琉球に敗れた宇都宮ブレックス 比江島慎は運命の第3戦へ気合「気持ちを全面に出してやっていきたい」
フリースローを放つ宇都宮ブレックスの比江島慎©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部は25日、横浜アリーナでチャンピオンシップ(CS)ファイナル第2戦を行い、全体1位の宇都宮ブレックスは同3位の琉球ゴールデンキングスに75-87で敗戦。第2戦を終えてシリーズは1勝1敗のタイとなり、優勝決定は26日の第3戦に持ち越しとなった。

 試合は序盤、宇都宮がD.J・ニュービルグラント・ジェレットらの活躍で主導権を握ると、第2クォーターには小川敦也が2本の3ポイントシュートを決めるなど、15-0のランを披露。最大14点のリードをつかんだものの、第2Q終盤には琉球の荒川颯に3Pシュートを決められ、43-35と8点リードで前半を折り返す。

 後半、遠藤祐亮やジェレットの得点で宇都宮が再び二桁リードをつかんだものの、その後は琉球のペイントアタックに苦しみ、徐々に差を詰められていく。第4Q残り5分にはヴィック・ローに3Pシュートを決められ逆転を許すと、終盤には琉球に9-0のランを決められ、万事休す。12点差で敗れ、26日の第3戦へ挑むこととなった。

 宇都宮は第2戦では、ニュービルがチーム最多の21得点7リバウンド7アシスト、ジェレットが14得点、ギャビン・エドワーズが11得点を記録。試合後の記者会見ではジーコ・コロネルHC代行比江島慎、小川が記者の質問に答えた。

チーム最多21得点を挙げたD.J・ニュービル©Basketball News 2for1

ジーコ・コロネルHC代行の琉球戦後のコメント

ー琉球戦の総括

 試合が終わったばかりで正確な感想をいうのは厳しいですが、こういう形で、リードをとって前半を終えたんですが、後半は琉球さんにオフェンスリバウンドで圧倒されてしまって、試合の流れを変えられてしまった。ですが、これで1勝1敗のイーブンなので、次の試合に向けて戦っていきたいなと思います。

記者の質問に答えるジーコ・コロネルHC代行©Basketball News 2for1

ー第3戦に向けて

 みなさんも分かっているとおり、次の試合で勝ったチームがチャンピオンになる。(第3戦は)全ての力を出しきって、一番の集中力をもって、自分たちが持てるものを全て出しきってやっていきたいなと思います。

比江島慎の琉球戦後コメント

ー琉球戦の総括

 本当に今日(第2戦)に関しては、リバウンドに尽きると思っている。こういうのが琉球の強みだと思いますし、それをやっぱりやらせてしまった。ディフェンスの方でもローテーションのミスだったり、気の緩みだったりというところで、一瞬でも隙を見せてしまうとそこを確実に決められたし、そういう細かいところをしっかりもう一回修正しないといけない。昨日(第1戦)みたいな集中力をもう一回、第3戦に持っていければいいかなと思います。

記者の質問に答える比江島©Basketball News 2for1

ー第3戦にはどういうメンタルで臨むか

 1勝1敗なので、お互いの差というのはないと思っているし、どれだけ気持ちで勝ちたいかというところ。第3戦は本当にメンタルが大部分だと思う。正直、第2戦は相手の方がインテンシティは上回っていたと思うので、まずそこを上回っていきたい。戦術は素晴らしいコーチの方たちがいるので、そこはしっかり修正すると思うので、気持ちを全面に出してやっていきたいです。

小川敦也の琉球戦後のコメント

ー琉球戦の総括

 リバウンドの部分で試合を通してやられてしまった。後半、自分が出た時に、最後ヴィック・ロー選手に3ポイントを決められてしまった部分があった。そういう時にファウルが溜まっていないという状況も自分で把握していたので、ファウルして、一回(流れを)切ったりという、そういう細かいところを突き詰めないとなかなか勝つことができないと思う。リバウンドや、そういう細かいところを突き詰めていきたいと思います。

記者の質問に答える小川敦也©Basketball News 2for1

ー気持ちの切り替えも含め、第3戦に向けて

 負けてしまったことに変わりはないので、1勝1敗というところで最後は「優勝したい」という気持ちの強い方が勝つような、そんなゲームになると思う。気持ちの部分から攻めていきたいと思います。

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