Bリーグ1部・富山グラウジーズ(中地区8位)は20日、アウェイの横浜国際プールで横浜ビー・コルセアーズ(同6位)と対戦。
第1クォーターで13-20と7点ビハインドとなったものの、第2Qにクインシー・ミラーが大爆発。第2Qだけで3Pショット2本を含む18得点をあげると、一気に点差を詰め、38-39の1点ビハインドで後半を迎えた。しかし、後半はなかなか横浜BCの前にリズムを掴むことができず、点差を開けられる展開に。69-84で通算15連敗となり、73日ぶりの白星とはならなかった。
富山は24得点のミラーをはじめ、マイルズ・ヘソンが11得点、新加入のジョナサン・ウィリアムズが16得点と外国籍3選手が2桁得点をあげたものの、3Pショットの成功が16本中3本のみ(成功率18.8%)と苦しんだ。また、横浜BCにオフェンスリバウンド16本を含む50リバウンドを許したことなどが結果に響いた。
試合後、桜木ジェイアールスーパーバイジングコーチとクインシー・ミラーが記者の質問に答えた。
桜木 ジェイアールSVCの横浜BC戦後のコメント
-横浜BC戦の総括
入りのところでスロースタートだったが、2Qで巻き返すことができ、1点差で前半を折り返すことができたことはすごく良かった。カムバックできた要因としては、ディフェンスを高いインテンシティでできていたことが挙げられるが、3Q、4Qは一貫してできなかったことがよくなかった。オフェンスでは、ターンオーバーあたりのアシスト数がそんなに良くなかった。オフェンスでは明確なアドバンテージを作り出していくことが、今後大事になってくると考えている。
-選手のプレータイムについて
新しい選手も入ってきている中で、誰がフィットするのか、どういうラインナップがフィットするのかを試している状況なので、メンバーは試合ごとに変わっている。その中で、今日は2Qのところのメンバーが良かったので、そのメンバーを中心に起用をした。
-昨シーズンは4月と5月で7勝を挙げてB1残留を果たしたが、連敗脱出・B1残留に向けて必要なことは
1試合1試合しっかりとやることが大事で、今は長期的な目線では見ることができないので、目の前にある試合をしっかりと戦っていくことが大事だと考えている。
-相手に多くのオフェンスリバウンドを許したことについて
若い選手が多い中で、体力が尽きたというわけではなく、その時の集中力が欠けており、ボックスアウトができておらず、ボールウォッチャーになってしまった部分があったことで、特に後半相手に多くのオフェンスリバウンドを許してしまった。
-B1のレベルについては、自身がプレーをしていた時期と比べて上がっていると感じるか
もちろんです。特にハンドラーのところでレベルが上がっており、いいPGが増えたと感じる。他の選手に対してもスペースを作ったり、うまくプレーをできるようにしている。
クインシー・ミラーの横浜BC戦後のコメント
-横浜BC戦の総括
1Qに相手がすごく入り方がよく、3Qは特に相手がうまくプレーをしていて、それで自分たちがうまくいかなかったと感じている。
-2Qの自身のパフォーマンスについて
アグレッシッブにプレーをして、その中でコースが空いていたりしていたので、それをしっかりとついて、点を取りに行くことができた。
-今後チームとして成長が必要な部分
ディフェンスでうまく行かない時間帯が多かったので、そのような時間をなくして、全員が一緒になってプレーをしていくことで、より良くなっていくと思う。チーム一丸で戦っていきたい。