Bリーグ1部(B1)名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区2位)は19日と20日の両日、ホームで島根スサノオマジック(同3位)と対戦。
第1戦、名古屋Dは連勝中の島根を100-85で破ると、続く第2戦でも5選手が二桁得点を挙げるなど、93-63と大差で勝利。チャンピオンシップ(CS)進出を決めるとともに、西地区首位・琉球ゴールデンキングスとのゲーム差を「3」とし、残り4試合での地区優勝の可能性を残した。
第2戦、名古屋Dはスコット・エサトンが19得点12リバウンド4アシスト、ティム・ソアレスが14得点、齋藤拓実は12得点7アシストを記録。試合後、ショーン・デニスHCとエサトン、齋藤が記者会見に登場し、記者の質問に答えた。
ショーン・デニスHCの島根戦後のコメント
ー島根戦の総括
こういう2試合ができたというのは本当に素晴らしいことだと思います。ディフェンスに対する集中力やエナジーを出し切ったのも素晴らしいと思いますし、特に島根みたいな強いチーム、危機感を感じる相手に、今シーズンベストな2試合ができたと思います。ここでスタンダードがセットされたので、ここから4試合のCSに向けて、このレベルで戦い続けていきたいと思います。
ー特に評価できる点
集中力とゲームプランの遂行力が素晴らしかった思います、高いレベルでそれをできた方が一番思いますし、相手の3人のメインの選手、安藤誓哉選手、(ペリン・)ビュフォード選手、ニック・ケイ選手を楽にプレーさせてないのは本当に素晴らしかったと思います。ここから先は一貫性をもって今日みたいなディフェンスを繰り返せるかどうかがキーになってくると思います。
ー次節の琉球戦に向けて
(前回の)琉球戦ではすごくいい試合ができたんですけど、それがまた今週末できるかどうかがポイントだと思います。
ーCSに向けて
チャンピオンシップのことはまだ考えていないです。今のスタンダードを保ち続けるのがキーだと思います。
スコット・エサトンの島根戦後のコメント
ー島根戦の総括
本当に大事な勝利でした。CS進出を決められたし、今日(第2戦)みたいにアグレッシブにプレーできたことは良かったと思います。
ー琉球戦に向けて
琉球はいいチームです。今年は2回勝っています。いいチーム相手に3回、4回と勝つのは難しいですけど、うちはテンポさえ上げられれば勝てるという自信はあります。みんなが勝てると信じている。まだ地区優勝も狙っています。
齋藤拓実の島根戦後のコメント
ー島根戦の総括
昨日(第1戦)に引き続き、40分間自分たちのゲームプランを遂行できたというのは勝因につながったと思いますし、直近2試合はあまり良い内容で試合ができずに2連敗してしまった。チャンピオンシップがどうなるかわからない中で、それぞれがいい準備をして、チームとしてもいい準備をして試合に臨んで2試合とも自分たちの思い描いていたゲームプランを遂行でき、チャンピオンシップを決められたのは凄く大切なこと。本当にチャンピオンシップに出るにふさわしいチームになっているのかなと思います。
ー選手間でのコミュニケーションについて
選手それぞれが少し考えすぎていた部分もあったり、心のどこかで準備がそれぞれ足りてなかったところが過去2試合はあった。自分たちがよく話しているのは、速いペースでやりたい中で、失点してしまったりファールしてしまったりで一喜一憂しているとやっぱり自分たちの流れができない。「ネクストプレイメンタリティ」という部分で過去2試合は全然できていなかったので、この終盤戦の2試合はそういったメンタルの部分がまず変わったと思います。オフェンスでもスページングの部分をしっかり話し合って、第2戦はチームとして26アシスト、第1戦では31アシスト(を記録した)。流動的なオフェンスをしたい自分たちにとって、ベストなスペーシングでプレーできたのは良かったかなと思います。
ー次節の琉球戦やCSに向けて
ホームでチャンピオンシップを開催するという部分で、残りの4試合、琉球に2つ勝つだけでは正直どうなるのか分からない部分もある。自分たちらしさを見失わずにチャンピオンシップに臨みたいので、(琉球は)西地区1位という相手として不足のないチームだと思いますし、そういった相手に1試合1試合、今回の島根戦のように目の前の試合戦って、最終的にチャンピオンシップ(優勝)を勝ち取れればと思います。