三遠ネオフェニックスが連勝で地区優勝M9に 大浦颯太「ブースターとチーム一丸になれている」
シュートを放つ三遠ネオフェニックスの大浦颯太(中央)©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)は23日と24日の両日、各地でレギュラーシーズン第27節の試合が行われ、三遠ネオフェニックス(中地区1位)はホームでサンロッカーズ渋谷(同4位)と対戦。23日の第1戦は94-78で勝利し、連敗を5で止めると、翌24日の第2戦は一進一退の展開の中、第4クォーター残り2分で三遠が逆転に成功。84-81で競り勝ち、同地区対決を連勝で終えた。

 三遠は第2戦でヤンテ・メイテンが29得点13リバウンド、大浦颯太が15得点 7アシストを記録。レギュラーシーズン15試合を残し、地区優勝へのマジックを「9」に減らした。SR渋谷はジョシュ・ホーキンソンが24得点6リバウンド、アンソニー・クレモンズが19得点を記録した。

 試合後、三遠のメイテンと大浦が記者会見に登場し、記者の質問に答えた。

ヤンテ・メイテンのSR渋谷戦後のコメント

-SR渋谷戦の総括

 本当に大変なタフな試合になった。(タフな展開を)予想して試合に挑んだというところもありますが、その中で自分たちのバスケットのスタイルを貫くということを意識してやりました。

 オフェンスが時間帯によっては滞ってしまったことがあったが、そういうときに選手の強みを生かした、この選手にこういうプレーをさせようということを人を変えながらやっていった。(それによって)突破できたかなと思っています。

記者の質問に答えるヤンテ・メイテン©Basketball News 2for1

-連敗を抜け出すためのメンタル面の変化について

 私達の中でも、もちろんどこかでは勝つっていうのは分かっていたんですが、その1勝をすることがとても大事だった。1勝すればそこから光が見えて、(その後も)勝てることがある。そういう意味でも自分たちのスタイルをしっかりやろうとしたのが今週でした。

 メンタルもしっかり準備してきましたし、今週末の試合の前にはコティ(クラーク)選手が個人的にLINEをしてきて、「今週は連勝するよ」というようなメッセージをくれた。気合を入れてくれて、みんなもそういうメンタルになりましたし、勝つっていうのはマインドセットのところだと思っているので、それがしっかりできたのが週末だったかなと感じています。

 あとは怪我人が何人かいるんですが、それを言い訳にしたくないので、しっかりとメンタルを整えて、マインドセットを持って試合に臨みました。

-終盤にはブロックショットで勝利を手繰り寄せた

 (相手のドライブの)1歩目で抜かれてしまったんですが、その後しっかり追い付けてブロックショットのところでタイミングを合わせられたので、そこは本当に良かったと思います。

大浦颯太のSR渋谷戦後のコメント

-SR渋谷戦の総括

 相手に1回リードされてから自分たちが我慢する展開の中で、また再逆転をして勝つことができた。今までやっぱり5点差など(点差を)開けられたときに自分たちの我慢ができずにそのまま離されてしまうっていう試合が多かったんですけど、一つ今日の試合で少しですけど、成長ができたのかなと感じています。

記者の質問に答える大浦颯太©Basketball News 2for1

-第1戦の勝利は自信に繋がったか?

 一つはそういった要因もあるのかなと思いますし、もう1回自分たちのバスケットがどこにあるのかっていうところを再確認できた試合でもあったのかなと。(連敗を止める)1つの勝利が大事かなと思っていたんですけど、その中で第1戦はああいった形で勝てたのが大きかったです。

-終盤のディフェンスの強度について

 我慢をする時間帯で、今まで自分たちがディフェンスから崩れてしまうっていうことが多かったので、5連敗後に反省から次に生かせた。試合の中では見てくれている方に(チームのエナジーを)感じ取ってもらえたっていうことは自分たちの一つの大きな成長かなと思う。

-終盤にはブースターの大声援で相手もFTを外す場面があった

 ちょっと前から(ファンの)声援について自分たちが試合前に話したりしている中で、ブースターのみなさんも声を出してくれるようになりましたし、よりブースターのみなさんと一緒にチーム一丸となれている感じもあります。ホームが一体になっているなと感じられる試合が多くなってきたので、他の試合会場にも負けないような会場になってきて嬉しいですし、そういった中でプレーできることは僕自身も感謝しないといけないことかなと思います。

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