思います。ただ、自分たちらしくプレーすれば絶対に行けると思っていました。
-40歳になって優勝を経験できることについて
年齢自体は個人的にあまり気にしてないんですけど、今シーズンはけが人が多くて、レギュラーシーズンから結構試合に出させてもらっていて、ある程度貢献出来ました。この年になって自信になりましたし、同世代の人たちに「勇気をもらっています」という言葉があるだけでまた頑張ろうと思えたので、本当に素晴らしいファンの方々には感謝したいです。
