
Bリーグ1部(B1)は18日から20日にかけて各地でレギュラーシーズンの第33節が行われ、中地区3位のシーホース三河はアウェイの浜松アリーナで同地区首位の三遠ネオフェニックスと対戦した。
19日の第1戦では出だしから三河が主導権を握り、ザック・オーガストの連続得点などで第1クォーターを25−13と大きくリードする。そのまま流れをつかんだ三河は後半も逆点を許さず、80−72で勝利した。
続く第2戦は序盤、三遠のディフェンスに苦しみリードを許す展開となるも、ジェイク・レイマンやダバンテ・ガードナー、角野亮伍らの連続得点などで流れをつかみ51−46と5点リードで前半を折り返す。後半、3Q入りに一時逆転を許したものの、ガードナーやレイマンの活躍ですぐに流れを引き戻し、89−73で勝利。アウェイで2連勝を決めた。
三河は第2戦ではレイマンが26得点、ガードナーが16得点、角野が13得点、長野誠史と西田優大がそれぞれ10得点を記録するなど、バランスの良いプレーを披露。チャンピオンシップ出場へ大きく前進し、早ければ23日のホーム川崎ブレイブサンダース戦でCS出場が決まる。三遠は今季初となる3連敗を喫し、中地区連覇までのマジックは「1」のまま変わらずとなった。
第2戦後の記者会見では、ライアン・リッチマンHCが記者の質問に答えた。

ライアン・リッチマンHCの三遠戦後のコメント
−三遠戦の総括
昨日(第1戦)に続き、いいディフェンスの努力を持てるゲームにできたなと思っています。集中力もそうですし自分たちのやるべきことっていうものをしっかりやりきれるような、三河のスタイルっていうものを見せられるようなゲームができたと思います。

−第1戦からの修正点はあったか
昨日(第1戦)に続いて、いいパフォーマンスができたと思っています。プラン自体に関しては、そこまで昨日と今日(第2戦)変わりはありません。三遠さんがよりアグレッシブに来るであろうということは想定していた中で、チームとしてゲームを通して、そこにマッチするようなパフォーマンスが出せたと思っています。このチームの特別なチームだなと感じることができました。
−三遠戦での連勝はCSに向けて自信に繋がったか
最近の試合では、長崎戦で27点差を逆転されて負ける。そして、A東京線でも終盤に勝っているところから逆転負けをする。そういう痛い負けから自分たちは学ぶことができたなと思っています。自分たちが教訓を得るような試合から、しっかり成長を続けていくっていうことが大切だと思っていますし、今後も終盤ですけど、ここからも成長できるようなチームにしていきたいなと思います。
(榊原かよこ)