信州ブレイブウォリアーズがアルバルク東京から史上初勝利!17得点前田怜緒「40分間やるべきことにフォーカスしていた」
チームをけん引した前田怜緒(左)©Basketball News 2for1
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 Bリーグ1部(B1)の信州ブレイブウォリアーズは2日、ホームのホワイトリング(長野県長野市)でアルバルク東京と対戦し79-67で勝利。詰め掛けた2811人のファンに今シーズン初の白星を届けた。

 前日の第1戦ではチーム史上最多3889人のファンが見守る中、第3クォーター(Q)まで7点のリードを保つも、第4Qに失速。優勝経験のあるA東京のエース田中大貴や新加入のジャスティン・コブスらの攻撃が止められずに逆転負けを喫し、惜しくも勝利にあと一歩届かなかった。

 その悔しい敗戦から一夜明けての第2戦では、堅い守備や18本中10本成功と3ポイントシュートが高確率で決まったこともあり、12点差で勝利。B1昇格後5連敗していたA東京相手に信州が勝利することは練習試合などを含めても初めてであり、今シーズンへの期待が高まる形で開幕節を閉じた。

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試合を決めるビッグショット「めちゃくちゃ嬉しかった」

 第2戦では出場した選手全員が持ち味を発揮して初勝利に貢献したが、その中でもチーム加入2年目となる前田怜緒のパフォーマンスは目を見張るものがあった。

 この日の前田はチームで最長の27分36秒のプレーし、チーム最多となる17得点をマーク。序盤からA東京の田中に対して見せた激しいディフェンスやリングへの積極的なアタック、4Qでは残り1分35秒で沈めた3ポイントシュートを含む8得点をあげるなど、攻守で勝利に大きく貢献した。

 試合後の会見で前田は「昨日の試合(第1戦)は38分ぐらいまでは自分たちのペースでやれていたが4Qの大事なところで相手がどうこうではなく、僕らがフォーカスできなかった部分や止めなきゃいけない選手を止められなかった」と第1戦の敗因を分析。38分できても最後の2分できなかったら意味はない』ということを1戦目の後や2戦目が始まる前にもコーチが言っていたので、40分間やるべきことにフォーカスすることを意識していた」と40分間やるべきことを遂行する重要性について語った。

終盤での活躍も光った©Basketball News 2for1

 終盤で決めたビッグショットについては「めちゃくちゃ嬉しかったです。すごくドヤ顔してしまったんですけど」と笑顔。その場面では、勝久マイケルヘッドコーチ(HC)は「他の(プレー)をコールしようかと思っていた」という。「本人が自分のプレーをコールしたので、『OK』といってやらせました。1対1からビッグショットを決めたりしてくれたので、それぐらいの自信を持ってやってほしいです」と前田の活躍に目を細めた。

会見で前田の活躍について語る勝久マイケルHC©Basketball News 2for1

垣間見えたメンタル面の成長 「コミュニケーションを取ることは日々成長に繋がる」

 昨シーズンは「試合中とか特に熱くなってしまい、周りが見えない状況がすごく多い試合があった。そういうときに周りの人たちに与える影響がすごく大きく悪い部分がたくさんあった」と語る前田。今オフシーズンには特にメンタル面の強化に取り組んできた。

 この日は試合前から積極的に多くの選手と話してコミュニケーションを取り、試合中にはチームメイトに声をかけ鼓舞するシーンが多く見られた。

 「去年は(加入1年目で)自分のことで精一杯だった。自分の世界に入っている時間が多かったので、なかなかコミュニケーションを取る機会がなかったんですけど、試合前に些細なことでもコミュニケーションを取ることは日々成長に繋がると思う」とコメント。勝久HCも「笛がどうなってもやるべきことに集中し続けて、いい状態でいてくれた」と前田の精神面の成長を称えた。

勝久HCチームを称賛「マイルストーンの1つ」

 チームを勝利へ導き、この試合のMVPに選ばれた前田は「多くのお客さんが入ってくれることで選手もモチベーションになる。来週(群馬クレインサンダース戦)も試合があるので、また4000人くらい入ったらいいな」と呼びかけ。続けてアリーナMCの三井順さんに促され、前田自身が出演しているCM内のセリフ「信州は俺が背負う」の一言でインタビューを締めくくり、会場全体を沸かせた。

 開幕戦でA東京を相手に1勝1敗と好スタートを切った信州。勝久HCは「1勝でオーバーリアクションしてはいけない」としつつも、「マイルストーンの1つではあると思うので、大きい」と強豪からの勝利を評価。「我々は日本一を目指しているので、当然(競合チームにも)勝っていかないとCS(チャンピオンシップ)にも行けないです。ただ、昨日(第1戦)の負けは悔しいので、強豪チーム相手に2連勝できるような力を今後つけていけたらというふうに思っています」と長いシーズンでのさらなる成長を誓った。

(芋川史貴)

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